4/30(金)

火曜日の夜から続いている下痢と腹痛で、昨日は 家庭教師の仕事を中退してしまった。たまたま そこのお宅がお医者さん関係だったので、胃薬までもらって 帰ったのであった。

いまいち原因がわからないのであるが、いずれの日も 夕食後から腹にガスが溜まる感じだったので、 夕食の食材の中で怪しそうなものをひとつずつ減らして検証する予定である。 とりあえず今日は干し椎茸。made in China.


3年生の英語教科書の予習を手伝った。

塾長「この単語には大きく分けて3つの意味があって(後略)」
生徒「すごい。一つの単語の意味たくさん知ってるんだ」

辞書を引くときは出てきた意味を全部覚えるように、 意味を調べるだけでなく例文も全部読むように、 熟語も覚えるようにと、 父親に言われてました。それが当たり前だと思っていたのですが、 一般的にはそうでもないようですな。
逆に言うと、そういう覚え方をしておくと少ない語彙で ある程度英語ができるようになるみたいです。

4/28(水)

雨がずっと降っていた。雨降りの日は腹の調子が悪い。 夜は下痢っぽかった。


数学IIB のテキスト(本年度の確定版)を 生徒に渡したが、同じ生徒に英語の新しいテキストを渡し忘れた。 英語の方が早くできていたし、来週から使うので早く必要なのに。
あんだか段取りが悪くていかんが。


生徒「上田(石原学舎近辺の地名) っていいよなあ。俺の好きな グルメいっぱいあるもんな。ラーメンとか、マックとか、 吉野家とか」

吉野家やマックがグルメになってるところが微笑ましい。

4/27(火)

本日の生徒との会話。

生徒「いつも思ってたんですけど、なんで玄関汚いんですか?」
塾長「いやあ、やっぱりきれいにした方がいいんですかね?風水的に」
生徒「そりゃあ・・・風水というよりも、人間として」

人間失格だと生徒に思われていたようだ。


チェロの調子が非常によい。 「スチール弦を張ったときのベストを目指し」て 駒を替えたのだが、まさしくこれまででベストの状態だ。 低弦のレスポンスもよくなった。
安い楽器に高いパーツを使うのはもったいないと考える人も いるようだが、むしろ安い楽器にこそいいパーツを使った方が いいんじゃないかと最近は思っている。 ガット弦は高いけど、自分の楽器がワンランク上の楽器になった ような錯覚を覚えたし。


日本の首相の髪型は、お隣の偉大なる大将軍閣下の それとよく似ている。

4/26(月)

天気がよかったので、久しぶりに午前中はぶらぶらしてきた。 ケーズデンキで血圧を測ったらなんと128-82に!!
記憶にある限りでは、3年ぶりぐらいで上が130を切ったのだ。 多分、間違いなく、リンゴにんじんジュースか柿の葉茶 か湯豆腐のだしに使っているしいたけのおかげだ。


科学技術関係の仕分けが行われている。 研究分野に重複があるのはまずいんだそうな。
頭悪いよな。少しずつ異なった問題意識をもって 別のグループが重複することを研究するから 色々なアイデアが出る確率が上がるのに。 同じグループ内だと、なんぼ独創的な人々の集団であっても 思考の方向性が似たようなものになってしまいがちなんだよ。

突っ込みどころのあるような金の使い方をしている研究機関もどうかとは思うが。

4/25(日)

居酒屋たむらが、入居者募集中に!!
一度も飲みに行かないまま、逃げられてしまった・・・ 後悔先に立たず。

4/24(土)

来月の演奏会の練習があった。 テンポ速いです。 でも多分何とかなるだろうと思う。
一週間ぶりに2時間ぐらいチェロ触ったので 指先がひりひりする。最近チェロを弾く時間が減っていて、 「チェロ弾いた」と思うぐらい練習したあとは 必ず指がひりひりする。

ちょっと新鮮な発見は、普段練習してない方が チェロの練習が楽しいということだ。 耳が鈍くなっているのか、弾きたい気持ちが溜まるのか、 理由はよくわからん。

4/23(金)

生徒へのお土産用に名古屋駅のキオスクで買った 「東海地方限定じゃがりこ、手羽先味」 がうまい。ので、生徒に配る前に塾長が もりもり食ってしまっている。これではダイエットなど 夢の夢だ。


浪人生の数学は複素数の基本。 複素数平面とか、極座標表示とか、ド・モアブルの定理 とか、1のn乗根とか。 きれいな割には教科書からはすっかり省かれてしまった、 かわいそうな結果たちを少し丁寧に解説したのであった。
教科書が独習に向かないというのは致命的なんだよなあ。

4/22(木)

夜はめちゃくちゃ寒かった。家庭教師先のお宅から帰る 途中、雪ともみぞれともつかんものが空から落ちてきていた。 久々に布団乾燥機で布団を暖めてから寝るのだ。


ベータにんじんと書いてあるニンジンを買った。 普通のニンジンと何が違うのかよくわからん。 ちょっとでかいかなという気はする。


一週間預けていた楽器の修理が終わる。 指板の交換と駒の交換。細々したセッティングを 色々と変えているうちに、最後につじつまが合わなくなっちゃった んだよな。
ちゃんとプランというか、一貫した流れを頭に入れて セッティングを変えればよかったんだが、「ガットにしてみよう」 「やっぱスチールに戻すぞ」「裸ガットにしたらどうだろか?」 みたいな思いつきだけでいじってしまったのだ。

今回の修理では、スチールでのベストを目指したセッティング をお願いしている。これからしばらくは、というか、 次の楽器を手に入れるまではこの方向性でいくつもり。


甥の天馬は、お兄ちゃんの上総の部屋でうんこをしたことがある。 という衝撃的な話を聞いた。もらしたんじゃなく、 意図的に、絨毯の上に!

彼が何をしたかったのか、全然わからない。
上総の部屋の絨毯は妹の強い指導のもと、 全面張り替えになったんだと。 そんな金があるのか・・・

4/21(水)

早起きして七時過ぎに名古屋を出発して、11時過ぎに盛岡着。 新幹線は速い。

うちに着いてからは、買い物して、明日以降の準備をして (つまり、掃除だ掃除)、一日を過ごした。 一週間ぶりのニンジンリンゴジュースはやはりおいしかった。 伊藤園には申し訳ないが、濃縮還元と生ジュースは違いすぎて比較する気にならん。


演歌は吉幾三しか聴かない塾長だが、先日ちょっと思い立って iTunes Store で坂本冬美の邪道系アルバムを買ってみた。
そしたらこれがいい。まとわりつくような美声が 大変に色っぽいのだ。顔も好みだし。 これからは吉幾三だけでなく、坂本冬美もレパートリーに (何のレパートリーだ?)加えることに決定。


ダイエットしなくちゃ、というようなことを 最近何度か書いていたら、複数の方から「ダイエット不要論」 をいただいた。

確かに、見た目でいえば塾長はデブであっても痩せていても どうでもいいと思っている (どっちにしても男前だし)。しかし、塾長は学生時代から 基本的に血圧が高く、それが体重と比例しているっぽいので、 ダイエットには気を使うのだ。この十五年ぐらいで、 痩せていたと言える時期はトータルで3年ほどなのだが(体重が60kgから65kg の間)、その時期の血圧は完全に正常値であり、体も軽かった。
というわけで、これからもダイエットは続けるぞ、と決意したのでありました。


2月に宮古であった演奏会のDVDが届いた。 がちがちに緊張していた割にはちゃんと弾けててよかった。 でも、もっと弾けてても・・・見通しが甘かった といわざるを得ない。申し訳ないです。

だけど(ひつこい)、塾長の演奏フォームはきれいだ。

4/20(火)

明日中に盛岡着予定。時間未定。何も決めてない。


犬の手術は無事成功。退院は金曜日だってさ。


カロリー摂取量はこれまでの帰省時に比べると かなり減らしたにもかかわらず、やはり太った。一週間で太った。 ジーンズがきつい。盛岡に帰ったらまたダイエットのやり直しだ。

居心地のいいところにいるのは必ずしもいいことではないのだ。

4/19(月)

うちの犬のモモ(雌8歳か9歳)が昨日下血をした。 手術が必要で、明日獣医のとこに行くのだ。

昨日は元気がなく、小屋のまわりに血が滴っていた。 鉄のにおいもした。血のにおいに群がるように、はえが 小屋やモモにたかっていた。なんだか少し 心配だ。

それでも今日は割と元気だった。 自分にたかってるはえを捕まえて食べてたから。 獣医からは何も食べさせずに連れてこいと (手術中に吐かないように)言われてるんだけど、 うちの犬はそこら辺の虫や草を食べる癖があるからそれは多分無理。


しゃぶしゃぶ食った。腹八分目でとどめておくと、 霜降り食ったあとでも気分爽快だ。


朝、テレビ見てたら鳥越俊太郎が (こないだこの人報道ステーションに出てた。 TBSでキャスターやってたような気がするんだが ?)「みんな米軍はいらないと言っている。 外国に行ってもらえばいいじゃないか」みたいなことを言っていた。

頭大丈夫か?あの年になって、まだ「話せばわかる」 なんて思ってるのか?
ベルリンの壁が壊れて二十年、危険なのは 独裁国家ではなく、歯止めがきかなくなった無政府状態・ 似非民主主義国家だとわかったはずではないか。 最も危険な状態に刻々と近づきつつある北朝鮮、 すでに歯止めがきかなくなった感のある中国、 日本を取り巻く環境は厳しい。

通常の意味で国防ということを考えるなら、 当然現実的な方向性を考えなくてはならない。
非暴力不服従を貫徹する意志があるなら、まず 国民にその信を問わねばならない。

我々一般ピープルは日々の仕事が忙しい。 選挙ぐらいしか政に参加する時間がない。 だから、政を生業とする人間はそれなりの責任感を持って 職務を全うしてもらわないと困る。
報道を生業とする人間も、自分たちの影響力の大きさを もっと自覚してもらわないと困る。 朝日新聞の夕刊に「民主党期待はずれ。我々国民も責任を負わねば 」みたいなことが 書いてあったが、民主党が政権を取ったときにこうなることは 最初からわかっていた。去年8月の雑記帳にも書いているが、 こうなることをわかっていながら、その結果について責任を負わねばならない 我々有権者の忸怩たる思いを新聞屋のおっさんらは全然わかってなかった わけだ。これまた想像力のかけらもないことで。

参院選が近づいてくる。気が重い。

4/18(日)

朝から瀬戸にお墓参り。母方のばあちゃんの墓ですわ。 いいお天気で大変結構。もう二年経ったんだな。


昼飯はそば。量が少なくて、値段は高かった。 塾長が勘定する訳じゃないから別に構わないんだけど。

晩飯は、もとい夜の食事は和食。 古い民家を改造した店で、大変美味であった。 塾長は食事の味についてうるさいことをいうのが大嫌いなんだが、 うん、大変美味であった。量は少なく、時間はたっぷり(一時間半以上のコースだ) という感じ。 メニューを紹介しておこう。

先付:ホタテとホタルイカ海苔酢掛け
椀盛:浅蜊真丈と蓬白玉
お造り:本日のお造り
焼物:鰆の若竹焼き
煮物:穴子牛蒡東寺巻き
油物:鯛の雲丹玉子包み
お食事:桜海老ご飯
甘味:カタラーナ

メニューの字が小さくて94歳のばあちゃんはしきりに 「拡大鏡持ってこんといかんかったが」と言っていた。
この一週間で、盛岡にいるときの塾長の食費三ヶ月分 ぐらい使わせているような気がする。いい年して じいちゃんばあちゃん父ちゃん母ちゃんに 飯をおごらせて恥ずかしくないのか? とは全然思わない塾長。 ありがてえことだ、とひたすら思うだけだ。

明日は妹家族も一緒にしゃぶしゃぶ。 見事な霜降り肉2.5kg ほどが冷蔵庫の中を占領している。


甥っ子の天馬はいたずらばかりしている。 お仕置きに足裏を思いっきり握ってやると 泣きそうな顔で「ごめんなさい、ごめんなさい」と言う。 とりあえず言うだけ言う。かわいいもんだ。
足裏マッサージは健康にもよい。子供が悪さしたら、 殴ったりせずに足裏を握ってやればいい。虐待にならず、 健康促進で感謝されるぞ。

4/17(土)

本日の、甥っ子天馬との会話

天馬「ヒロシ何歳?」(呼び捨てにするな)
塾長「二十歳」
妹「嘘言っちゃいかんが。妹のあたしが二十四なのに」

兄妹揃って嘘ばっかりだがや。


父方のじいちゃんの墓参りにいってきた。 八事霊園は一面墓ばっかり。平和公園も墓ばっかり。 盛岡の人には想像がつかないかもしれないけど、 見渡す限り全部墓場ばっかりなんですわ。
生きてる人がが多ければ、死人も多いということですな。


今日は久々にいい天気だった。でも風が強くてまだ寒い。

4/16(金)

朝飯はペットボトルの野菜ジュース。 昼飯はカニ将軍(!!)。晩飯はカレー。

358日粗食で、1週間だけ豪華な食事。 胃袋がびっくりしてるです。
ペットボトルの野菜ジュースがいかにまずいかもよくわかった。 ジューサーで絞った生ジュースは本当に味が濃いのだ。


今日も寒い。盛岡なら今の時期でこの気温というのもあるだろうが、 名古屋的にはあり得ない温度だ。

4/15(木)

昼過ぎに東京駅に。寒い。盛岡も寒かったけど、 この時期の東京でこの寒さはない。分厚い上着を着ていってよかったよ。 名古屋も、東京ほどではないにせよ寒く、これまた上着を着ていってよかった と思ったのでありました。

今日は東北新幹線の盛岡仙台間の乗客が結構多かった。 何かあったんだろうか。

4/14(水)

計算結果に4がでてきたときのY君のコメント。

Y君「4が出た、これは不潔だ」
塾長「それは不吉の間違いじゃ・・・」
Y君「なんで『け』と『き』で意味が変わるんだ?」

そんなこと塾長に言われても困るです。


今日も風がめちゃくちゃ強かった。 塾長は最近昼過ぎに一時間ほど軽く昼寝するように しているのだが、家が揺れて怖くて今日は眠れなかった。
「もし屋根が飛んじゃって、テレビ局のヘリコプターが うちの上空から映像をとったときに塾長が部屋で 昼寝してたらかっこわるいだろう」みたいな 妄想が頭の中から離れなかったんぢゃ。


石原学舎は明日から一週間お休み。 たまには充電が必要だがや。

4/13(火)

チェロの臨時レッスン。報酬は何とコメ5キロ。
塾長の事情をよくおわかりである。それにしてもちょっともらいすぎた。


柿の葉茶を飲んでいる。甘い。杜仲茶みたい。 高血圧と動脈硬化予防に効果があるということだが、 残念ながら塾長は二十代の頃から血圧が高いので その意味では手遅れであります。

4/12(月)

本日の生徒の一言

「クソっ、なんで雨降ってるんだ。温暖化か?」

全然関係ないです。雨雲が盛岡上空にあるだけです。


よくわからんが、昨日書いたタマネギジュースについて (予想外にも)複数の方から直接間接にコメントをいただいた。
読まれてるんだ・・・

4/11(日)

目先を変えようとして、リンゴ・タマネギジュースを作ってみた。

頑張って50cc ぐらい飲んでから捨てた。生タマネギのすごさは 筆舌に尽くしがたい。食道から胃にかけて焼けるような刺激がずっと残る。 ゲップもタマネギくさい。鼻水もタマネギくさい。やってられん。
どーりでタマネギを加えたレシピがジューサーの説明書に載ってない はずだ。

4/10(土)

「目的語ってなんですか」「補語ってなんですか」 ということを聞かれてもうまく説明できない。

これらは動詞のあとに来る名詞や形容詞(相当句・節) なわけで、いちいちそれを目的語・補語と分類する必要は ないのかもしれないと思うことがある。確かに、 主格補語は主語の持つ(あるいは持たない)性質 について述べており、目的格補語は直接目的語 の持つ(あるいは持たない)性質を述べているのに対し (これを主語=補語 みたいな図式で説明している本もある)、 目的語はこのような性質を持たない、 という説明はわからんでもないが、それよりは個々の動詞について どのような語句がどのような語順で後ろにくっつくのかということを覚えた方が 結局はラクなような気がするのだ。

塾長自身、基本五文型なるものに高校入学当初は苦しんだので、 この辺りが理解できないという生徒には同情するが、 少なくとも文の構造(意味を取り去ったものとしての)のパターン認識をする 努力はしてもらわないと、なかなか先には進めないな。
ちなみに、基本五文型に悶絶している生徒さんには申し訳ないが、 英語の文型は五文型では分類できないという厳然たる事実もある。 全然「基本」五文型ではないのだ。


新高1の授業が今週から始まっている。 とりあえずしばらくは数学だけ進めて、その後英語と数学を 平行して学ぶ予定。英語の授業自体は、3年生になったらやらない。 数学や理科のように時間のかかる(そして独習ではなかなか厳しい) 科目に貴重な時間をとりたいから。
学校の時間割だと英語と数学は同じくらいの授業時間数になって いるが、目標とされる達成度に対する時間の割り当ては極めて 不公平だ。高校程度の(というか大学受験程度の)英語というものは、 文法と単語・熟語の暗記に加えて多読をすればいいだけなので、 教室での授業にはあまり意味がない。 英語の授業なんて一年生だけにしてしまって、 そのあとは課題やレポート提出だけにしてしまえばいいのに。 それで余った時間を数学の授業や理科の実験に使う方がいいと思う。

石原学舎の高校生用テキストは教科書や学校で渡される課題 (そして大多数の塾のテキスト)とは比較にならないぐらい難しく、 1,2年生が独習をするのは極めて困難であると考えられるので、2年生の 終わり頃までは教室で丁寧な解説をすることにしている。
3年生以降の英語は、添削課題だけ。テストゼミができるレベルになったら、 再び教室でも英語をやるけど。

4/8(木)

とある生徒の話。

方程式の文章題を解き終わって、「円」を「¥」と書いてみようと思った らしい。
しかし、ノートに書かれたのは「半」。確かによく似てはいる。 「なんか違う」と気づいた彼女が次に書いたのは「羊」

「羊350」は羊が350匹ってことかな。むふ。

4/6(火)

暖かい一日だった。

お願い

服についた花粉を払ってから石原学舎にお入りください。

4/5(月)

久々に朝読書を始めた。塾長が読書するんじゃなくて、 生徒が読書するんだけど。
朝読書というのは、 速読・多読能力を高めるために、 ネットからテキトーな英文(もしくは日本語)を 生徒に選ばせて、その記事の要約をパソコンで塾長 に送り、ちゃんと読めてるか塾長がチェックする、 という勉強の仕方である。ネット時代だからできる 多読術ですな。
これまでに、日本語教室の生徒さんや、浪人生などに やってもらって、少なくとも長い英文(日本文)に対する アレルギーを除く効果はあったと考えられる方法である。 ついでに時事問題についての知識も身につけてもらおうと。 普段の授業では割と丁寧な読み書き(精読という)をするんだが、 それだとなかなかたくさんの英文に触れることができない。 読み書きでも、聴き話しでも、精読(精聴)と多読(多聴)のバランス が重要なのである。一般に、学校でも塾でも精読(精聴)しかしないので いつまで経っても読解の経験値が上がらないという悪循環ができあがって いる。ネットを使うと、金をかけずに読解の経験値が上がる。 ほんと、いい時代になったものだ。

それで、今年通い始めた浪人生に「VOA かBBCか NYT かTIME から面白そうな記事選んでやってみてよ」と勧めてみたら、 今日からいきなりBBC の普通の(英語学習者用でない)記事を選んできた。 うーむ。意欲的。毎日続けることが大切どす。


どこぞのアホ高校で「私の飼い猫の名前は?」 「あなたの名前を漢字で書きなさい」というような問題が 定期テストで出たのが問題視されたのだそうな。

わかってないね。塾長がアルバイトしてたクソ高校では、 アルファベットが書けない生徒(一人や二人ではない)がいたため、 オーラルコミュニケーション担当のカナダ人講師が アルファベット26文字を大文字と小文字で全部書かせる、 という問題を定期試験に出してたよ。 学校内で一番英語のできるカナダ人講師にそんなレベルの低いクラスを 担当させていたことはさておき、一部の進学校を除けば こんなことは日常茶飯事なのだ。ということを塾長は クソ高校でアルバイトして初めて知った。 ほんの少しだけ世の中のことがわかった気分だった。

ここまで極端でなくても、高校レベルの内容を教えることができない クラスは確実に存在する。そういうクラスだと、教育目標が 「とりあえず義務教育でやることぐらいはできるようにする」 となってしまうこともやむを得ない。だから、高卒認定 というのは学校ごとにもの凄く差があり、ある意味不公平なものなのだ。
高卒の認定をある程度標準化するなら、センター試験を活用する のがいい。ただし、大学入試とは別にして。大学入試は 各々の大学がセンター試験とは別に独自にやればいい。センター試験の問題は、分量が多すぎる 数学以外は、割とよく練られたものが多くて試験として適当だと思う。 総合点で4割以上なら高卒として認定とする、ぐらいな感じで ちょうどいいんじゃなかろうか。

4/4(日)

最近の生徒との会話。

生徒「先生何歳?」
塾長「二十歳です」
生徒「・・・結婚しないの?」
塾長「そーですねー。別に一人でも幸せなんですけど」
生徒「それはね、違うよ。一人でも楽しいかもしれないけど、 それは人生の三割。残りの七割無駄にしてるんだよ」
塾長「・・・」
生徒「もったいないよ、人生が!あと少しで人生終わるんだよ (そうなんですか?)」
塾長「まあ、確かに子供や孫に囲まれて暮らすのは楽しいだろうねえ」
生徒「そーだよ。それに、介護してくれる人がいないのは大変だよ」
塾長「だけど、介護してもらえる可能性があるということは 介護しなくちゃならないという可能性もあるってことだよね」
生徒「・・・信じられない人だ」

高校生に人生について説教されてる塾長はまだまだ 結婚できそうにない。


にんじんリンゴジュースの絞りかすについて雑記帳で 解決策を募集したところ、蜂蜜を入れてパックにするといい という情報を(情報源は生徒の保護者。ただし、 生徒の伝達能力がいまいち信頼性に欠けるので、 本当にそうなのかどうかがわからん。) いただいた。
塾長が美肌になっても仕方ないし、にんじんのかすを顔に塗るということは、 そのあとで顔を洗わなくてはならないということで 面倒くさい。それで、かすを炒めて食べてみたら、 分量が多すぎて気持ち悪くなった。リンゴ1個とニンジン2本 あるんだから、多すぎるに決まってら。


今日はチェロのレッスンを受けてきた。移弦のときの 肘の動きを教えてもらったが、残念ながら塾長は右肩が すでに硬くなってきている。年齢には逆らえない。 習得できるかどうか、いまいち自信なし。

カルテットのベース音をどう弾くのかについての練習法も 教えてもらった。これはすごく役に立った。 丁寧に、注意深く練習すれば多分他のメンバーから四分音符の弾き方 で文句言われることは少なくなると思う。

4/1(月)

にんじんリンゴジュースはおいしいのだが、 かすがもの凄くたくさん出る。もったいなあ。
一般のご家庭なら、料理に混ぜるとかいう選択肢もあるだろう。 うちの場合、晩飯は湯豆腐と納豆なので、にんじんとリンゴの 絞りかすを入れるようなものが何もないのだ。いいアイデアがあったら 教えてください。


浪人生は少しずつ数学も始めた。 数学を得意にするための条件は、
1. 別解を考える
2. 問題の一般化・拡張を考える
3. 具体例を考えてみる
などである。これをやる癖をつけると、一問で数問分考えたのと同じ 効果がある。そのうえ、闇雲にたくさん問題を解くのと違って、 自分の意志で頭を使うことになるので頭に全体像が作りやすい。
これからの10ヶ月、脳味噌をフル回転させて学習に励んでもらいたい。


とある生徒の月謝袋に「20010年度石原学舎月謝」 と書いてあった。
その頃には多分塾長は生きてません。


微積特講全6回終了。最後は色んな立体の体積を積分で求め てみた。公式の導出も、厳密性は犠牲にしつつ、 魂だけはわかるように説明した。
中学以来学んできた錐体や球の体積が 積分を使うと鮮やかに計算できるのは、 高校生の時の塾長にとって 新鮮な喜びだった。それに、初等的な求積 も、実は積分の考え方(積和の極限)が使われていると わかる。
体積計算は数学IIではやらないことになっているので、 文系の生徒さんたちはここら辺の話を知らずに一生を終わる可能性が高い。 それは、十分に見ることが可能な宝物を、大人たちが隠してしまって 見せないのと同じことだ。石原学舎では宝物を出し惜しみするようなことは 絶対しないぞ。

来週からは通常の微積(学校でもやるような内容)に戻るとするか。

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