6/30(土)

夜はクラリネット五重奏の練習。 今日もチェロはダメだしを食らい続けたのであった。

帰り際、カルテットメンバーはうちの台所に慣れているのだが、 クラリネットのお姉さんはうちに来るのが まだ二度目で慣れていないらしく、一言「これはすごい」。
確かに結構すごいかもね。

6/28(木)

そう言えば昨日のドレスコードは、黒シャツ黒スラックスだったんだが、 どうしても黒シャツが見つからずに白シャツで出演してしまった。 今日探してみてもやはり見つからない。一体あんなものがどこに行ったんだろう。


盛岡に来て初めてNHKの集金の人が来た。 テレビないから「テレビありません」と言ったら素直に引き下がった。 「テレビありません」と言って本当にないお宅はほとんどないと思うので、 うちは受信料を本当の意味で払う必要のない数少ない家なのだ。
地上波で見たい番組はほとんど全くない。ネットで見られるNHKアーカイブのクラシック関係の ものやスポーツ中継をもっと拡充してもらえればとてもありがたい。 そうすればちゃんと金払って合法的に見るのにね。出版業界もそうだけど、 がつがつ前向きに仕事をしないから儲からないんでしょうな。 電子書籍も、質の高い番組の有料配信も、 きちんとやればちゃんと金になるんじゃねえかと思うぞ。


毎週楽しみにしていた落語ポッドキャストの 司会をしていた塚越孝氏が亡くなった。ポッドキャストも 抹消されてしまっている。なんだかとても残念だ。

6/27(水)

本日の音楽教室は、結局親切な方が車に乗せてくださったため、 電車で行かずにすんだ。感謝。

会場が寄木小学校だと聞いていたのに、行ってみたら「ここじゃなくて、 もうちょっと先の公民館です」と言われた。嗚呼連絡不行き届き。
会場はとてもきれいな体育館だった。音の響きも大変よろしく気持ちよく弾けた。 でも、暑かった。ちょっとくらくらしたので、休憩中に首回りを冷やしたら よくなった。多分熱中症寸前だったんだと思う。汗をかくほど暑くはないけど、 暑さを強く自覚するときに時々こういう感じになる。

今日は10mmのエンドピンを二本持っていって、隣のチェロ弾きに貸してあげた。 塾長はチェロに関しては相当なお節介なのだ。こういうちょっとしたパーツを替えるだけで えらく音が変わったりする。実際、最重量級のピンをつけたときは 本人も響きが変わったことを自覚するぐらい音が変わったようだし、 チェロセクションでピンを交換しているのを知らなかったヴァイオリンの方は 「リハーサルと本番で音が全然違う。なんで?」と思っていたようだ。
東京で習っていた先生が、ペルナンブコのテールピースにしたときに しつこくワシにそれをすすめた理由も少しわかるような気がする。 先生がしつこく言っていた 「こんなもので音が変わるとは思っていなかったが、本当に反応や音が変わるのだ」 というのはワシの実感でもある。だから、多少なりとも自分の楽器を改善したいと 思っている人々は貪欲にそういう新しいものにチャレンジしたらいいと思う。 駒や魂柱の調整と違って、エンドピンの交換自体は素人でも簡単にできる。


帰ってきてからAちゃんの授業。たまたまAちゃんも陸上練習で疲れていて テンションが低かったので丁度よい感じだった。塾長はテンションの高いときの Aちゃんに対応できるほどの体力が残っていなかった。 昼間に演奏会、夜に塾はもう無理だな。

6/26(火)

明日は八幡平市寄木小学校で音楽教室。 現地集合現地解散で、片道電車一時間。 都会に住んでいると片道一時間なんて屁でもないんだが、 何せ電車の本数の少ない田舎なもので 正直面倒ですわ。そもそも、最寄りの駅から どうやって行けばいいのかがわからん。

電車で一時間かかるところにタクシーを使ったら何万円ぐらい取られるんだろう。

6/25(月)

kindle の問題点を発見した。 面白いと塾長が思った本を生徒に「読め」と言って無理矢理貸し出すことができないのだ。 kindle ごと貸すと自分が読みたい本も全部持って行かれることになる。


すごくいい天気で爽やか。これだけの快晴で気温22度なんて理想的だ。


先月のガス代を入金し忘れていたらしく、二ヶ月分の請求書が届いた。 でも「二ヶ月未入金でガスを止めなければなりませんので、よろしくお願いします」 はちょっと違うと思う。「止めなければならない」だと、誰か別の人の命令があって そのために不本意ながら止める、というニュアンスになる。 そうじゃなくて、金を払わない奴にはガスは供給してやらぬ、という主旨の 通知なのだから「ガス供給を停止いたします」であるべきだろう。 責任の所在が曖昧な文章は嫌いだ。

6/24(日)

朝の惰眠をむさぼりながらホメロスの「イリアス」を 読んだ。ヘクトルがアキレスに討たれるあたり。 「ゲーデル・エッシャー・バッハ」に登場するアキレスと亀の寓話のイメージで、 アキレスは体力だけはあるけれどちょっと頭の回転は鈍い、でも 愛すべき性格の人物だとばかり思っていた。

いやいやとんでもない。命乞いをするトロイ兵を無慈悲に殺しまくり、 「ワシの死んだあとは敬意を持って弔ってくれ」というヘクトルの 願いを一蹴し、遺体をヘクトルの家族の見ている前で市中引き回しにするとか、 めちゃくちゃだわ。
だらだらと戦闘シーンが続く「イリアス」も ほぼ読み終わったが、なぜ同じような内容が延々と繰り返される この物語がそんなに有名なのかが全然理解できない。読んでるとすぐ眠くなるので、 寝床の中で読むのには最適だけど。


夕方、近くの教会で行われているレッスンを見に行った。 天井が高いのでもう少し響くかと思ったが音響はデッドだった。 ピアノと一緒に弾くにはいい感じかもしれない。


新しいエンドピンをチェロ教室の生徒さんにも試してもらおうとしたら、 生徒さんのチェロのエンドピンソケットを壊してしまった。 弁償だがや。せっかくなので、しっかりしたいいソケットにしてもらってください。

6/23(土)

最近原典版がブームなのか知らんが、 チェロの教則本や練習曲がヘンレやベーレンライターから 出るようになっている。ピアッティがすっかりぼろぼろになってたのと、 グリュツマッハーの第一巻がばらけてたのを思い出して新しい原典版を 購入した。ピアッティはヘンレで、グリュツマッハーはベーレンライター。
どちらも練習曲なのに(ピアッティはカプリースという名前になってるけど) 譜めくりがしやすいように編集されていて、さらに折りたたみページもある。 すげえ念の入れようだ。さらにグリュツマッハーに至っては、 別冊の解説までくっついている。一通り読んだところでは、歴史的な お話と、各練習曲の練習法についての示唆が書かれているようだ。 どちらも大した内容ではないので、別冊なしでもう少し安くしてくれたほうが ありがたかったな。グリュツマッハーの前半(第1曲から第12曲)は学生時代に やらされたが、あまりいい思い出がない。あまり好きになれなかったので、 とにかく必死に練習してできるだけ早く終わらせた記憶がある。 改めて譜面を眺めてみると、なぜこんな曲を止まらずに弾けたのか(もちろん、 めちゃくちゃな弾き方ではあったが)、 すごく不思議な気がする。若いってのは素晴らしい。

今欲しいのはデュポールとポッパーとドッツァウアーの原典版。 特にデュポールがちゃんと二重奏版で出てくれるととても嬉しい。


Rちゃんは最近数学がわかるようになってきたらしい。 よかったよかった。三角関数の合成は加法定理と見比べる癖をつけておけば いつでもどこでもできるのだ。

6/22(金)

散髪してきた。やっぱ夏はすっきりと短くするに限る。


エマーソンカルテットのチェリストがYouTube で 練習の仕方を公開している。これが素晴らしく面白い。 チューナーやメトロノームを使った練習の仕方なんかもあって 非常に示唆的である。これは音楽やる人は是非時間のあるときに 見て欲しい。一つが数分で、全部で100個。Cello Talk で 検索すればすぐ出てくるよ。

6/21(木)

今日の晩ご飯は子持ちししゃも。12尾で100円也。


換気扇の蓋が開かなくなった。嗚呼迷惑。

6/20(水)

台風は過ぎたはずなのに、全然天気はよくない。 でも、涼しいからよしとしよう。


エンドピンを2本購入した。いずれも直径10mm で、 軽いカーボンと、重量級のタングステン入り真鍮のやつ。 8mmのカーボンは持っているのだが、細すぎてヴィブラートをかけると しなってしまう。気持ち悪いのでもう少し剛性のあるはずの10mmをゲットしたと。 10mmだと安定感があって、音も少し太くなったような気がする。
タングステン入り真鍮は音の伸びが素晴らしくすごい音が出るんだが、 これまで聴いたことのないようなびびり音も出る。 どうやら、楽器内部に残っている部分が共鳴してしまうようだ。 エンドピンをどのぐらい出すのかによってびびり音の音程と質が変わり、 楽器内部にほとんどピンが残らないぐらいピンを長く出すとびびり音がなくなる。 あと数センチ短くしてもらうといい感じになるのかもしれない。

こうやってエンドピンばかり増えてゆく。何やってんだか。


Aちゃんの英語プリントは、少しずつ長文を入れるようにしている。 んだが、何せまだまだ文法知識が少ないので、まともな長文を 作ることができない。それで、普通の意味でつじつまの合った長文を作る のはあきらめて、シュールで笑える(Aちゃんがという意味で)のを でっち上げることにした。
現在のシリーズは「宇宙人が来た」シリーズで、なぜかAちゃんの 家に来た宇宙人のアルバートが、Aちゃんやそのご家族とこれまたなぜか 英語でわけのわからん会話をするという、意味不明な物語になっている。 そう言えば以前でっち上げた長文問題では、Aちゃんの家に 妖精がやってきてAちゃんをからかうという設定になっていた。 よくよく考えると、人間じゃないものばかり登場させてごまかしているなあ。 まあ、Aちゃんは大笑いしてくれているのでいいことにしよう。

6/18(月)

今朝散歩をしていたら、ゴミ収集車が空き缶とペットボトルを まとめて(ぐぃーんといいながらゴミを押しつぶすタイプの収集車) 放り込んでいた。

だからさ、ゴミの分別なんて無駄な作業をせずに全部燃やしちゃいなよ。 しかし、収集の現場で資源ゴミを混ぜているとは思わなかった・・・

6/17(日)

日中は蒸し暑かった。夜は少し涼しくなっていて散歩にはいい感じだった。


湿度は70%近かったがLuigi は絶好調だった。毎日ガリガリ弾いていると、 あまり天候には左右されずに好調を維持できるらしい。 最近は平日に時間が取れないことがあるので、土日の方がLuigi の調子はよい。 昨日はYJ君に「あの爆音楽器にかなり近づいてきた」とも言われた。

こないだ家の中を探検していたら、「チェロノート」なるものを発見した。 某高校でバイトをしていたとき、柔道部の子供達が日々の練習 についてノートを書いて監督に提出していたのを見て、自分でも日々の練習記録を つけて反省してみようと思ったのだ。
2006年に始まり2009年の夏頃まで、割と丁寧に日々の練習記録とちょっとした発見や 課題が書いてある。それなりに面白く読めて、それなりに役立つので再開することにした。 そしたら今日のニュースで、サッカーの本田選手が「サッカーノート」なるものを 書いていると知り、自分もまだまだ上手になりたいと思っていて、おそらくなれるんだろう と思って嬉しくなった。

6/16(土)

しつこいようだが何度も何度も書くぞ。 原発の再稼働が問題なのは、原発の安全性が問題なのではなくて、 事故が起きたときの対策が全くできていないことが問題なのだ。 大量の難民を国内に発生させるという最低の状況を作っておきながら 一ミリも反省していない。福島県民の苦労は全くの無駄になったわけだ。
このままでは福島の事故が起きる前の状態に逆戻り するだけだ。次の事故を防ぐ方策も次の事故が起きたときの対策も何もない。 地震でどの程度配管が破損したのかという検証もろくにできていないのに、 津波対策のみでよしとする感覚はまさに白痴のそれである。

塾長はこのようにデタラメな決定に関わった連中を断じて許さない。 首相や福井県知事や経産省や 利害関係者の連中はとっととくたばって地獄に落ちて欲しい。


梅雨に入ったのかも。Luigi の目覚めまでの時間が少しかかるようになってきた。 やはり乾燥している時期は目覚めがよく、梅雨はいまいち。 塾長の目覚めは最近とみによろしい。日の出とともにおはようさん、て感じ。

6/15(金)

金曜日が終わるとちょっとほっとするような気になるんだが、 よくよく考えると生徒が来ている時間が一番長いのは土曜日だったりする。 貧乏暇なし。


予備校の夏期講習は石原学舎優先のためほとんど入れませんと お伝えした。そしたら最終タームで東大英語を担当することになった。嫌がらせ?
塾長の感覚だと最上位のクラスは専任講師が担当すべきだと思うんだが、 どうやらそういうことにもなっていないらしい。しかし、塾長にやらせるなら 東大英語ではなく東大数学や東大物理だろう・・・専門性を盾に 数学や理科を(英語に加えて)受け持たせてもらえないにもかかわらず、専門でもない英語で 東大英語ってどう考えても矛盾してるわ。


涼しい。朝は寒い。

6/14(木)

午前中は再来週の音楽教室(八幡平の小学校らしい)の練習。 AKBの曲が去年よりも随分上手に弾けるようになってしまったのが 屈辱的だ。

「裏板が鳴っていない」というのがどういう状態なのかよくわからない。 肋骨や頭蓋骨に振動が伝わるという意味なら、以前使っていたLeonhardt でも 感じていたし、Luigi はさらに振動が大きくてC線だと一瞬めまいかと思うぐらい よく振動する。でも、裏板が振動していることと音がよく出ていることの間に 関係があるのかどうか、いまいち確証がない。というか、 そんなことを気にして音を出したことがない。


昨日ラジオを聴いていたら竹中平蔵がしゃべってた。 「社会保障費は所得再分配目的なので消費税ではなく所得税でやる」 「原発については漸次削減を原則にしつつ、きっちりと対策を とらなくてはならない(が現政権は全く何もしていない)。 野田さんや知事が責任とるって言っても、誰も絶対責任なんて取れないでしょ」 ってあんた、こないだ森永卓郎が言ってたことと同じじゃん。
普段は全く意見の合わない二人が同じこと言ってるのは異常事態だぞ。 しかも二人とも異口同音に「野田さんは民主党をぐちゃぐちゃにしたあとで 自民党に入るんでしょうね」と言っている。ホンマですか・・・正気ですか・・・

6/12(火)

消費税は上げません と言いながら消費税を上げ、消費税は社会保障費に使うといって「一体改革」なるものを推進 しておきながら「やっぱ別々にやります」、安全確認してから 原発再稼働といいながら何も対策せずなし崩し的に再稼働、 権力の座についたら何でもありですな。

民主主義という制度の限界を感じ、ここまで来たら 暴力という手段が必要なのではないかと思うようになっている。 幸い首相は「命をかけて」政治をなさっているようなので、 命を落としても思い残すことはないであろう。


このはちゃめちゃな事態を見ながら、落ち着いた様子で 権力側に同調した記事を書き続ける大新聞に災いあれ。 あなた方にはもう未来はない。


結構涼しい日が続く。散歩にはもってこいだ。

6/10(日)

今日は一人も来客のない日だった。いや、珍しい。 ゆっくり授業準備をして、チェロを弾いて、gyao で 「ルパン三世」を見た。
しかし、ルパン三世でフロイトが出てくるとは思わなかった。


高校3年生の英語ゼミは一高生が二人なんだが、 文法についても読解についても作文についても 間違い方の傾向が極めてよく似ていて面白い。 一高の教育が一貫しているということなのだろうか。

ちなみにこないだの自由英作文の問題は「宝くじで一千万円当たったら何に使うか」 というものだったが(これ、ほんとに国公立大学の問題なのです)、 二人とも旅行で使い果たすということを書いていた。
別に自由英作文だからネタとしてはどんなものでもいい。 しかしながら、人としてもう少し慎重な金の使い方があっても よいんではないかと思うのだ。

6/9(土)

関電の電力が15%足らないらしいが、 大飯原発を動かすだけでほんとに足りるようになるのか。 大飯原発だけで足りるなら、関電管内の原発は二つで十分てことなのか。
算数がよくわからん。


今日は11月演奏会のクラリネット五重奏初合わせ。 色んな意味で「お久しぶり」って感じ。 まずは様子見であります。クラリネットがしっかり吹いてくれてるから それを頼りにして弾けばよかろう。

6/5(火)

暑い。爽やかではあるが、暑い。


政党政治ってなんなんだろう。
政治生命をかけて公約と正反対のことをするってなんなんだろう。

選挙をするのはもう無駄だと思う。 古代ローマかどこかみたいに、くじ引きで議員を決めてもいいんじゃないか。 裁判員ですらくじ引きで決められるわけなんだから、議員だってできるだろ。

6/3(日)

大学の飛び級入学・卒業は結構なことだと思うが、 それに値するような優秀な学生にとって高校や大学の卒業資格などというちっぽけなもの は何の意味もないから制度化する必要は全然ない。


今日の夕方は愛宕下の喫茶店でチェロを聴いてきた。 チェロは昨日と同じ植木さん。
会場は木造の古い民家を改造したもので、父方の祖父母の家(すでに壊されている) と塾長が以前住んでいた向丘の下宿を足して2で割ったような雰囲気だった。 由緒正しく、少しばかり怖い、昭和のおうちだ。木造住宅の、 影絵や日本昔話を思い出させるあの雰囲気には独特のものがある。

植木さんのチェロはフランスのミルモン作なんだそうな。以前啄木賢治青春館 で弾いたのと同じだ。目の前で聴くと音圧が結構強くて耳が疲れたので、 二曲目からは廊下で聴いた。本人曰く「堤先生のモンタニャーナは 近くで聴くとそれほどでもないが、遠くではよく鳴っている」と。 塾長の感想は正反対で、堤氏のモンタニャーナは去年も一昨年も、 ホールで聴くとぼわん、というかぼこぼこ、という感じでいまいちだった。 公開レッスンの時目の前で聴いて、そのときは素晴らしい音に驚いた。
逆にホールで聴くと、むしろミルモンの方がしっかりと音が通っていたように思う。 盛岡では堤氏の調子が悪かったのか、塾長の耳が壊れているのか、どっちかだな。

帰ってからLuigi を弾くと、ミルモンのような音圧はなく、雑音が多い と感じる。この1年半で随分安定してきたし、随分慣れてきてはいるが、 まだまだこれからだね。

6/2(土)

夕食はRちゃんに教えてもらった 4号線沿いの台湾料理店に行った。 「チャーハンがてんこ盛りです」 と聞いていたが、まあ、話半分ぐらいに理解していた。
それでエビチャーハンと野菜炒めを頼んだのだが、 出てきたのを見てびっくりした。いやはや、 これが自分の胃袋に収まるとは考えにくい分量だ。 学生時代の塾長なら大喜びするところだったろうが、 胃袋が縮んだ上に健康志向になったため、正直これは 残さざるを得ないであろうと判断した。
やはりと言うべきか、チャーハンは食っても食っても減らない。 とりあえずぷりぷりのエビだけは残すまいとして5尾とも食った。 野菜炒めも、これでもかと言うほどキャベツともやしがてんこ盛りになっている。 こちらも食っても食っても減らない。 そうこうしているうちに気分が悪くなってきた。5分ほど休憩して 胃袋を整えた。そしたらなんだかいくらでも食べられるような気がしてきて、 結局完食してしまった。

塾長の外食の選択肢が一つ増えた。今度からは一品だけ、もしくは 定食一人前だけ頼むことにしよう。 ちなみに味は十分合格点であった。ガッツリ食べたい人と若者には絶対お勧め。


夜は桐朋の現役とOBOGの演奏会を見てきた。 植木さんというチェロ弾きがラフマニノフのチェロソナタを弾いたのぢゃ。 塾長はラフマニノフのソナタを実演で聴いたことがなくて、是非一度どんな 感じか聴いてみたかったのだ。
県民会館の中ホールは、舞台で弾いていると自分の音がよく聞こえなくて 大嫌いなホールだ。でも、今日ぐらいチェロの音がよく出ていれば、 ピアノの響きがにごらないのでなかなかよい。 マリオスの小ホールだと、ピアノの音は完全に飽和してしまって 細かいテクスチュアは全く聞こえなくなる。
植木さんのチェロはレガートが大変美しく、弓先でも音が抜けることなく 息の長い音楽になっていた。

帰ってからしばらくチェロを弾いてしまった。

6/1(金)

爽やかな一日だった。午前中は予備校だったが、 ほんとは外でぶらぶらしたかった。需要と供給の 脱シンクロ化が進んでいるとはいえ、対面式の授業では さすがに脱シンクロ化をすすめるわけにもゆかぬ。


ポッドキャストで快楽亭ブラックの落語を見た。 初めて見た噺家さんであったが、間の取り方も上手だし、 新作落語なのに粗雑な感じがないのが素晴らしい。 ちょっとおすすめ。


大飯原発は再稼働するようだ。 政府と関西広域連合のすったもんだは茶番以外の何物でもない。 なぜ近隣の自治体が再稼働に反対するのかを政府の連中は ちゃんと分析すべきだし、再稼働のどこが具体的に困るのかを 自治体の連中はきちんと説明すべきだった。結局、 なし崩し的に再稼働が認められて、これから別の原発も 動き始めるのだろう。この国では論点をはっきりさせてものをいうという 基本的作業ができる人間がほとんどいないようだ。橋下氏も、なんだかんだ言って 原発反対で目立って点数稼ぎできればいいと思ってただけなんだろう。 せめて、今年の夏場に原発で時間稼ぎしている間に、東電のように ガスタービンの発電所を増設せよ、ぐらいのことは言えよ。

原発の再稼働が困るのは、事故時に広範囲の影響が出るにもかかわらず、 それに対する備えが全くと言っていいほどないことだ。あんな事故を起こしておきながら、 電力業界は対症療法的な対策しか行っていないし、補償自体も遅々として進まないし、 反省もしていない。この状況が安全じゃないと多くの人々は感じているのだ(多分)。 これは原発自体の安全性の問題ではない。
それに、森永卓郎氏がこないだラジオで「動いてても動いてなくても危険性は 変わらないから動かしちゃえ」みたいなことを言っていたが、 動いているのといないとでは危険性は全然違う。4号機の爆発は3号機から の可燃性ガスのせいであり、ぶちまけた放射性物質の量も4号機のものは稼働中であった 1〜3号機のものより少ない。4号機が爆発したのはひとえに配管の設計ミス だと思う。

何もかもうやむやで、突っ込む人間も問題点を理解しておらず、 関西も終わってるわ。

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