12/31(土)
今年も残すところあと6時間ほどです。
なんだか色々あったような、特に何もなかったような、
不思議な一年でした。
個人的には毎日のチェロ練習が楽しい素敵な一年でした。
もう少し人前で弾く機会があったらよかったのに・・・
東日本大震災は大きな衝撃でした。地震そのものだけでなく、
日本という国がいかに脆弱な基盤の上で
デタラメに動いていたかということを思い知らされ、
今更ながら自分が大変おめでたい人間であったのが
わかりました。なんだかうまく言えませんが、
日本に対するわずかながら残っていた
忠誠心が大きく揺さぶられた
ような気がします。
来年になっても状況が好転するはずはないとわかっているので、
自分のまわりだけでもちゃんとしようと思います。
掃除は多分しませんが。
です・ます調は気持ち悪いので今月でおしまいです。
12/29(木)
昨夜は元同僚の先生方と宴会でした。
年末でお客が多かったらしく、店員のおばさまは
いっぱいいっぱいの雰囲気を出していました。
白菜の漬け物が塩辛かったです。
高校生のお子さんをお持ちの先生から「部活が終わった
夏休み前から受け入れてもらえないか?」と
お尋ねをいただきましたが、そのときまで放っておくと
大半の生徒さんは手遅れになっております。もちろん、
特別体力と脳力の優れた生徒さんは別です。
理系の生徒さんであれば、高2の一月ぐらいから本格的に理科を
やらないと間に合いません。一高の進度は速いのですが、
それでも十分とは言えないのです。
三年生の秋に、学校の課題でアップアップしているようだと
非常に厳しいという現実を知っていただきたいのです。
というわけで、せっかくのお申し出でしたが
やんわりとお断りするしかありませんでした。
石原学舎は、年越し合宿などという暑苦しい企画は
絶対しませんが、ゆるゆると年内は最後までやっています。
少しばかり足らなかったコマを補填して、
あとはそもそも最初からコマ数が足らないとわかっていた
京大過去問演習も補充しています。
生徒を束縛せず、しかししゃべっておきたいことや
やっておきたいことは全部はき出すというのはなかなか
バランスが難しいです。
この三年ほど、チェロを弾くときの力加減がわかってきた
ような気がしていました。チェロを弾きながら、肉体的に
しっくりきているという感覚を持つことが多くなってきていたのです。
しかし昨年末から今年の11月にかけて断続的に腕の痛み
に襲われ、その感覚が偽りのものであったことがわかりました。
鏡や映像で見る限り、演奏時の塾長の左手はかなり自分の理想に
近づいているのですが、実際の筋肉の使い方は理想にはほど遠い
ようです。
今はとにかく親指をはじめとして、左手の各所に残存する
無駄なテンションを取り除く作業をしています。親指に力を入れる
ことによって生まれていた(偽りの)安定感がなくなって
いるので、手探り状態です。ただ、一筋の光明は見えているので
そちらを目指して進んでゆきたいです。来年のチェロ的目標は
こんなところでしょうか。
夕方、先日の宴会で忘れていったコンロを取りに島津夫妻が
わざわざうちに寄って、ついでにお寿司とニンジンを置いていってくださいました。
なんだか申し訳ないのですが、おなかが減っていたのでお寿司はあっという間に
胃袋に・・・後から考えたら、おいしいデコポンが台所にあるんだから、
いくつか差し上げればよかったです。
12/26(月)
中2の生徒さんはここ何ヶ月か数学も
日本一周をしていましたが、冬休み中は
場合の数・確率と整数問題の集中講義をすることにしました。
今日は樹形図と順列について学びました。
!(階乗)やP(順列)といった記号は初めて目にするもので、
なかなか新鮮だったようです。場合の数は、
ともすると順列・組合せという名前にとらわれて
公式に代入すればいいやという取り組み方をする生徒さんもいるのですが、
「区別する・しない」「順番を気にする・しない」などの
条件を正確に把握することが最も根本的で重要です。
明日は組合せです。
原発の稼働率がえらく低いようです。
あれだけ再稼働しないと電力が足らないと言っていたのに。
東電に至っては原発ゼロでも電力がまかなえるとか。
一体どの口が嘘吐いてたんでしょうね。
緑が丘のジョイスは北海道産のニンジンが
手に入るので重宝していました。本日ニンジンを買いに
そこに行ったら何と!茨城産のニンジンと
北海道産のニンジンを一緒の袋に入れて(北海道産・茨城産)
としていました。別々の袋に入れて売れば当然北海道産
ばかり売れるわけです。それが資本主義というものです。
お客の選択権を奪うのは小売店としては致命的だと思うのですが、
どうも日本のお客さんは優しいというか甘いようです。
塾長は厳しいのでもうジョイスには行きません。
12/25(日)
汚染米、カリウム不足原因か(産経新聞)
どう考えても原発の爆発が原因です。
姑息かつ稚拙な方法で話題を逸らそうとする
連中を決して許してはなりません。
12/23(金)
九月から始めた京大過去問演習の
テーマ別編が本日終わりました。
十二月いっぱいの予定だったので、よいペースで進むことができました。
あとは、テーマ別編で
取り上げなかった年度の問題を時間を切って
演習をし、さらに予想問題や手薄な分野の
演習で本番まで頑張ってもらう予定です。
英語で24年分、数学15年分、理科10年分を
補充問題つきで一通り目を通して、問題集や学校では
あまり見たり聞いたりしたことのないであろう
話もしたので、過去問演習としてはまずまず充実していた
のではないかととりあえず自画自賛しておきます。
あとはセンターでこけず、本番までの二ヶ月間で
プラスαできればと思います。
本日はカブ主総会@石原学舎でした。
参加者はしまづさんご夫妻、カブ八ご夫妻、ハマさん、岩本先生
と塾長であります。しまづさんちのピザと餃子がおいしく、
カブ八一家の芋の子汁もおいしく、ついつい食べ過ぎてしまい
腹をこわしました。ちょっとオーバーペースで食べたぐらいで
すぐに腹に来るというのが年を感じる時であります。
話題は昔のカブの話、カブをバカにした車が多い話、
岩本さんの婚活の話など多岐にわたり、楽しい時を過ごすことができました。
カブ八ご主人は一人でにごり酒を一升ほど開け、岩本さんも一人で
ワインと焼酎をがぶがぶいただいており、二人ともへべれけ状態でありました。
他の面々もそれぞれにぼんやりしており、カブ八家は芋の子汁を、
しまづ家はカセットコンロとフライパンを、それぞれ
お忘れになってお帰りになりました。今度取りに来てください。
12/21(水)
この間の宴会でお土産にもらった
DHAとEPAのサプリをめざとく発見したAちゃん、
いきなりカプセルをかじってくれました。
Aちゃんによると、イクラみたいな臭いと味
で喉に引っかかっているのだそうです。
塾長もサプリのカプセルをかじってみたくなることが時々ありますが、
もう二度とそのような気は起こしません。
この時期は室温と湿度が丁度いいのか、楽器の鳴り方が
非常によいです。昨年はLuigi を購入した
うれしさもあっていつも以上にチェロを触ってしまい、
その結果(かどうかわかりませんが)左手を痛めてしまいました。
この年末もLuigi は素晴らしくよく鳴っていますが、
昨年の反省を生かして、弾きすぎず左手のケアも十分しながら
付き合っていこうと思います。
12/19(月)
偉大なる将軍様の次は、偉大なる後継者なのだそうで、
偉大なる指導者を持たない我々日本国民は心底残念に思っています。
昨日見たあこちゃんのチェロ、ベティちゃんはf字孔の部分の板が
ものすごく薄かったです。Luigi がずっしり重たいのは
板が分厚いからのようです。
12/18(日)
帰宅の可否を20ミリシーベルトで分けたのは、これを下回れば
発がんリスクは十分低い、との判断からだ。
他の発がん要因としては、例えば肥満も200〜500ミリシーベルト
の被曝リスクに相当する。(読売新聞社説)
東電の失敗による原発事故と
個人の体調管理不足による肥満を
同列に論ずるという荒技は、
さすがナベツネ大先生率いる読売巨人軍的新聞
ならではでございます。
本日は低弦研究会。年に一度ぐらいしか
顔を合わせないのにもかかわらず研究会を名乗るのは
いかがなものかという気もしますが、堪忍してやってください。
本日の大ヒットはくみちゃんとこの娘さんのえみちゃんです。
二歳ちょっと前のかわいらしい女の子です。
子供にはよくなつかれる塾長、当然のようにえみちゃんと
仲良くなりました。またきてちょうだいな。
12/17(土)
今日来た生徒さんはマスクをしていました。
風邪を引いている生徒さんで、マスクをしてくれている子は
実は少数派です。塾長も彼に敬意を払って
マスクをしました。それでも教室に入って10分ぐらいで
塾長の喉は反応し始めました。
こんなとき、液体歯磨きが威力を発揮します。
彼が来て30分後に一度液体歯磨きでうがいをし、
帰ったあとでもう一度液体歯磨きでうがいをしたら
風邪の痕跡はなくなりました。その後も快調です。
本日は夕方から院内コンサートでした。
先月の演奏会と公開レッスンの曲でしたが、
小さなスペースだったこともあり、
まずまず三つの楽器がよく聞こえたと思います。
会場が暖かかったため、体も楽器もよく温まり
音は出しやすかったです。少しぼわぼわした
音かなあと思いましたが、許容範囲内です。
打ち上げ後の車内で片桐氏が、小ホールで
ちゃんと聞こえるように弾かないといかん、
ピアノにも負けないようにしなくてはと言っていたので
「まだ懲りないの?わしゃピアノには勝てる気がしないね」
と返したら、奴は「懲りてない」とのたもうておりました。
うーん、ヴァイオリンなら何とかなるかもしれませんが
チェロは厳しいと思います。現在の塾長は
戦意喪失状態です。冬の間はバッハと練習曲で
修業僧になります。
12/15(木)
明後日土曜日、内科クリニックすずきにて17時30分より
院内コンサートがあり、塾長もちょっとだけ出場します。
先月の敗者復活戦というわけでもありませんが、
またブラームスのトリオからの抜粋を弾きます。
今回は演奏会場が小さいのでチェロもよく聞こえることでしょう。
お暇な方は是非どうぞ。
ここのところ毎日自転車こぎをしています。
目標は一週間に4日以上体を動かすことです。
いくらデブを卒業しても、
体が動かないのでは意味がありませんから。
12/14(水)
この間の日曜日、演奏会から帰ってからしばらく鼻が
むずむずして鼻水を垂らしていました。まるで
花粉症のような症状です。
そこで思い出したのが、マリオス大ホールで演奏するたびに
アレルギーだかぜんそくだかの症状が出るという
生徒さんの話です。空調からホコリかカビが出ているんではないか
というのがお母さんの見解でしたが、実は当たっているのではないかと
今は僕も思っています。
マリオスはなかなかいい音響のホールで好きなのですが、
維持管理にいまいち素人くさいところがあっていただけません。
大ホールでも小ホールでも気になるのが、ホール出入り口の
扉の音です。ちゃんと油をさして、きしまないようにして欲しいです。
演奏中の出入りご遠慮ください、と書いてあっても出入りする人は
必ずいるものです。また、座席のきしみも気になります。
なぜ座面をいちいち上げるような座席にしたのかがわかりません。
あの構造ならいずれちょうつがいにガタがきてきしむに決まっています。
きしみ音にうるさいチェリストは、高さ調節可能なピアノ椅子さえ
拒否してマイチェアーを持参したりしています。
椅子と言えば、マリオスの
音楽練習室やリハ室にある折りたたみ椅子はもう寿命がきています。
あんな椅子を置いておいて(ついでに何年も調律していないと思われる
ピアノに使用料金を課しておいて)練習室として貸し出すのは
いかがなものかと思います。せっかくのホールですから
もっと細やかな神経を行き届かせて欲しいものです。
Aちゃんは difficult, Friday, we, baseball などの
英単語が好きなんだそうです。かっこいいと言っています。
だからいつまで経っても土曜日が正しく書けないんですね。
ハワイ旅行に行く生徒さんがいます。常夏ですわ〜。
MKちゃんs のご家族も時々海外に出ていましたが、
そのご家族が特別なんだと思っていました。
意外と海外旅行というのは普通の出来事なんでしょうか。
あるいは、石原学舎に特別な生徒さんがたまたま
集まってしまったということなんでしょうか。
12/11(日)
夕方仕事が終わってから、加古隆カルテットの
コンサートに行ってきました。少し遅刻したら、
会場のおにーさんが「遅刻者用の席が最後列にあります」
と教えてくれた。こんなことってあるのね。結局最後列には
ほとんど誰も座っていなくて、とても居心地がよかったので
最後までそこに居座ってやりました。途中でおにーさんが
「そこは遅刻者用の席ですので、ご自分の席についてください」
と余計なお世話をしてくれましたが無視しました。
コンサートの座席も、新幹線の座席も、チケットを購入していて
空いてる席があればどこでもいいじゃん、というのが塾長の
スタンスです。
なんと斜め前にはAちゃんのご家族がいて、
Aちゃんがほとんどずっと寝ているという証言
を実際に確認してしまいました。
あとでそのことをおかーさんにメールしたら「いつもよりは頑張った」
との返事をもらいました。あれでですか・・・
大ホールで室内楽編成だと一体どんな聞こえ方をするのか
と興味津々でしたが、少なくとも後部座席で聴く限りは
マイクなしだと厳しいというのが正直なところです。
というか、よくよく考えたらピアソラ五重奏団だって
全員マイクつきだったわけで、大きな会場でクラシックじゃない
小編成ものをやるならマイクをつけた方がいいに決まっているわけです。
時々よくわからなくなるのですが、例えばソロが埋没してしまうような
コンチェルトを演奏会でやったりするのっていうのは、
演奏する側として一体どう思っているんでしょうか。
伴奏オケのメンツは
普段と同じ音量で演奏していて違和感はないのでしょうか
(以前コンチェルトの伴奏をしていて、オケの多くの人々が
フォルテと書いてあればオケのフォルテで
弾いているのを見て仰天しました。コンチェルトの
フォルテとオケのフォルテは全然違うでしょ・・・
ソロが休んでいるときのコンチェルトのフォルテはオケ曲の
フォルテよりは小さいに決まってます。)。
塾長は会場も楽器の一部だと思っていて、
それを無視したプログラムや、ダイナミクスの設定をする
というのはいまいち理解しがたいことです。
ソロ楽器よりずっと大きな音の出る伴奏オケって
絶対おかしいです。
カザルスはコンチェルトをやるときに「フォルテは弓の毛三本、
ピアノは弓の毛一本」で弾くように弦楽器セクションに命令していたそうです。
おそらくそれぐらいが丁度いいバランスなのだと思います。管楽器は
また別の話です。
話が大きくそれました。弦楽器だけのアンサンブルはいい感じのバランスだったので
(それでも全体的に小さく聞こえました)、
ピアノが入ったときに一体どうバランスをとるのかというのが
ピアノつき室内楽の難問といえるでしょう。
対等に聞こえて欲しそうな舞台配置ならば、
全部の楽器がちゃんと聞こえるような演奏であるべきだと
塾長は思いますし、それを目指したいです。
もし、ヴァイオリンとピアノ以外はオブリガート的扱いであるというならば、
他の楽器は
ピアノとヴァイオリンよりも奥に置いた方がいいです。
ちなみに今日のピアノは最大音量のせいぜい50パーセントぐらいまで
に抑えられていました。それでもチェロとヴィオラはよく聞こえません。
二三本の弦楽器の音をホールで客席まできちんと届かせるというのは、
実のところものすごく難しいことなのだということを
実感しています。アマチュアには不可能なことなのかもしれません。
iTunes でハリーポッターの最終話を両方ともダウンロードしてしまいました。
1000円まで値下げされるまで待てなかったということです。
意志が弱いです。
12/9(金)
風邪はほとんど大丈夫なのですが、念のため本日も
昼間はずっと寝ていました。起き出してから
どうも寒いなあ、熱が出たんかなあ、と思い
ふと温度計を見ると20度に達していません。暖房をつけて
20度いっていないときは、外気温がとても低いのです。
熱はありませんが、昨日よりも心は沈み気味です。
放射性物質の入った焼却灰の処理ができない、
という切実な問題があるにもかかわらず
(おそらく他にも沢山一刻を争う問題があるはずです)、
出来の悪い大臣の問責決議をもたもたやっている
国会議員のセンセー方はとても肝が据わってらっしゃると感心いたしております。
塾長も、もし政治家の家系に産まれておりましたら、かならず
議員のセンセーになっていたことでしょう。
やはり男の夢は働かずして儲ける、これに限ります。
12/8(木)
二年ぶりに一晩寝ても治らない風邪を引いてしまいました。
今日は夕方4時過ぎまで眠り、なんとか仕事はできる状態に
なりました。
先週土曜日のRちゃんの風邪にはやられず、ちょっと油断していた
ところに火曜日水曜日とYJ君、Aちゃんのお兄ちゃんと
風邪引きさんが続き、とうとう落城したというところです。
それでもまあなんとか動き回れる程度には元気なので
よかったです。
ちなみに、風邪予防にはうがいと手洗いがよいとされていますが、
よく効くうがい薬は液体歯磨きです。原液を喉に持っていくと
喉が焼けますが、倍か三倍に薄めてうがいをすると初期のいがいが
はなくなります。お試しあれ。
12/7(水)
Aちゃんは単語のスペルをかなりテキトーに覚えていらっしゃいます。
なかなか曜日が覚えられず、木曜日と土曜日が
鬼門となっています。毎回間違え方が違うので
面白いといえば面白いです。今日はそれぞれ
Thesday(どうやら火曜日とごっちゃになったようです)、
Steaday(これは一体何のことだかわかりません)と
なっていました。
ちなみに、先週学んだsister とbrother という単語を書かせたら、
sister が sistherになりました。両性具有の変な
兄妹のことでしょうか?
先月の演奏会の精算と反省会を東屋でやってきました。
蕎麦一杯で1000円というのにも驚きましたが
(今日は片桐様のおごりでしたので、結果オーライです)、
ざるではないのにも驚きました。蕎麦というと、塾長の感覚では
第一選択肢はざるで、寒い時期には「温かい蕎麦にしますか」と
聞かれるぐらいのものだと思っていたのです。
文化の違いですね。
ありがたいことにチケット収入が予想以上にあり、
支出はえらく少なくすみました。あの会場で
ピアノを使ってあの程度というのは本当に素晴らしいことです。
補助金が少なくなって値上がりしないことを願っています。
アンケートもお客様はかなり熱心に書いてくださっていたようです。
こちらもありがたいことです。
一件「難しい曲は外部の一流プロで聴くから、地元の人は
聴きやすい曲を弾いて欲しい」とのリクエストがあり、
「う〜ん、確かにそーではあるんだがなあ・・・」とうなってしまいました。
おそらくこれを書いたお客さんはご自分で楽器を演奏されない
方なのだと思います。実は塾長もチェロを始める前は
ウィーンフィルやロストロポーヴィチなどの演奏家のCDしか
聴いていなかったため、最初に京大オケの練習を見学したときには
「なんて下手くそな・・・・」と愕然としました。
弾けるはずのないプロコフィエフの交響曲に四苦八苦しているのを見て
正直なところ「なんでそんな背伸びをするんだ」と思ったものです。
その後自分が舞台に乗るようになってからは、背伸びをすること
や下手くそながらも演奏が少しずつマシになっていくのを
楽しめるようになりました。したがって、
聴くだけの立場から、弾く立場になるにつれてアマチュア団体に
対する耳はすごく甘くなったと思います。「我々と同様、
彼らも楽しんでいるのだ」と。
お客様の
お耳汚しになるのは大変申し訳ないと思う一方、下手の横好き
でやっているアマチュアに対して
あまり厳しい耳を持たれてもなあ、というのがちょっとしたお願いです。
実のところ、背伸びをするなといわれると、
どのアマチュア団体も演奏会が成り立たなくなってしまいます。
アマチュアに対する耳が寛容になるのと反比例するように、
プロに対する耳は非常に厳しくなり、ここ10年で「ああ、
聴いてよかった」と思えた
演奏家・グループは3組しかありません。自分で音を出す喜びと引き替えに、
聴く喜びが減っているような気がしてちょっと複雑な気分です。
12/5(月)
「です、ます」にしたことについて、こーの君
から「嘘っぽい」と指摘を受けました。
今までのところ嘘は一つも書いていませんので、
ご安心くださいませ。
12/3(土)
Duport の練習曲のオリジナルに近い版
をネットで見つけました。最近、Public Domain に
入っている(と思われる)楽譜は
pdfファイルの形で入手できるのでありがたいです。
全く不勉強で情けない限りですが、この練習曲
はチェロ二本で弾くように書かれているのですね。
確かに、一部の曲については旋律線が
練習曲としてはあまりにも複雑で、ベース音が欲しいなあと思ったことがあります。
そういえば、リーの練習曲にも伴奏チェロがあってもおかしくない
ものがいくつかあります。もしかしたらリーも二本のチェロのために
書かれたのかもしれません。
二本のチェロで弾いた方がレッスンは絶対に楽しいはずです。
楽譜出版社はこういうところで我々に正しい参照元を示すべく、
正しい楽譜を出版して欲しいと思います。ついでに言うと、
バッハの無伴奏チェロについては、原典版にマグダレーナ・バッハの
無伴奏ヴァイオリンの筆写譜と、バッハの自筆譜を
入れて欲しいと思います。こうすると、バッハのかあちゃんの筆跡の
癖がわかるようになるはずです。チェロの譜面に
ヴァイオリンの自筆譜と筆写譜を添付するという発想はないのでしょうか。
Rちゃんからいただいたお誕生日プレゼントは
イヤーマフでした。外出時にも暖かいのですが、
それ以上にLuigi をガリガリ弾いていてうるさいときに
耳栓として良さそうです。Thank you!!
12/2(金)
中学2年生の生徒さんは数学も英語も
日本一周に入っています。今日の数学は福島県の公立高校入試
問題でした。問題数はそれほど多くないのですが、少しだけ
難しい設問がくっついている問題もあり、かなり苦労したようです。
でも来年の今頃は楽々解けるようになっているでしょう。
ポッパーの13番を、結合音が聞こえるように丁寧に
音程をとりながら練習しています。するとあら不思議、
数分練習するだけで楽器の鳴りが格段によくなります。
ラーセンにしてから結合音がよく聞こえるようになった
ので、重音の練習が楽しいです。
ちなみに、親指ポジションで移動をしまくると
親指が外れるのがかなりはっきりしてきました。
毎日練習後に親指を入れてやるようにしなくてはなりません。
五代目小さんの全集が欲しいのですが、
高くて買えません。
でも、落語DVDの前に新品のチェロ弦を買いたいです。
これだけ円高だと言われ続けてきてなぜ弦が値下がりしないのか、
不思議でなりません。問屋がボロ儲けしているんでしょうね。
バカバカしい世の中です。
12/1(木)
お昼になっても二階の室温は8度ほどでした。
このぐらいの気温になると冬が来たなあとしみじみ思います。
今年から使い始めた湯たんぽ君はなかなか優秀で、
布団の外に飛び出ていなければ翌日の昼間でも40度程度を
キープしています。反射式ストーブの上にやかんを乗せて、
暇があれば湯をあたためるようにしているので、布団乾燥機は
購入せずにすみそうです。去年までは布団乾燥機を寝る前2時間ほど
毎日のように運転していましたので、今年は電気代を節約
できるのではないかと少しだけ期待しています。
Luigi 君の暖房のために電気毛布を一日中使っているから
プラスマイナスゼロになるのでしょうか。