塾長雑記帳12年2月

2/29（水）

ウォーキングを始めたはいいが、足が痛い。やはり足に合った靴を買わないとだめっぽい。健康にはお金がかかる。

Aちゃん「せんせを最初に見たのは演奏会だったんだよね」
塾長「へえ」
Aちゃん「舞台にいるときは真面目そうで、優しそうなおじちゃんだと思ったんだけど」
塾長「思ったんだけど？」
Aちゃん「来てみたらこんなんだったと」
塾長「こんなの、ですか・・・」
Aちゃん「きゃはは」
塾長「・・・」
Aちゃん「ところで掃除することある？」
塾長「一ヶ月に1回か二回かな・・・」
Aちゃん「あたしは年に一回だね」

Aちゃんが石原学舎に過剰に適応している理由がよくわかった。
帰り際、にんにく玉をかじりたいと言いだしたAちゃん。実はYJ君がこないだ来たとき帰り際ににんにく玉をかじっていった。うちで最も面白い生徒さん二人が、同じことを考えているというのが感慨深い。

2/28（火）

燃えるゴミを出し忘れた。

久々に散歩した。確かに体が少し軽くなった。

2/27（月）

血圧計をケーズデンキで買ってきた。最近の血圧計はパソコンにつないでデータを管理できるらしい。すげえな。

京大数学のどんぴしゃ問題は以下の通り。

これが京大の問題。

これがうちのテキストの問題。

残念ながら、一年以上前に採り上げた問題のため生徒はおそらく忘れていたであろうし、しかも配点は小さくて、しかもやったことなくても出来たであろう簡単な問題だった。

今年の化学の問題はセシウムさんがやたら多い。東大も京大も東北大もセシウムがでている。タイムリーなのか、ただただ無節操に流行を追いかけているだけなのか。問題自体の掘り下げはどれも浅い。

今年の京大入試は数学も理科も大学レベルのものや、高校では扱わない題材をネタにしていたものがいくつかあった。
理系数学の第4問はガロワ理論からとっているし、第6問は高校では全く扱わない連分数が背景にある。
物理は何と一般相対論における赤方変位とGPSの原理についての問題が出た。それほど難しくはないが、見たことのない一般論と、現実に用いられているGPSの話を総合したゴージャスな問題だった。素晴らしい。化学はちょっと前までのアホみたいに大量の問題でなくなり、まずまず自制の効いた問題だった。予想通りアミノ酸とペプチドがでて、平衡の問題も直前にやったようなものだった。

まずは取り組むに値するよい問題でよかった。

2/26（日）

今年の京大理系数学の問題に、うちのテキストの問題からどんぴしゃ同じ問題がでちゃった。弱小零細塾でも頑張ってるのね。

2/25（土）

ホルター心電図の結果が出た。今回はちゃんと不整脈をキャッチできた。生命に関わるものではないということでありまずは一安心。で、頓服の薬をもらった。気にならないようにということで安定剤。
それよりも血圧が問題だ。ということで、近々ケーズデンキで家庭用血圧計を買ってくるぞ。

今日は国公立の二次試験の日。予備校の解答速報を待っているのだが、まだ発表されていない。今年ほど問題が気になる年はなかった。早く自分で解いてみたい。

「雨にも負けず」の伴奏の話はようやく昨日連絡があった。今日頼んで明日出演できるような人ばかりではないということを知ってもらうにはどうしたらいいのだろう。自分よりずっと年上の人々に、話を持ちかけるならある程度時間的余裕を持って、相手の仕事の都合なども勘案してくれと伝えるにはどうしたらいいのだろう。
そんなややこしいやつにはチェロを弾いてもらわなくて結構ってことか。

2/24（金）

明日明後日は国公立の二次試験だ。そういえばうちの生徒さんで国公立の二次を受験するのって、最初の生徒さん以来5年ぶりぐらい？思えば遠くへきたもんだ。
うちの生徒が力を存分に発揮してくれますように。

いわてフィルの練習のあとで、ヴァイオリンの A先生とチェロのM先生とともに昼飯を食いに行った。キャラホールの近くのハンバーグ屋さんで、プリンが（プリン食っちまった）大変濃厚な味であった。
お二方はずーっとしゃべり続けておられて、塾長は話に混ざるタイミングがほとんどなかった。いやはや。

2/22（水）

本日はAちゃんデー。先週まで二週間連続で高校生の子が自習スペースにいたためかなりおとなしかった。今日はAちゃんだけで、久々に騒がしかった。二人以上人がいるときよりも一人しかいないときの方が騒がしいというのはどういうことだ。Aちゃんいわく「先週までちょっと緊張してた」ずっと緊張しててください。

椅子の上で暴れていたAちゃんは、とうとう座ったままで足がつってしまいましたとさ。

昨日久しぶりにピアソラを聴いて、そういえばYouTubeに動画があるのではないかと思って探してみたら、あったあった。
晩年の五重奏団の演奏でアディオス・ノニーノや天使の死などをみた。ピアソラがかっこいいのは当たり前なのだが、スアレスパスの小節回しがこれまた素晴らしい。クラシックでないヴァイオリンの一つの極致であることを再認識した。太く艶やかな音色に、深いため息のようなポルタメント、どれをとっても泣ける。ピアソラを演奏会で弾くのはほんとに勇気のあることだと思う。

2/21（火）

新年度の募集状況を更新しました。ご確認ください。理系数学（週1回90分、来週開講）と理系物理（週1回120分開講中）に各一つ空席がございます。

本日で本年度の受験生の授業は全て終わった。ほっとした。普段通りやれば大丈夫。塾長の現役時代と比べて英数はどっこいどっこい、国語と理科は間違いなくうちの生徒の方がずっと上。大丈夫の根拠がわかるでしょ。

gyao でルパン三世シリーズをやってる。時代背景もあるんだが、ソビエトからの亡命とか、いやあ昭和ですなあという感じ。ピアソラが似合う。

無事心電図を外してきた。今週末には結果が出ている予定。ちょっとどきどきだが。

2/20（月）

二年ぶりに健康診断に行ってきた。自営業者は会社が健康診断してくれないので、どうもタイミングを逃してしまいやすい。一年前は超多忙であったこともあり、完全に失念していた。
それに、自費での受診だから結構かかるのだ。今回も、血液検査とX線と尿検査と心電図とホルター心電図でしめて8600円ぐらいなり。安くないなあ。今も心電図計が塾長にはついている。

お世話になっている病院はスタッフが最近入れ替わったっぽい。心電図をとってくれた看護師さんは慣れない機械でもたもたしてたし、 X線のおじいちゃん技師はフィルム入れずに一枚とってくれたので、塾長は二倍量の被曝をしてしまった。同時に複数名のスタッフが入れ替わるのは危険だね。
ちなみに二年前もホルター心電図計をつけた。塾長には不整脈の自覚症状があるんだが、どういうわけか、心電図をとるときだけは何も出ない。前回のホルター心電図にも特に何も出てなかった。しかーしである。今回は心電図計をつけているときにちゃんと自覚症状があった。これは素晴らしいことだ。ようやく二年越しで不整脈の正体がわかる。放っておくのか、薬飲むのか、ペースメーカーつけるのか、ようやく決まるぞ。願わくば、不慣れなホルター心電図計をつけてくれた看護師さんがミスをしていて何も記録されてない、とかいうオチにはなりませんように。

2/18（土）

サブのノートパソコンに新しいOSを入れてみた。Lion というやつ。歯磨きみたいな名前だ。
感想は特にない。iPhone やiPad と同じような操作性を目指しているらしい。スクロールをするときの指の動かし方がこれまでと反対になっているのでよく間違える。まあ、それぐらいかな。メインのパソコンに導入するかどうかは検討中。

被災地のがれき受け入れを強行したい知事は、何らかの補助金目当てということなんだろうか。その金は一体誰が受け取るのだろうか。ちゃんと一般庶民に行き渡ることになるのだろうか。

Aちゃんが、来年度からは、週2日（字余り）

2/17（金）

昼飯は久しぶりに吉野家。豚丼はリニューアルされていた。ワシは前のやつの方がよかった。豚丼は元々BSE対策で牛丼の代わりという役回りだったようだが、ワシは牛丼よりも前の豚丼の方が好きだった。
新しい豚丼は前よりも分厚くて大きな豚肉に焼き肉のたれみたいなものをかけたものだった。好みじゃないからしばらくは吉野家には行かない。

そーいえば賢治の朗読にチェロをつけるという話はどうなったんだろう。何の連絡もないところを見ると、他の人を見つけたか企画自体が潰れたということなんだろうね。

2/16（木）

橋本氏が親分なら労働組合は存在してもいいかもしれない。
必要なところでは消されかけ、盛岡市のように不要なところでは偉そうな顔をしている労働組合。世の中ずれてるよな。

そろそろ卒業シーズンで新規募集をかけなくてはならないのだが、一通り終わらないと次のことを考える気にならない。あと数日は目の前のことに力を注ぐだ。

2/14（火）

本日で本年度の予備校の仕事はおしまい。二人の生徒さんをみさせてもらったが（途中から一人）、二人とも優秀で感心した。ほぼ間違いなく二人とも合格すると思う。

今年あと残るは受験生一人。この生徒さんも合格すると思う。塾長の勘ピュータは性能がいいのだ。

一昨日外出したLuigi はニスにヒビが入った。今日開けてみたら、ヒビが閉じてた。楽器は生きているのだ。

2/13（月）

台所と教室の隙間に貼ったガムテープのおかげか、このところやたらと教室部分が暖かい。素晴らしい。

kindle をいじるのが楽しく、金曜日からの4日ですでに洋書を1冊半、和書を1冊半読んでしまった。読書好きとは言えない塾長としては驚異的なハイペースだ。多分あと一週間ぐらいで熱が冷めると思う。 kindle に入れた、まだ読んでない本もその頃には読み終わると思う。

2/12（日）

本日はチェロレッスン。「これじゃレッスンにならぬ」「特にこの曲が好きそうにも見えないのになんで？」等々と突っ込まれたのであった。
ピアノの譜面が全然読めなくて、アダージョ全体が意味不明状態だった。アレグロはそれよりはマシだけど、やっぱり全然ダメ。わざわざ東京から来てくださっているのに申し訳ないこった（ワシのためだけに来ているわけじゃないのが救いですな）。

アダージョは楽譜見てるだけではいまいちよくわからんので、次回までに一楽章だけでもピアノを練習しておこ。
「つまらなそうに弾いている」というのは正しい。けど、最初からむしゃぶりつきたくなるような曲でなくても、ある程度時間をかけて付き合ってると面白くなるもので、今回の曲はそうなるんではないかと思って取り組んでみた。結構時間がかかりそう・・・

風強し。久々に地震以外の自然現象で家が揺れてる。

2/11（土）

明日はチェロレッスン。先月の分がキャンセルになったため、何と半年ぶり。これだけ間があいてしまうと前にやったことなんてすっかり忘れている。
毎月先生に来てもらうには、生徒が毎月きちんと集まらなくてはならない。残念ながら盛岡のチェロ弾きは忙しい人か、もしくはあまり熱心でない人の方が多いようだ。子供や初心者は一ヶ月に一度でも少なすぎるぐらいなんだけどね。プロになるつもりじゃなくても。

kindle は布団の中で読むのに最適であるとわかった。文庫本を読むときでも、偶数ページと奇数ページは本を持つ姿勢が若干変わるし、綴じてある部分は頑張って開かなくてはならない。電子書籍の場合は全くその必要がなく、姿勢を不自然に変更しなくてよい。とにかく快適な布団読書生活だ。

ただいまWheeler の自伝とともに「レ・ミゼラブル」のコゼットのところを読んでいる。「おしん」はコゼットをぱくったのではないかと思う。

2/10（金）

火曜日に注文したkindle4 が今朝アメリカから届いた。本体は1万円弱で、ついでに購入したレザーカバーが3000円ぐらい。カバーは不要だった。
本体はプラスチック製で、iPod やiPad に比べるとチープである。傷がつくことなんか全然気にしなくなりそうだ。大きさは文庫本よりも一回り大きく、画面自体は文庫本のそれとほぼ同じくらい。そしてまあ軽い軽い。片手で十分持てるし、多分布団の中で読むには丁度いいサイズと重量だと思う。
セッティングは家の中のWiFiにつなぐぐらいなのでほとんど何もしなくて大丈夫だった。以下、感想をいくつか。

1. kindle store で購入できる書籍は洋書だけ。だから、日本語の書籍を購入したい人は無理。ついでに、数式だらけの専門書を立ち読みしたところでは、本文中に不自然に画像としての数式が散りばめられていて相当読みにくい。tex ファイルをkindle 自体が処理できるようになるまでは専門書はダメだと思う。
文字だけの洋書を読むのには最適。

2. 青空文庫のファイルがpdf 化すると読める。親切な人々が青空文庫のファイルをpdf 化するホームページを作ってくれているので、kindle に最適なpdf 化をすることができる。ちなみに、現在塾長のkindle には「レ・ミゼラブル」5巻分が入っている。きれいな縦書きが読める。

3. 青空文庫のファイルや、自分の持っているpdf ファイルは、 cloud storage を用いてメールでkindle に送ることが出来る。 kindle を購入すると無料のkindle メールアカウントがもらえるのだ。だからパソコンからファイルを転送するときにいちいち USBをつなぐ必要はない。

本の臭いや糊の臭いが好きだという本フェチの人や、新しい物嫌いな人以外にはかなり使いでのあるおもちゃだと思う。特に、洋書を沢山読むという目的には今のところこれ以外の選択肢はない。日本の書籍が読めるようになることと、数式の入った書籍をストレスなく読めるようになることがkindle あるいは他の電子書籍を作っている人々に望むことかなあ。

最近左手の調子がいい。毎日ストレッチとマッサージをしているからなのか、気のせいなのか、よくわからない。

2/8（水）

雨が降った翌日は寒い。日中台所が凍っていてびっくりした。盛岡の寒さを舐めちゃダメだ。

kindle を発送したというメールがアマゾンから来た。楽しみ。

2/7（火）

Wheelerの伝記を読んでいる。彼がマンハッタン計画に従事していたころ、日本から風船爆弾が届いてロスアラモスの連中はびびっていたという話があった。風船爆弾の話はどこかで読んだ記憶があるが、ほんとにそんなことしていたとは知らなかった。
時のアメリカ政府は、アメリカ人をびびらせないためと日本人をがっかりさせるため、風船爆弾によってアメリカ本土が攻撃されて死者が出たことを公表しなかったのだそうな。３へえ。

雨が降った。ものすごい気温差だ。あっという間に自宅前の氷がとけてぐしゃぐしゃになった。

2/4（土）

明日は久しぶりに生徒が一人も来ない日。さて、何をしてすごそうか。

2/3（金）

3月16日の演奏会の初練習。オケで弾くのは2年半ぶりだ。上田公民館のホールは薄暗く、楽譜がよく見えなかった。明るくしてくれと言ったら、追加料金がかかると言われて断念した。昨年利用したときは節電がどうこうということで暖房なし。ガタガタ震え、左手の調子に気を使いながらチェロを弾いた。暖房費が返ってくることはなかった。

楽隊の皆様は特に腹を立てる様子もなく、そのまま練習を続けなさったが、ワシはちょっと苛つきながら練習を続けた。融通がきかないのは恥ずべき事だと思うのはワシだけか？最近これまでになく社会というか自分より大きなものに対してイライラしているのは、自分の中で何かが変わったということなのだろうか。

台所と教室の間にある戸（基本的に締め切り）のすきま風が結構寒いので、ガムテープで隙間を塞いでみた。
暖房効率がすごく上がった。どうしてこれまで気づかなかったんだろう。

2/2（木）

修学旅行でカナダに行く生徒さんがいる。楽しそうだよなあ。以前勤めていた高校の生徒達は英語なんてさっぱりだったのに、カナダから帰ってきたら「将来はカナダに住む」とか寝ぼけたこと言ってた。
無事に行って無事に帰ってきてちょうだい。

牛乳会社がようやく放射線量を測定することにしたらしい。何を今更という感じ。塾長は以前雪印が食中毒を起こして不誠実な対応をしたことを覚えているので、それ以降は雪印やメグミルクとはっきり書いてあるものは絶対に買わないようにしているし、原発以後の牛乳会社の不誠実な対応を見ているのでこの一年ほど乳製品は購入していない（もちろん、パンやクッキーには入っているはずなので、そういうところから摂取したことはあるだろう）。

こういう姿勢をヒステリーと呼ぶ人もいるかもしれない。しかしワシからすると、どの企業がきちんとしていて、どの企業が不誠実であるのかということを頭の中に入れようとしないというのは単に物忘れがよいというだけではなく、消費者として許しがたい怠慢であると思う。潰れるべき企業は潰れるべきなのだ。そこらへんをなあなあにしておくから、いつまで経っても大きいだけでダメな企業がダメな企業のまま偉そうにし続けるわけだ。東電やNTTなんてのはその典型だ。牛乳と違って、電気や通信がないと文明生活ができないのでなおたちが悪い。

同じ事が選挙でも言える。落とすべき候補者をきちんと落とすことは我々有権者の責任だ。消去法で候補者を選ぶことしかできないとしても。

関東産と岩手産の野菜を混ぜるな。セシウムより何より、こういう不誠実な姿勢がワシをイライラさせる。なんでこんなことがまかり通るんだ。最近本気で日本人にがっかりしている。

そろそろ選挙があるみたいだが、政界再編とか言ってまぜこぜの政党がまた出来るんだろうな。産地混合のネギやニンジンと同レベル。

2/1（水）

最近マスクをして生活している。風邪を引いてるとか、予防とか、そういうことではなく、暖房で乾いた空気から喉と鼻を守るため。寝るときにもマスクをしているのだが、朝起きたときの喉と鼻のしっとり感は素晴らしい。もっと前からこうしておけばよかった。

一晩で玄関の階段がなくなるぐらい雪が積もった。雪国でないとはいえ、さすが北国だ。昨日と同じで軽い雪なので、雪かきはそれほど大変ではなかった。でも、多分明日は筋肉痛だ。

Aちゃんは風邪を引いてた。ちゃんとマスクをしてたのがえらい。鼻水が止まらずに数分ごとに鼻をかんでいてちょっと痛々しかった。そのうち鼻をかむ度にいちいちマスクを取るのが面倒になり、マスクと鼻の間にティッシュを挟んで、そのまま鼻をかんでいた。やっぱそれはちょっと変だ。