盛岡市高松2丁目でチェロ教室を開いています。丁寧で楽しい指導をこころがけております。 基本的なところで躓いている方、もっと上を目指したい方、大歓迎です。


使用する主な教材

・サポージニコフチェロ基礎教本:チェロに慣れること、1stポジションと4thポジション をマスターすることを目的とした練習曲集です。全くチェロをやったことのない方や、 基礎をきちんと学びたい方にはこの曲集から始めていただきます。

・Mooney "Position Pieces for Cello Book 1,2" : ポジションの練習をするための曲集です。一曲半ページとか一ページ程度の短い曲で、各々のポジションとそれまでに学んだポジションをつなぐ練習をします。脳内に完全な指板マップを作ることが目標です。これが終わったらドッツアウアーに進むことができ、アマオケなら大きな迷惑をかけずに弾けるようになります。

・Piatti "Violoncello-Method": 後に紹介するCaprice とは異なります. 絶版であるのか、楽譜屋さんでも通販でも見たことがありません。有名なCaprice ではなく、ウェルナーやMooney のような、ポジション練習のための教則本です。ウェルナーと違って、課題となっている曲が音楽的なので、弾いていて楽しいです。このような教則本があるのに、ウェルナーを使うことが多いというのは理解に苦しみます。IMSLPで入手することができます。 うちでは,サポージニコフの次にこれかMooney をやるのが標準コースです. 個人的にはPiatti の方が美しい曲揃いだと思います.

・Feuillard "Daily Exercises ":ピアノでいうと、ハノンにあたる練習曲集です。 左手の敏捷性と強さを鍛えるためのもので、題名通り、(できるだけ)毎日やってほしい 練習曲集です。

・ドッツァウアーチェロ教本第二巻:オーケストラの曲は、このレベルの練習曲をマスター しておけば七割方弾けます。1stから4thポジションの訓練用で、典型的な音型や指使い を身につけるためのものです。

・S.Lee "Melodic Etude" :その名の通り、旋律線の割と美しい曲を集めた 練習曲集です。ヴィブラートの練習や、右手の練習のために使います。

・Duport "21 Etudes for Violoncello ": 非常に有名な古典的練習曲集です。ドッツァウアーチェロ教本が終わってしばらくしてから取り組みます。これが全て弾ければ、19世紀の曲を弾く際の技術的困難はなくなります。最近、ベーレンライター社から出版された版にはオリジナルの楽譜についていた(この練習曲集は元々、Duport の書いたチェロ教則本の最後を飾る作品です)第二チェロパートもあり、二重奏にして弾くとその美しさが際立ちます。

・Piatti "12 Caprices Op.25":ヴァイオリンでいうと、パガニーニのカプリースにあたる曲集です。 パガニーニほどは難しくないのですが。ある程度弾ける方には是非挑戦していただきたい 曲集です。

・Popper "High School of Violoncello Playing Op. 73": チェロ弾きにとって避けて通れない練習曲集です。左手が指板全体を動き回り、臨時記号も山のようにあり…ということであまり愛されていない曲集ですが(塾長も、難しい割に役に立たないという先入観を持っていました)、実は素晴らしい練習曲集です。一曲一曲は短く、しかも練習テーマがはっきりしているので取り組みやすく、音の並び方は常識的で繰り返しも多いので譜読みは難しくありません。丁寧に取り組めば、いつの間にか色々なことができるようになっていることに自分でも驚くはずです。

・Grutzmacher"Technology of Violoncello Playing Op. 38" :前半12曲はドッツァウアーチェロ教本とDuportの練習曲集 の間くらいのレベルです。後半12曲は超絶技巧練習曲集としかいいようのないもので、音大生でも 全曲こなせる方はごくごく一部です。




上記の練習曲集以外に、バッハの無伴奏を含む、色々な曲を組み合わせてレッスンをしてゆき ます。



月謝

一回一時間のレッスンで一回4000円です.



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