11/30(水)

Aちゃん一家はこないだの週末に東京へ行ってきた んだそうで、人形焼きをお土産にいただいた。 東大の学食で飯を食べたんだと。週末の学食は 学生じゃない、ただのおっちゃんやおばちゃんが 多いのだ。

塾長「これはバイキンマンですか?」
(軽蔑のまなざしで)Aちゃん「スティッチだよ・・・」

スティッチって何?


日記の類を「だ、である」で表記すると、なんだか ぶっきらぼうな気がしてきた。だから、 来月からは「です、ます」で表記することに決定。 そうすればもう少しジェントルマンな塾長を演出 できるのではないかとこっそり思っているのだ。


今年の紅白は、伍代夏子、坂本冬美、椎名林檎、藤あや子 らが出場して、紅組は塾長的にはオールスターだ。
紅組に比べると白組は小粒だなあ。

11/28(月)

Happy Birthday to Me.
昔の偉い人は不惑と言ったが、毎日惑ってばかり の塾長である。人生の三分の一が終わり 人生中盤にさしかかる今、何か特別なことをやろうとか もっと頑張ろうとか、全然思わない。
だから偉くなれないし、人徳に深みも出ないんですな。


ポッパーの練習曲を二三日弾くと親指が痛くなり、 継続して練習することが困難だった。ようやくその原因がわかった。
親指が外れていたのだ。親指が外れていても、普通の生活をしている 分には痛みがないので自覚症状がない。んだが、チェロを弾くと 痛みが出てくるようになるのだ。しばらく簡単な曲ばかり 弾いているとまた痛みがなくなるのだが、痛くなくても外れている 状態には変わりない。
この間整体で親指の入れ方を教えてもらってから、 時々親指をいじっている。ポッパーやコンチェルトを弾いたあとは 親指付け根が「コクッ」とはまる感覚がある。 難しい曲を弾いたあとは親指が外れていることが多いということだ。 毎日ちゃんと親指を入れていれば、ポッパーを 毎日弾いても大丈夫なのだ。 やはり体のメンテナンスは大切だ。

11/27(日)

先日の演奏会の録音を聴いていたら、以前 全ての弦をスピロコアにして弾いていた時と同じような音が 出ていたのに気づいた。スピロコアは 一人で弾いている分には柔らかくて気持ちのいい弦なんだが、 いかんせんピアノやヴァイオリンと合わせると雑音部分ばかりが 聞こえてしまうのだ。
今回使ったヤーガーのミディアムももしかしたら同じような傾向が あるのかもしれない。そう思って、そこら辺に転がっていた数年前の ラーセンソリストを張ってみた。ラーセンは細くてテンションが強いので あまり使いたくはない弦であった。
数年前に取り替えて、それ以前に一年以上使っていたと思われるラーセン であるが、音はかなり強い。特にA線の音はきついといってもいいぐらい に強い。ハイポジションでの音の伸びも素晴らしい。 A線だけ若干異質な音であるという点を除けば、実は かなりいい組合せなのかもしれないと思ったりする。しばらくはこれでいこう。

大きな演奏会の度に弦を替える塾長であるが、 今回は整体にお金を全て使ってしまったため弦交換なし。 まあ、左手に気を使わずに舞台に立てただけでよしとしよう。


なんか最近塾長雑記帳というよりもチェロ日記になってしまっている気がする。

11/26(土)

本日は堤剛公開レッスン。めちゃくちゃ恐い先生だという 情報を複数いただいていたが、自分の学生ではないし 相手はプロでもないし(一組だけプロがいた) ということで、まるで慈父のようなえびす顔でのレッスンであった。
朝9時半から4時まで、昼食休憩一時間だけで ぶっ続けというのがすごい。体力気力共に常人とは違いますわ。

技術的なお話はほとんどなく、もっぱら音楽の見方 やとらえ方や間の取り方などのどちらかというと音楽に近い話ばかりであった。 技術面の問題を取り上げてると時間がいくらあっても足りないから、 そういうのは普段見てもらってる先生や自分で解決しなさい ということらしい。こちらはそういう大きな話ではなく、 音が小さいとかバランスがどうとか、そんなことばかり考えていて ちょっと恥ずかしい。
昨日のヒンデミットとレーガーもそうだが、今回の公開セミナーも 音楽好きな人は是非聴講するべきものだったと思う。

ワシらの前に弾いていたHTMRさんのチェロ、 なんとマリオ・ガッダやで!!Luigi の二倍以上の値段がするはず。 こなれた低音と濃密な中高音であった。


公開レッスンの後は意外と体力が残っていたので、 コールネネムの演奏会を見てきた。 小ホールでのモーツァルトのレクイエムであったが、 これが素晴らしかった。小編成のためにテクスチュアが 相当はっきり聞こえて、しかもホールが小さいために 合唱の人数が少なくてもすごく充実した響きに なっている。いやあ、ああいうの弾きたいなあ。 やっぱ古典は小編成に限る。

最後の客席を巻き込んでのアンコールは、客席のほとんどが 合唱関係者でないとできないワザである。 そういえば宮古でフォーレやラターのレクイエムやったときも、 大ホールの観客に歌わせてたなあ。独特の空気があるのだ。

11/25(金)

堤剛のリサイタルを聴いてきた。さすがにお客さんは 満員御礼状態だった。

子音の聞こえないバッハの無伴奏は好みじゃない、 というか根本的に何かが違うと思うが、 ヒンデミットとレーガーは結構すごかった。 この方は古典やバロックよりもロマン派〜近代の方が得意なのかもしれない。 あれだけ難しい曲をよく弾けるものだ。レーガーは 昔レッスンでやったことがある。訳がわからないうちに 終わっていた記憶だけが残っている。
音色は豪快というよりは柔らかで暖かい感じ。昔とは変わったのかも しれない。シュタルケルも録音を聴くと金属的というか 近未来的というイメージの音なんだが、実演はとてもチェロな 音だった。
音量はさほどでもない。堤剛であれなら、 塾長の音は推して知るべしだな・・・

明日は公開レッスンだ。今からちょっとだけ練習しよう。

11/24(木)

予定よりも早い時間より現れたYJ君。 カギを持って出るのを忘れて自宅に入れないという状況だったらしい。 終わった後もしばらくうちで勉強していき、塾長の夕食とともに 帰ってもらった。
家に帰ったらカギがない or 誰もいない、というのは 懐かしいがっかり感だ。塾長の場合、隣のおばあちゃんの 家に避難していることが多かったな。


一昨日の演奏会にはODSMさんも来てくれたらしい。 ありがてえことだ。変な曲が多くて面食らったんぢゃないかな。

昨日今日とLuigi は別人のように絶好調・・・力を発揮させてやれなかった 自分に腹が立つ。


昨日半年ぶりに今春卒業したMKちゃんが来た。 定期テストの時期なのだ。石原学舎的アフターサービスどす。
塾長の顔を見るなり「せんせ、痩せた?」。そのとーり、よくわかったね。 「あたしは丸くなったけど」それはね、 ハンバーガーとかピザとかパスタとか、カロリーの高いもの食べてるからだよ。 塾長を見習って粗食にしたらすぐ痩せるよ。

11/23(水)

今朝は9時前からAちゃんの授業。 Aちゃんは昨日の演奏会に来てくれた。

塾長「昨日はどうもありがとうございました」
Aちゃん「おかーさんが『素敵な演奏会でした』 って言いなさいって言ってたよ」
塾長「そーですか。Aちゃん寝てたんだよね」
Aちゃん「うん、寝てた。最後の方は起きてたけど」
塾長「えらいね」
Aちゃん「ねえ、すごく緊張してたでしょう」
塾長「確かに。何でわかりました?」
Aちゃん「そりゃわかるよお。歩き方変だったし。 ガチガチだったよ。弾いてるときの動きも硬かったね」
塾長「寝てた割にはよく観察してたのね」

その後、入れ替えの時にYJ君とバッティングしたAちゃん。 YJ君も昨日来てくれたのであった。

YJ君「どこかで見たことあると思ったら、昨日隣に あの娘が座ってました。」
塾長「寝てたんでしょ」
YJ君「寝てるどころじゃないです。イビキかいてました。 うるさくって仕方なかったです」

さすがだね、Aちゃん。ちなみにお土産は生野菜。 塾長の朝食がリンゴニンジンジュースであることをお母さんが 覚えているのだ。

11/22(火)

本日の演奏会。
一曲目のブラームス(塾長出演) はクソであったが、残りの曲目がなかなかよろしくて 全体的にはよい演奏会になった。

録音を今聴いているが、 ヴァイオリンはバリバリ聞こえていてチェロは聞こえないね。ダメだこりゃ。 自己嫌悪というか、またしばらくピアノトリオがやりたくなくなったぞ・・・

11/21(月)

明日19時よりマリオス小ホールにて 塾長が演奏会に出演いたします。お暇な方は是非どうぞ。 お忙しい方も是非どうぞ。


明日の演奏会に向けて最後の練習。色々と 問題はあるが、まず無事に本番を迎えられそうなことに 感謝しなくては。

今回は初めて腕というか指の調子の悪さで 本番がどうなるかわからないという気持ちを味わった。 今まで力任せにガリガリ弾いていたのを 改める必要があるというのを身にしみて感じた。 奏法だけでなく、普段の体のメンテナンスもきちんと しなくてはならない。いい勉強になった。

よくよく考えたら明日はLuigi のマリオスデビューだ。 ある程度大きな会場(といっても室内楽クラスだけど) でどの程度通用するのか、楽しみ。 エンドピンも何本か持っていく予定。 今日の練習では重量級のエンドピンの方が 音がずっとよく出ていたということだ。ホールで弾いたときどうなのかは 明日確認するぞ。


今日の練習は松園公民館だった。タクシーの運ちゃんに 「松園公民館お願いします。小学校の横らしいです」 と伝えたが、そもそも小学校の位置を把握していない。 それだけではなく、運転もかなり危険な人で、 アクセルワークがめちゃくちゃ。運転しながら GPSを見るために老眼鏡をかけたのにはびびった。 老眼鏡つけるってことは遠くが見えないって ことだろう。その後も、本部とケータイで話したり 意味不明な車線に入ったりと危険この上ない。
タクシー会社はもっと社員教育をちゃんとして欲しい。 盛岡市内の地図が頭に入ってることは最低限必要な ことなんではないか。ついでにいうと、前を見ずに、前を見ることの できない状況で、運転するのは犯罪だよ。途中で降りようかと思った んだけど、営業所がうちの近くで顔見知りの運ちゃんも多いから あんまり邪険な態度を取れなかったヘタレ塾長。


ドラゴンズが負けてがっかり。 次期スタッフはOBばかりだということだが、 そもそも落合だってある意味OBだろ。 生え抜きでなかったというだけで。
(元)所属団体への帰属意識が変な形で 強すぎる連中って気持ちが悪い。

11/20(日)

今ラジオで日本シリーズを聴いている。 ソフトバンク相手で2点リードされてるとなると なかなか厳しいものがある。頑張れドラゴンズ。


手の調子もLuigi の調子もよい。 何とか明後日の演奏会まで持って欲しい。

11/19(土)

学生時代から使っていて、盛岡に来てからは それまで以上に重宝していた布団乾燥機が、 昨日とうとう昇天なされた。
ガーッと動いていると思ったら、次の瞬間「チッ」という 音とともに止まり、てっきりタイマーが切れたものと思ったら タイマーのダイヤルが中途半端なところを指していた。 残念至極・・・

数日前から湯たんぽを使い始めているので、 とりあえず布団の中は暖かい。さて、布団乾燥機第二号を購入するか、 悩ましい。


カブのオイル交換とタイヤ交換をしてもらった。 最近雪が降ったり寒くなったりなので 、まあ備えあれば憂いなし(カブ八店長談)ということですわ。
あ〜あ、今年もあんまりカブ乗れなかったな。

11/18(金)

相変わらず光回線の勧誘が多い。 ので、最近は「うちは光です」と嘘を言うようにしている。 「光は高すぎる」とか無言でガチャンと切るとか、 いちいち反応するのが面倒くさくなってきたのだ。
必要であればこちらから連絡するから、放っておいて欲しい。


英語の準備をしていたら、地球のまわりを 回っている衛星やロケットの破片が危険であるという 文章に出会った。そういえば、これはワシが受験したとき に読んだ文章だ。だからまあ、再会のようなものだ。
チャレンジャー事故についても少しだけ触れていたので、 久しぶりにファインマンの"What do you care what other people think?" を眺めてみた。ファインマンは事故調査委員会に 委員の一人として参加していた。彼は報告書の最後に 付録Fとして彼の個人的見解を述べている。 NASAが自分たちの技術をあまりにも過信している、しようとしている (to the point of fantasy 幻想と言っていいぐらい) のを見て、ファインマンは次のように付録Fを結んでいる。

For successful technology, reality must take precedence over public relations, for Nature cannot be fooled. (技術が成功するためには、現実が宣伝に優先されなくてはならない。 自然をだますことなどできないからだ)

NASAが東電に、チャレンジャー号が原発にかぶって見える のは塾長だけ?2003年のコロンビア号の事故で はチャレンジャーの教訓が生かされなかったとされているが、 福島の教訓は今後に生かされることがあるのだろうか。

11/16(水)

寒い。雪が降った。そろそろオイル交換とタイヤ交換を しなくてはならない。

電気毛布の性能であるが、今のところまずまずの結果である。 今朝段ボール内の温度を測ってみたら16度ぐらい。 さらに電気毛布を段ボールに密着させるようにしたら20度を 少し越えるぐらいまで暖まった。外気温が氷点下10度とかになったとき どの程度の温度をキープできるかというのが興味深い。
年内はこれで十分行けるだろう。

11/14(月)

Luigi が来て、丁度一年になる。 記念に(ほんとはたまたま)電気毛布を買ってやった。 暖房がきいているときときいていないときで温度差が 15度ぐらいあるのはさすがにまずいだろうということになったのだ。 昨シーズンは一晩中エアコンをつけたりしていたのだが、 それだと一ヶ月の電気代が2万円ぐらいになってしまってちょっときつい。 かといって何も手を打たないと板が収縮しすぎて楽器によろしくない。
ということで、楽器ケースを段ボール箱に入れて、そのまわりを 電気毛布で包んでやることにした。どのぐらいの保温効果があるのか わからないので、現在温度計を箱の中に入れて測定中。 あんまり暑いと逆に板がはがれてしまうかもしれないので20度前後を キープできるといいなあと思っている。どんな感じかというと、 下の写真のような感じ。
ほんとに偶然のことながら、段ボールのサイズと電気毛布の サイズがぴったり。


月曜日は定休日。でも、来週演奏会があるために 普段できるはずの準備ができない。ということで、 ちょっとだけ授業準備を先に進めておいた。
それにしてもあっという間に本番だ。 こちらの準備はあと一息ですな。

11/13(日)

ねえ、中日二連勝したよ。嬉しいね。 あのソフトバンク相手にすごいや。


ぼんやりしている間に、演奏会がもう来週に迫っている。 今日の練習では少し音を大きめにしてみた。 大体フォルテで弾いて、ダイナミクスの変化はピアノが弾いている音の 数の多さでつけるみたいな感じで丁度いいんではないかと思うのであった。 録音を聴く限り、チェロはまずまず聞こえている。
もう少し集中力を持って弾かなくちゃだな。

11/11(金)

配達灯油のリッター単価が、うちの近くの最安値ガソリンスタンド よりも安くなってる。それでも78円だ。


巨人軍の悲喜劇の元は、ボケ老人を テキトーにあしらうことができる 中間管理職がいないということだ。


種なしプルーンに種が入ってた。 青信号でも左右を見て渡る塾長にはどうってことなかったね。

11/10(木)

一昨日、今日と整体に行ってきた。 左手や右肩にめちゃくちゃ疲労がたまっている んだそうで、確かに軽くもんだだけで悶絶するぐらい痛い。 左手の前腕には直径2センチぐらいの管みたいな ゴロゴロするものがあって、それが右手にはないのがすごい。 これがコリというものらしい。
ごりごりもんでもらったおかげで、左手指の動きはよくなり、 右肩の可動域も増えたが、左手前腕部はまるで 鈍器で殴られたかひどい筋肉痛になったような痛みがある。 いずれにしても二週間後の演奏会がようやく ちょっと見通しよくなってきた。毎日ビクビクせずに練習できる のはありがたい。これからはもっと自分の体のケアを しよう。


弓をグーで握るように持って、開放弦を駒の上でガリガリ弾くと Luigi が一瞬で目覚める。これとフラジョレットを使えば 鬼に金棒ですわ。色々試してみるものだ。

11/7(月)

電動歯ブラシのブラシ部分を久しぶりに交換したら 磨き心地がよくなって、歯もツルツルになった。 ブラシの先が開いていると、歯茎にブラシの先が当たって 痛いのだ。そういうのはなくなったぞと。


半分定休日ということで寝過ぎた。 なんだか体が重たい・・・

11/6(日)

今日は午前7時から12時までぶっ続けで正味4時間仕事した。 マイペースな塾長としては結構頑張った方だ。

午後は音楽ばっかり。
まず、マリオス大ホールで開催された平泉シンポジウムなるもの のオープニングで、オーケストラアンサンブル金沢のメンバーが 弦楽四重奏をやるというので見に行った。 大ホールというのは室内楽には向かないなあというのを 改めて確認した。全然音が聞こえなかった。微妙なニュアンスをつけたり 綺麗な音できれいな音程を聞かせるのは勿論重要だと思うが、 まず聞こえないことにはどうにもならん。もちっと狭いところで 聞きたかった。弦楽四重奏メインのイベントでないから仕方ない とはいえ、主催者の皆様方は室内楽がどんなものかぐらい 知ってて欲しかったわ。
演奏の後ろに流れてた映像は中学生か高校生が 平泉について勉強しました、みたいなやつで、 なくてもよかったんではないかと思う。やたらと 「平和」がどうのこうのというテロップが流れていて、 そもそもあの時代にワシらが考えるような平和の概念があったんじゃろか、 という疑問がふと浮かんだのであった。
タクシーの運ちゃんの話だと、平泉のタクシーはまずまず 儲かっているらしい。世界遺産効果なのだろう。問題はこれをキープできるか ということだ。リスク分散という観点から言うと、世界遺産 などという一点豪華主義(そんな豪華でもないんだが)よりも、 毎年趣向を変えて異なる観光地をPRするほうが飽きられなくていいんでないか という気がする。それが面倒だから世界遺産登録したんだろうけど。

お次は合唱の演奏会。うちの生徒さんが中学最後の舞台に出るというので 見に行ったのだ。以前コンクールも見に行ったんだが、今回の方が ずっとよかった。不覚にも涙が出そうになった。 若者が一生懸命に何かに取り組んで結果を出すというのは素晴らしいことだ。 ああいうのは、あの時期にしかできない。
一人倒れちゃった女の子がいたが、あれは多分過呼吸だと思う。 泣きながら歌ってると鼻ずるずるすするんで、息を吸いすぎるんだわ。 塾長は小学校の時悪さをして先生にめちゃくちゃ怒られた ことがあって、そのとき泣くのを我慢して鼻すすってたら息が苦しくなった のを覚えてる。あれは過呼吸だったんだろう。多分。

夜は演奏会の練習。練習場所に行って弓ケースを開けてびっくり。 1万円の弓が入っていたではないか。まあ、パンパンに張れば 使えないこともない。音が出てないという指摘は受けたが、 弾いている本人からすると結構音出てるじゃねえか、 って感じだった。
今日も少し左手が痛かったので、痛みがひどくなりそうなパッセージは 弾かずに飛ばした。明後日は整体に行くさ。

11/5(土)

今日の夕飯にいただこうと思ったレトルトカレーは ひどかった。業務スーパーでグラム単価が一番安いやつを 買ったのであるが、なんだか薬みたいな臭いがして 全部捨ててしまった。業務スーパーは安くて重宝している お店であるが、以前これまた全部捨ててしまった衣ばかりの唐揚げなど、 時々ゴミ箱以外に行き先のない商品が出ている。
ダメな商品をちゃんと覚えておいて二度と失敗しないようにしなくてはならん。


Luigi の表板に少しだけ曇りがあって、 自分で磨いてみたくて仕方なくなった塾長は、 松本さんの「このニスは繊細だから自分で 何かやろうとしないよーに」という忠告に 反して磨きオイルを使ってしまった。

ヒルとリリックオイルの二種類が手元にあり、 とりあえずヒルかと思ってちょん、とオイルをつけてみたら あらびっくり。ななななな何と、白濁したではないか!!! これが時々ネット上で警告されているニスの白濁 なるものか・・・まさか自分でこれをやらかすとは、 と思いつつもほんの一センチ四方のことなのでがっかり度は 少しだけ。こりゃ松本さんに呆れられるべなあと思いつつ、 まあ呆れられるならリリックオイルもついでに試しておけ、 と思ってつけてみたらこれまたびっくり。こんどは きれーに白濁が落ちて、他の部分もピカピカですがな。 Luigi 君はヒルが嫌いでリリックなら直接的な問題がない と判明した。ついでに指板の下にくっついていたホコリ (多分ニス塗りのときにホコリを巻き込んでそのまま拭き取らなかったんだと 思われる)もリリックオイルで磨いたら綺麗に取れましたとさ。 本番も近づいていて、ほんの少し気になっていたところも解決して、 まあ気分よろしいですわ。

ちなみに、これまでルードヴィッヒ一世と二世をオイルで磨いた ことは何度もあるのだが、どうやらやり方が違ったらしい。 ボトルには日本語で「ソフトクロスを使用して磨いてください」 としかかいておらず、塾長はこれまでとりあえず塗りたくって、 それが乾く前に拭き取るということをしていた。
今回よくボトルを見てみたら英語で「Apply with soft damp cloth. Let dry thoroughly. and buff with soft clean cloth.」 とあって、完全に乾いてから磨け、ということらしい。 実際、乾いていない状態でから拭きを始めるととたんに艶がなくなって、 一体どういうことなんだろうと訝しく思っていたのだ。
今更ながら自分の無知と不注意を恥じる塾長であった。

11/4(金)

こないだの振替でAちゃんが来た。学校が休み だったのでこういうことが可能であったと。 そういえば今週はお兄ちゃんが3回も来るんだった。 スケジュールがよくわからなくなってきたぞ。


なんと、シエスタできる日だったのにシエスタしなかった。
昨日来た生徒さんは暇があるとシエスタをしているんだそうな。 弟さんも眠りの国の住人らしく、毎朝布団を引っぺがして引きずり出す のが仕事になっているのだと。 10代の子はホルモンだかなんだかの都合で沢山寝るものだという ことをTIME か何かの記事で読んだことがある。 でもそれは眉唾だと思う。塾長は今でも沢山寝たいもん。 ただ、若いころと違って12時間目を覚まさずに眠るという芸当は できなくなってる。ありゃ、体力のある人にしかできないことだわ。

11/3(木)

左手親指の付け根が痛い。拡張ポジション がとれない。指が開かない。
一昨日、右手も左手も絶好調で三時間ぐらい弾いて、 昨日の朝楽器を弾き始めたらなんだかおかしくて、 夜もう一度確認してみたらやっぱおかしい。 場所的に腱鞘炎(ドピルバン?)かも。本番近いのに・・・

不思議なのは、第一ポジションから低い方へ親指を伸ばした 時は痛みがないのに、高い方へ(親指の移動を伴う形で) 開くときは痛いのだ。つまり、意識はしていなかったのだが 塾長の拡張ポジションは低い方への拡張と高い方への拡張で 形が違っていたということらしい。これからはもう少し意識して 低い方へ伸ばした形をいつでも取れるようにしよう。 それだけぢゃなくて整骨院とか鍼灸院にも行った方が良さそうである。 湿布が効かないのではどうしようもない。

11/2(水)

Aちゃんはお休み。 何と、おじいちゃん・お兄ちゃんと落語を見に行くというのだ。 渋いねえ・・・


増税があり、秘密保護法案あり(国家機密を ばらした公務員は5年とか10年とか豚箱に入れるらしい)、 震災のドタバタあり、原発情報の隠蔽ありと、 民主党はありとあらゆる期待に背いて色々なことを しでかしてくれている。やると言っていたことは全てできず、 やると言っていなかったことをやる気満々でやろうとしている。 どれも一般ピープルを情報ソースから離し、 締め付けようとするものばかりだ。

シェワルナゼがソ連から分離独立をしようとして行った演説で 「独裁が近づいています!」と言っていたのは有名な話であるが、 現在のニッポンの場合は「集団主義が近づいています!」と 言うのが正しい。誰も自分で責任をとるつもりがないから 我々一般ピープルも巻き込んで訳のわからんことをするつもりなんだろう。
これまでの人生で、自分自身のことを「ダメだこりゃ」 と思ったことは何度もあるが、自分のまわりにあるニッポンという国 自体のことを「ダメだこりゃ」と思ったことはなかった。 今のニッポンは生まれて初めてのダメだこりゃ状態だ。 前向きに生きていける人々が羨ましい。

原発が3月に爆発したとき、これでニッポンはお終いで これからは日本人はユダヤ人のように世界を放浪してゆかないと 民族が消え去るのではないかと思った。 今はそういう意味の危機感は薄らいだが、政治の世界で きな臭いというか、警察国家を目指したそうな(仙石とか輿石とか) 人々がいて、50年後にはニッポンから政治亡命するような 人間が出てくるような気がしている。
もともと左寄りの連中は迫害されてきたはずなんだが、 結局自分たちも同じことを自分より弱いものにしようとしている。 ニッポンをよくしようとして政治活動をしてきたのではなく、 あくまでも迫害に対する復讐という意味合いでしかなかったわけだ。


チェロの構えを変えたことは今のところいい影響を 及ぼしているようだ。右肩の疲労や、足の違和感もない。 左手の痛みは出るときと出ないときがあって よくわからない。もうしばらくこれでやっていこう。

11/1(火)

体重が2キロ増えて67キロになった。 9月に目標達成してから心に緩みが出たみたいだ。 努力の結果はなかなか出ないが、堕落の結果は一瞬で出るね。


一昨日のAちゃんとの会話。

Aちゃん「クイズです。はじめバスに10人乗っていました。 最初のバス停で2人降りて5人乗りました。 次のバス停で3人降りて8人乗りました。 次のバス停で1人降りて4人乗りました。 次のバス停で3人乗りました。 次のバス停で6人おりました。 さて、何カ所のバス停に停まったでしょう。」
塾長「五つ」
Aちゃん「なんでー!!!!数えてたの???」
塾長「Aちゃんの考えることぐらいわかります。 ちゃんと乗客も停留所も数えてました」
Aちゃん「ぶー!!!つまんない!!!」

勝った。

Copyright(C) 石原学舎