4/29(金)
内閣参与が辞任したというニュースを
テレビ局がネット配信している。こんな感じ。
こさこ氏「官邸および行政機関はそのことを軽視し、その場限りの対応をし・・」
アナウンサー「
こさこ参与が先ほど辞任する意向を明らかにしました。
小佐古氏は放射線安全学を専攻する東大大学院教授で
先月十六日に菅総理に情報提供や助言をするために
就任しましたが、何度も提言をしても聞き入れられないため、
自分がいても仕方がないと辞任しました。」
「そのこと」の内容がわからず、「提言」の内容もわからない
のではニュース価値ゼロですがね。
こんなんだから日本のマスコミは信用されない
しバカにされてるんですよ。
どうやら、子供の年間被爆許容量をあまりにも大きくしすぎている
(政府によると年20ミリシーベルト、こさこ氏によると
放射線従事者でも年1ミリシーベルトを越えることは極めて珍しいとのこと)
のが理由の一つのようだ。
原子力で銭もらってる人がこういう行動に出るってのは、
相当なことだと思うんだけどね。
最初から最後までデタラメなんですな、この国のトップにおられる皆様方は。
自民党にも民主党にも投票したことありません、と言ったところで
日本の有権者であるという責任からは逃れられない、このもどかしさを
なんとかしてくれ。
生徒が出演している演奏会を見物してきた。
前半はちっちゃい子達が一分未満の曲を沢山弾いてた。
今年はちょっと小粒だった。これまではもっとみんな
元気よく弾いていたのに。
休憩中に隣の図書館で面白い本を見つけたので
それに熱中していたら、最後の曲とアンコールしか聴けなかった。
あんまりうろうろしててはいけませんな。
昨日来た生徒に風邪をうつされたっぽかったので、
昨夜はにんにく玉を一つ余分に飲み、さらに甘酒を
いつもより多めにいただいてしっかり寝たら、今朝は大丈夫だった。
生徒さんの方は相変わらずぐじゅぐじゅしてた。
花粉症でも風邪でも同じなんだが、鼻をかみすぎると鼻の奥が
腫れて息ができなくなるのだ。だから、花粉症と風邪を
できるだけうまくやり過ごすのは、いかにして鼻をかまなくてもいい状況を
つくるか、ということにかかっている。
花粉についてはしょっちゅう鼻を洗い、できるだけマスクをして生活を
すればいい。風邪ひいたときの鼻水メカニズムは若干違うような気がする。
どうしたらいいのだろう。
4/27(水)
午前中耳鼻科に行ってきた。今日はめちゃくちゃ混んでた。
今年の花粉シーズンはこれで耳鼻科とはおさらばできそうだ。
今シーズンの花粉対策はほぼ完璧であったと自負している。
来年もこれを継続するぞ。
今日はAちゃんデー。あんまりにも椅子を回してくれて
先に進まないので、ピアノ椅子をもってきて座らせた。
どうやら大変座面が冷たかったらしく「しゃっけー!」。
しばらくそのまま話をしていたら「ねえ、これ冷たいし固いから
前の椅子にして」と言われ、泣く泣く元の椅子に。
「いや〜落ち着く・・・」落ち着かれたら困るんですけど。
塾長「『はい、そうです』は Yes, it is. といいます。」
Aちゃん「Yes, we can. みたいな」
塾長「ちょっと違うけどそんな感じです。Yes, we can. て
誰の言葉でしたっけ?」
Aちゃん「おばな」
塾長「それを言うならオバマです。オバナって誰ですか?」
Aちゃん「んんと、花のどっちだっけ?」
塾長「それを言うなら雄花です。僕は
ヤクルトの尾花のことかと思ってました。」
Aちゃん「誰それ?」
こんなやりとりがずっと続くため、算数が全然進まない。
算数は得意だからまあいいか。
今日も時々真後ろ向いてた。回らない椅子を買った方がいいのかもしれない。
4/26(火)
停電の時に世話になった我が家のラジオが一体いくらだったのか
アマゾンで調べてみたら、一万円以上する機種だった。
そんなに金払った記憶はないんだけどなあ。
何のために買ったかというと、その当時英検とTOEICを
受験しようと思っていて、そのリスニング対策に
BBCとかが聞ける短波ラジオが欲しかったと。
パソコンを購入してからはネットラジオで
BBCでもCNNでもなんでも聴けるようになってしまったから
ほとんど出番がなかったのであるが、こんな時に役に立つとは想像していなかった。
電池の持ちも非常によく、夜寝るときにつけっぱなしにしておいても
一ヶ月ぐらいは音が出ている。
今日はこのラジオで国会中継を聴いた。
議長(委員長?)が結構いい味出してて
「〜についての質問に答えてませんよ」みたいなことを
いちいち回答者に要求したりしていた。民主党員じゃなかった
のかもしれない。普段よりはかみ合った話が多かったような気がする
けど、やっぱ時間の無駄だ。
空気清浄機のにおいセンサーは食事をすると反応する。
蕎麦を食うと反応するし、納豆豆腐ご飯でも反応する。
今飲んでいる甘酒にも反応している。
それはそうと、最近煮干しを蕎麦をゆでるのに使ったり
湯豆腐を作るのに使っている。これが素晴らしく香りがよろしい。
カルシウムも摂れるみたいだしおいしいし、一石二鳥ですがな。
4/25(月)
ほとんど一日中寝ていた。現実逃避モード。
逃避しなくてはならないほどの厳しい現実はない今日この頃ではある。
学生時代はよく寝た。寝過ぎると変な夢をよく見た。
今日もそんな感じだった。
最近ニュースを紙媒体で読むことが全くないので、
久々に新聞を四紙、雑誌を四冊ほど買って眺めてみた。
新聞については読もうと思う記事はほとんどすべてネット配信されている。
産経新聞に至っては全面(広告除く)iPod Touch で
読むことができる。つまり、わざわざ紙媒体で読むような記事は
ほとんどなく、書評だけがちょっとだけ目新しいというか
最近見たことない情報だなあという感じ。
ネットが使えない環境の人々はともかく、これだと
そもそも紙媒体を使い続ける意味がよくわからない。
内容的にも産経新聞だけちょっと毛色が違うが、他はそれほど
特徴があるとも思えない。宗教系と共産系の機関誌(新聞と称している)
、産経新聞以外はそのうち統合されるか廃刊になるんじゃないか。
百年以上同じような形態で続いてきたということ自体が奇跡なのかもしれない。
雑誌は新聞よりはずっと面白い。
タイミングが悪かったというかなんというか、記事は震災関係ばかりだ。
本震から時間が経っていて、でも他に大きなニュースもない、
という理由かどうか知らないが、どの紙面もいまいちインパクトに欠ける。
保科正之とか後藤新平とかいう名前が複数の雑誌に出ていたのが
不思議だった。教養のない塾長はこの人達のことは
見たことしかない。昔の人の成功談に今更頼ろうとするのは
すごくバカげている。今の人が、今の現実に対応しようとした結果、
おそらく過去の偉い人と余り大きくは違わないコンセプトに行き着くであろう、
というのが希望的観測。
首相やその取り巻きに対して過去の偉人に学べといっても意味がない。
二十歳を超えてからも素晴らしい学習能力を発揮し、思考パターンを
大胆に変えることができた、
と自信を持って言える
人が一体どれだけいることだろう。
この期に及んで原発推進派を標榜する人間は
バカか嘘つきである。どちらの方がたちが悪いかといえばもちろん
バカの方だ。いつの時代でも、どの集団でも、悪意のないバカが一番たちが悪い。
4/23(土)
高校生の物理と化学を教え始めて四ヶ月が過ぎようとしている。
予想通り、少しずつ予定から遅れ始めている。
東電と違ってバッファゾーンを十分に取っているので、
このペースでも大丈夫なのだ。
理科二科目を同時に教えていてわかったことがある。
物理に比べて化学の方が知っておくべき考え方と知識が
べらぼうに多くて、それらを可能な限りもれなく伝えようとすると
時間がめちゃくちゃかかるのだ。そのかわり、それらが頭に入ってしまえば
演習自体はそんなにたくさんやらなくても対応できる。
物理の方は概念自体が
シンプルなので講義時間は短くて済み、そのかわり
それらをしっかりと体に覚えさせるために
演習をもっと沢山やらなくてはならない感じ。
こうやって複数の科目を大学受験レベルをちょっと超えるところで教えていると、
文部省のカリキュラムや学校のカリキュラムがいかに実情に合っていないかが
よくわかる。前にも書いたが、英語なんて3年生になってから授業で
構文を解析しながら精読してるようじゃダメなんですわ。英語のコマ数が多すぎ。
三年生の英語のコマ数は週1ぐらいにして、空いた分を理科社会に回すだ。
物理と化学を比べると、化学のコマ数を物理の倍ぐらい取る必要がある。
数学は理系については今の五割増しぐらいのコマ数が必要だ。
文系は今ぐらいで多分大丈夫。ただし、演習問題の質がねえ・・・
何で数研の教材ばっかり使うんだろう?誰か懐に地球儀でももらってないかい?
それはそうとして、
もし今年度か来年度理科の講義をもう一度やることになったら、
二年生の秋から始めるか(ほんとは二年生の春からじっくりやった方がいい)、
二年生の一月から、時間枠を倍ぐらい取ってやりたい。
現実には空いている時間がそんなにあるわけではないので難しい。
先日問い合わせをしてくれた保護者と生徒さんが偵察がてら
面談にみえた。雑然とした石原学舎に苦笑してたね。
石原学舎の場合は、内容はともかくとしてまずこのカオスに慣れる
ことができるかというところが関門になっているのだ。
入塾試験をやらなくてもいいのはここら辺に秘訣があるのかも。
どーなることやら。
4/21(木)
空気清浄機は結構軽いので、寝るときは寝室に運んで
ちょっとだけ動かしている。外にあまり出ないからかもしれないけど、
朝起きたときの鼻の通りがよい。
天気がよくて花粉が元気に飛んでる日とその次の日にどうなるかが
興味深い。
首相様は色々な委員会を作って
復興対策をしたがっているようだが、
とりあえずの復旧をしたあとのことは
現政権の皆様には計画して欲しくないというのが
正直なところだ。
仮設住宅が揃って被災者の生命の危険が今より少なくなったら、
速やかに・・・とはいえ、現状で選挙をしたところで
何の変化もないだろうし、相変わらずボンクラが雁首揃えて
無駄な金と時間を使いながら下らないゲームを続ける
だけだろうし、、、、と思うと、
この国について前向きな感情を抱くことが難しくなる。
個々の人間が割とまっとうでも、交通整理をする人間が
クソだとどうにもならん。
民主主義がよい(という幻想をふりまける)のは
安定した先進国においてのみであり、緊急事態に直面した
国にとっては独裁であろうと民主主義であろうと実のところ大した違いはない
のかもしれない。こないだ大橋巨泉がラジオで「天皇陛下に
国をしばらくまかせたらどうだ」などというバカげたことを言っていたが、
それはそれで悪くなかったりして。野心なく、かつ能力と責任感あり
という人が登っていける社会は存在するのであろうか。
野心と能力が多くの場合比例するものであることを考えると、
そんなユートピアはないんでしょうな。ならせめて
人に迷惑かけない程度の野心にとどめてください。
4/20(水)
寒い。雪が降ったところが盛岡にもあるらしい。
チェロ教室の生徒から「空気清浄機の横にいると
花粉症の症状がなくなる」と聞いて、空気清浄機を買うために
家電量販店に行ってきた。
目標とする部屋のサイズ用のものが大体3万円から5万円ぐらい。
箱の大きさと重さを考えると、カブで運ぶのは不可能と判断した。
それで店員さんに「いつまでに配送できますか」
と聞いてみたら「明後日、このような状況ですから(どんな状況だ?)
もう少し遅くなるかもしれません」とのこと。
とりあえず家に帰って同じ型番の空気清浄機をアマゾンで調べたら、
何と一万八千円で買えるではないか。その日のうちに配送してもらえるなら
ともかく、千葉からの配送と時間が同じぐらいというなら
わざわざ盛岡の家電量販店で買い物をする意味がない。
という訳で、アマゾンから本日空気清浄機が届き、
大変快適な教室生活を送っております。
なんだか呼吸が楽です。気のせい?
Aちゃんはまだ教室の椅子に座ったときに足が床に届かない。
必然的に常にぐるぐる回り続けることになる。
こっちを向いたときに話しかけないとまた別の方向を向いている。
まさに一期一会ですわ。
4/14(木)
近所のガソリンスタンド(セルフ)が混んでいたので、
もちっと離れたセルフじゃないスタンドに行った。
若い兄ちゃんはちゃんとガソリンをこぼしてくれた上、
雑巾でぬぐいもしなかった。ワシがやった方が上手
だったね。
カブに上手な給油ができないセルフじゃないスタンドに存在意義なし。
伊集院光のポッドキャストを夕食時に聞いていた。
30分間延々とうんこをもらすことについて語っていた。
糞尿譚はわりと好きで、自分でもよく語ってきたものだが、
初めてうんこの話が人を不快にさせることがあるんだと
いうことを理解した。これからは、人前でうんこの話し
をするのは控えます。
4/13(水)
本日は週に一日のAちゃんデー。
言うまでもなく、すべてタメ口。
塾長「This is a pen. で、単語と単語の間は一文字空けます。
a はおまじないみたいなモノです。」
Aちゃん「ふーん。なんかメンドー。」
塾長「そうなんです。でも、そういうルールを守らないと
『こいつはかわいそうな子だ』って思われちゃいますよ。」
Aちゃん「それはいやだよねー。そいえばさー、
昔来たとき下にひいてあったカーペットみたいなのどうしたの?」
塾長「(何のことか最初思い出せなかった)あああ、
電気カーペットですね。今は自習スペースにひいてあります。ほら。」
Aちゃん「これこれ、ちょー汚いんだよね。ゴミだらけ、みたいな感じ。」
塾長「そーでもないと思いますけど・・・」
Aちゃん(帰り際、台所や階段方面を見ながら「いやー、これは
汚いね」
塾長「見ちゃダメです。あなたは何も見なかった〜」
Aちゃん「きゃはは!」
週たった1時間なんだけど、どうやって攻撃をかわすかで
気を使って、結構疲れる。英単語を覚える気はあんまりなさそうなんだが、
算数は妙に得意なAちゃんでした。
今のところ花粉シャットアウト計画はなかなかうまくいっている。
この時期気をつけなくてはならないのは、ヨードでもストロンチウムでもなく、
花粉なのぢゃ。鼻が通るというのがいかにありがたいことか。
4/12(火)
こないだの夜の地震で、地震が起きたことに
もケータイの地震速報にも全く気づかず朝まで眠り続け、
朝になって停電に気づいて「??」となった生徒がいる。
それだけ肝が据わっていれば何が起きても大丈夫なんだろうなあ。
すごく羨ましい。
4/11(月)
また珍太郎か。
いくら対立候補が弱々しいと言っても、もう都民は言い訳できないぞ。
端で見ていて「都民のレベルはこの程度」というのが
よーくわかる。民主党政権や小泉政権をアホみたいに大勝させた
日本国民を見る諸外国の目も同じようなもんなんだろう。
リーダーシップというのは、無責任で断定的な一言を
言うこととは全然違うんだが、大半の方々は
珍太郎や純一郎君のことをリーダーシップのある
政治家だと思っているらしい。終わっとるわ。
珍太郎なんて60年代から脳味噌進化してないだろう。
しかも奴の価値観はその当時流行の価値観であり、
普遍性をいくらかでも持っているような価値観ではない。
パチンコ・自販機やめろ、原発推進、慎ましい生活、
これらの一体どこに一貫性があるというのだろうか。
珍太郎は一貫しないバカ、純一郎は一貫してバカ。
どっちもバカであることに変わりなし。
珍太郎は年が年なので、本気で都知事になって何かをしたい候補者は、
珍太郎がくたばったときに慌てて選挙活動をしたりしなくていいよう
準備しておきなさいよ。何事もバックアップが大切です。
それはそうと、菅太郎がこっちに遊びに来たとき
我が岩手県知事は「国の全面的支援」を
お願いしたそうな。
「おめはんらあてにならねがら、おらだぢだげで
なんどかするべ。
金とモノおいでとっとと帰れ」ぐらい言えねえのか、ヘタレ知事は。
定休日。天気が悪かったので一日中家にこもって音楽聴いてた。
こないだ雑記帳に書いた小5のAちゃんのファンクラブ
ができたらしい。会長一人だけど。
4/10(日)
お天気よし。チェロ教室の生徒によると花粉が半端ないらしい。
塾長はマスク二枚重ねプラス鼻の中に塗る花粉防止塗り薬プラス
鼻洗いスプレーで対抗。二回ほど買い物に出かけたが、
夕方6時時点でとりあえず鼻は通っている。
今年何とか乗りきることが出来れば、これから先どの程度の
防護策で花粉症をやり過ごすことができるのか、
ということについての見通しが立つ。
ドイツの気象庁みたいなところが、放射性物質
の飛び方予報みたいなものをしている。
毎日見ているのだが、いつも盛岡のあたりはかすめるだけで
覆われることがない。なんでだろう。
今年度からチェロ教室は値下げ。
それで今日お月謝をもってきた生徒さんに余分な金額をお返ししたら
「値下げなんてあるの?」とびっくりされてしまった。
一つには、音大で専門教育を受けたピアノやヴァイオリンの先生
の中にうちよりもお月謝の安いところをいくつか発見した
というのがある。もう一つには、時給換算で石原学舎と
チェロ教室がほとんど同じで、これは教える側の能力の差を考えると
あり得ない価格設定だとずっと思っていたというのがある。
石原学舎のお月謝をこれ以上上げることは絶対に無理なので、
チェロ教室の方を下げたと。
沿岸の高校の生徒が、教科書を流されてしまって、
泥まみれの教科書を泥を払って使っているという話を聞いた。
OBの家も流されているからOBの教科書も借りられないと。
これって意味不明だ。なんで沿岸のOBの教科書を使う必要があるんだ?
内陸の高校OBなら教科書無事な連中ばっかりだぞ。
ちょっと声かければ教科書なんてなんぼでも集まるだろうに・・・
頭悪すぎないか、県教育委員会の皆様方。
使ってる出版社が違うとか、クソみたいな言い訳はしないでね。
状況は改善しているのだろうか。
4/9(土)
高3理科は有機化学の基本事項だけで2時間使ってしまった。
せっかく静磁場の準備を前日に2時間もかけてしていたのに・・・
講義ノートを準備している段階で大体どのくらい時間がかかるか
はわかっているんだが、途中で切りたくないところがどうしても
あるんですわ。結局異性体の分類と具体例のところまでわりと
かっちりと説明して終わることができたと。
有機化学はどこまで掘り下げた解説をするか悩んだあげく、
一応sp混成軌道やσ結合、π結合まで話すことにした。
炭素原子の微妙なエネルギー準位が有機物ひいては生命の
誕生に大きな役割を果たしているというのは興味深いことだと思う。
高校時代あれほど苦手だった化学が、今はとても面白い。
大学で化学の基本である量子力学や統計物理や熱力学を
学んで、化学の計算で何をやっているのかがわかるようになった
からだろう。少し高い視点を持つことはどの科目についても
大切なことなんだと実感しているのであった。
来週こそは物理もやるのだ。
朝9時から夜7時まで働いた。この分だと今年の土曜日は
朝から晩までしゃべりっぱなしになりそうだ。明後日にある月曜日
(定休日)を
目指して頑張るのだ。一休み地点があるだけで
ものすごく精神的にも肉体的にも楽だ。
毎日午前様の会社員の皆様からしてみれば、何を甘いことを言っておるか、
という感じでしょうけどな。
4/8(金)
停電するような地震を余震と呼ぶことには大変に違和感を感じる。
停電がいつ復旧するかわからないので、夕食用の飯は
白米を土鍋に準備しておいた。電気がなくてもガスがあれば
コメは炊ける。何事もバックアップが大切だ。
そしたら昼過ぎに電気が通った。夏場に計画停電が回ってくる
かもしれないことを考えると、予備電源の準備を本気で考えなくては
ならないかもしれない。うち、夜の商売ですから。
新中2生は本日で二次方程式終了。4月中に二次関数も終わりそう
だ。このぐらいのペースで学習を進められるとほんとに楽だ。
停電すると、暖房便座がいかに偉大な存在であるかよくわかる。
無防備に座って飛び上がったことが何度もあるのだ。
4/7(木)
うちの生徒が一人、花粉症デビューを果たした。
おめでとう。ようこそ涙と鼻水の世界へ!
可及的速やかにマスクを買い込んで、耳鼻科で薬をもらった方がいいです。
そうしないとこれから一ヶ月以上を無為に過ごすことになります。
カブのタイヤをノーマルに替えて、バッテリーを新品にして、
ウィンカーを
「カチッカチッ」という音に変えてもらった。
「ぴっぴっ」っていう音は結構イライラするのだ。
なんでだろう。
今日そこら辺を走り回ったら、カーブがすごく楽だった。
スパイクタイヤは走りにくいのだ。来月は自賠責保険
の更新だ。忘れねえようにしなくては。
今日は多分かなり沢山花粉が飛んでいたと思う。
マスク二枚重ねでも、買い物をして帰ってきたら鼻と目が怪しい
感じだった。でも、この時期にしてはこれまでで一番花粉をがっちり
ガードできていると思う。家にいるときも、教室ではマスクをしているし、
外出するときはウィンドブレーカーのような、花粉を落としやすいものしか
着ていないし、二階の寝室に上がる前にそのウィンドブレーカーも脱ぐので
布団に花粉が付着することも少ないと思われるし。
これからの一ヶ月は少しでも気を抜くと毎日が地獄になる。
頑張って花粉をシャットアウトするようにするぞ。
沿岸の役所では、電子データが流されてなくなってしまったところも
あるようだ。石原学舎でさえ、テキストなどのバックアップはHDD3つ、
石原学舎ではないどこか遠くのサーバに1つ置いている。
何でその程度のことをしていなかったのかよくわからん。
役所のデータなんて基本的にはテキストばっかりで
そんなに容量が必要だとも思えない。
国民総背番号制とか、ITがどうとか言ってるけど、
実は世の中めちゃくちゃアナログなんではないかと思ったりする。
ハードがデジタルになっていても、使う人間の方がアナログだと
何の変化もないということになるんでしょうな。
物理学会のホームページには、春季大会が中止になったことと、
東北支部長の、困ってるのかそうでないのかよくわからんメッセージしか
載っていない。原発でえらいことが起こっていても、私らには関係ありません、
利害関係者もいますから、ってことか。東京の学会本部が
無事かどうかなんてこの際どうでもいいことです。
こういうときに強いメッセージを出せない学会ってのには何か存在価値が
あると言えるんだろうか。原子力の基礎は物理なんじゃないの?
文句言うと科研費減らされるからこわいってことですか。
4/6(水)
学生時代の後輩TKHS君、通称ゲロニヤから
メールがあった。10年ぶりぐらい?
ゲロニヤの由来ははっきり覚えていないが、
おそらくそのまんまだと思う。宴会で
ゲロ吐きながらニヤニヤしていたか、ニヤニヤしながら
ゲロ吐いてたか、どちらかだろう。
ゲロニヤ君は腰の低いヴァイオリン弾きで、
偉そうな人が多いヴァイオリン弾きの中では珍しいタイプだった。
朝から晩までよく練習していたなあ。塾長が京都を離れる頃は、
大学院に行くか行かないかだったか、大学院に残るか残らないかだったか、
研究室をどこにするかだったか
ですごく悩んでいたようだった。まあ、どっちに転んでも人生何とかなる
んだ、とわかるのは10年ぐらい経ってからなんですよね。
しょーもないホームページではあるが、一応こんなのを公開しているおかげで
時々昔の人々からコンタクトがあって、懐かしさがこみ上げてくる。
今日初めて来た女の子(小5)は元気ではきはきと
厳しい質問を塾長に浴びせてくる子だった。
Aちゃん「ねえ、このうちにきれいな部屋ってあるの?」(すでにため口)
塾長「・・・ないです。」
Aちゃん「ねえ、gの下って回すの、それとも止めるの?」
塾長「(考えてみればアルファベットの書き方教えるの初めてだ)
ちょっと調べてみます。ええと、ブロック体は回さないみたいですね」
Aちゃん(台所にある、芽が生えてきたタマネギを見て)「どうして捨てないの?」
塾長「・・・生命の尊厳を考えまして・・・」
Aちゃん「何それ?」
様々なレベルにおいてしっかりと準備しておかなくてはならないと
悟った塾長であった。
上鹿妻の産直に納豆と豆腐があったので、久しぶりに
業務スーパーでも生協でもないところで納豆と豆腐を買った。
豆腐一丁160円、納豆160グラム200円は
これまでに買った豆腐と納豆の中で最高値だと思う。
豆腐はよく分かんなかったけど、納豆は臭いのきつい、
納豆らしい納豆だった。
4/5(火)
今日はブラームスの第1ソナタの初合わせだった。
ピアノが素晴らしすぎた。一回通したあと、
音量とか響きとかペダルの長さについてちょっとお願いしただけで、
二回目は完璧にこちらの要求通りになっていた。
経験豊かなピアノ弾きは弦楽器奏者が何考えてるのかわかるみたいだ。
室内楽をずっとやってこられた方であるというのは知っていたが、
それにしてもプロってすごいわ。
塾長を相手にするようなレベルではないね。全然。
平興学校の偶然に感謝。
ルイージ君の音がどのぐらい出ているのかを確認するために
録音をしてみた。演奏会の時と同じようなチェロとピアノの位置関係で、
録音機をチェロの1メートルぐらい先に配置してみたら、チェロしか聞こえない。
こんな聞こえ方をするはずがないので、今回はちょっと
録音機の場所を間違えた。録音機の性能はやはりよく、
いい音が出ているところも変なことやっているところも
かなりよくとれている。癖になっている音程は修正しなくては。
ピアノの方によると、チェロの音は十分聞こえていて、
少なくともアンサンブルに困るようなことはないという
ことだった。もうしばらくチェロソナタに取り組むことにしよう。
残念だったのは上田公民館。
室温が8度か9度しかないのに暖房が入っていない。
文句言ったら、最初は「節電です」、さらにねじ込んだら今度は
「空調故障です」。
もちろん、お金を払わずに入れるスペースに電気がついていないことや、
暖房が入らないことは問題ない。でも、お金を払って使用するスペースに
暖房が入らないのは絶対におかしい。少なくとも申し込み段階でそのことを
説明すべきだろう。大体、今のところ盛岡には計画停電は
ないわけだし、節電する意図がさっぱりわからない。
余分の電気代払えと言われれば払うし。節電って言っても
3時間分の電気代なんて100円にもならんでしょ。
利用者が何のために3000円も払っているのかということを
連中は考えたことがあるのだろうか。
こういうことしてるから融通がきかねえってバカにされるんだよ。
4/4(月)
屁をこきながら「ベント」と言ってみても一人。
今日は定休日。定休日があるなんて何年ぶりだろう。
一日中生産的なことは何もせずに生活できた。チェロ弾いて、
本読んで、音楽聴いて。これからの一年は定休日が保証されている。
それだけでちょっとうきうきする。
明日はブラームスのソナタの初合わせだ。
ルイージ君は相変わらず絶好調、塾長の左手も
まずまずいい感じなので結構楽しみ。
ピアノと合わせてもストレスが少ないように、という
ところを目指して手に入れたルイージ君が、
どのぐらいの力を発揮してくれるのか、こちらは
ドキドキですわ。まあ、これでピアノに惨敗するようなら
チェロソナタは金輪際やめます。無伴奏と弦楽だけの室内楽
に逃避させてもらいます。
報道だと放射線量毎時と放射線量がごちゃごちゃ出てきて
「この人達は内容をわかってしゃべってるんだろうか」
と思うことが時々あった。今は、彼らのうちのほとんどが
わかっていないに違いないと確信している。
石原学舎の数学では、微積分を物理の加速度・速度・変位
から導入することにしている。前者から後者を導くのが積分、後者から前者
を導くのが微分。
せっかくなので、最近身近な具体例として放射線量毎時と放射線量
が微分と積分の関係にあることも解説にプラスしようかと思っている。
この程度のことがわかってないと、さすがに先進国在住の
大人として恥ずかしいですから。
4/3(日)
実家から昨日「宅急便を送った」というメールが届いた。
そしたら今日の昼過ぎに宅急便が届いた。
完全にヤマトは復活しているようだ。
中身はレトルト食品や、乾麺(蕎麦)、それと花粉症マスクなどなど。
保存食はその名の通り、もしものために保存しておくつもりで
送ってもらったんだが、マサラビーフカレーというのが
美味そうだったので欲望に負けて食べてしまった。食欲に正直で
意志の弱い塾長。
今回の原発事故でわかったのは、
原発がどうこうということ以前に、
それを運用している人間達がいかにデタラメであるか
ということだと思う。
おそらく世の中の多くの人々も同じようなことを考えている
はずだ。なんぼ完璧に設計しても、
施工がデタラメで、保守管理がデタラメで、
経営者がデタラメではいずれ何かが起きてしまう。
ハードは何とかまともなレベルにもっていけるかもしれないが、
ソフトの方はおそらくどうやってもこれ以上にはならない。
人間だもの。信用されていないのは原発本体だけでなく、
それを動かしている、動かそうとしている、作ろうとしている人間。
都市部の人間は原発の恩恵を受けている、という言い方も多分正確ではない。
発電方式の選択は需要の問題というよりはむしろ政治的な問題である
といった方がいい。政府が原発推進したいのは、
当然そこに大きな金脈があることを知ってるからでしょ。
電力需要の存在と発電方式の選択には本来ほとんど何の関係もない。
関係ないところに関係があるように見せかけるのが連中の卑怯なところですわ。
「皆様が電気をお使いになるから原発が必要なのです」
と言いたいんだろうね。そうやって良心の呵責をごまかし、
銭をゲットしてるわけだ。うむ、
君たちは尊敬される人間にはなれんな。
都知事選はまたあの珍太郎が当選しそうなんだと。
あんなにばかでかい人口抱えてて、珍太郎しか
いねえのか・・・お気の毒としか言いようがない。
東京でアレなら、岩手県知事や盛岡市長があんなんでも仕方がない
と思える。いや、むしろよく頑張ってるってことか?
そこまでスタンダードを下げるのはイヤだな。
4/1(金)
先週頼んでおいた灯油が本日とうとう届いた。
100リッター。これで今シーズンの灯油は
大丈夫だ。灯油が届いた日から暖かくなる
というのはマーフィーの法則?
昨日チェロを弾いていたら、
エンドピン付近(と思われる場所)から金属的な異音がした。
Gの開放弦の音を出しているときだけびんびんいっている。
どこが振動しているんだろうと思って楽器を膝の上にのせて
ピチカートをしてみたがよくわからない。でも、どこかが鳴っているのだ。
エンドピンを引っこ抜いても、エンドピンソケットの中の
コレットチャックを外しても変化なし。テールピースを押さえても、
テールピースの一部分を押さえても変化なし。
うーん、これは膠がはがれたのかなあと思ってたのだが、
別の方向を向いて音を出したら異音がなくなった。
何のことはない、家具に共鳴していただけでしたとさ。