8/31(月)

米を買ってきた。今回は岩手県産のあきたこまち。 やっぱ複数原料米と違ってうまいわ。
業務スーパーから歩いて15分かけてうちに運んだので、 多分明日からしばらくは筋肉痛に違いない。


とりあえず九月がヤマだ。ここを乗り切れば、少しだけ 体力的余裕ができる、と思いたい。


家賃を入金してきた。当たり前のことではあるが、 生きてるだけで金はとんでいく。無駄遣いをしないこと、 無駄遣いをさせないこと、これを肝に銘じて過ごしてゆこう。

8/30(日)

投票をすませてきた。全然混んでなかったので、数分で 終わった。最高裁の国民審査のために、公報を読んでみたのだが、 判事全員が同じ年代であるのがわかった。こういうのって、 公平と言えるんだろうか。

二年ほど前、まだ石原学舍だけでは食っていけなかったときに 選管でアルバイトしたことを思い出した。この二年は あっという間だった。周りの人々に色々と助けられて、 今があると実感している。お世話になった組織に様々な問題点が あるとはいえ。

それにしても、政権選択なんてものを勝手に争点にされては困る。 日本が直面している問題はそんなちっぽけなものではないはずじゃないのか。

民放の皆様、君らは選挙特番などというものはやらんでくれ。 くだらないバラエティーとドラマで十分だ。 選挙というものは、いかに茶番であっても、バラエティー 番組を作る程度の能力しかないテレビ局の手には余るものだ。 君らが考えているよりも、ずっと真剣で、重要なものなのだ。 分をわきまえて、行列のできる法律相談所でもやっといてください。


そういえば来月の家賃をまだ入金してなかった。

8/29(土)

無責任なことを言う民主党も、無責任なことをやる自民党も、 無責任な立場でぬくぬくと生きている零細政党も、 塾長の視界から消えてちょ。


期日前投票をしようとマリオスに行ったら、 行列ができていたのでやめた。 列に並んでまで投票するほど熱心な塾長ではない。明日、朝一番で 投票しにいこう。清く虚しい一票を入れてくるさ。


小中学生のノートの取り方や、答案の書き方をどのぐらい 厳しく指導するのか悩むことがある。 オーソドックスな書き方や解き方でなくても、 数学的・論理的に正しければいちいち修正したくない、 というのが正直なところなのだ。 のびのびと書かれた、非オーソドックスな答案 は見ていて楽しい。ただ、これで×をつける 先生がいる可能性も排除できない。 テストのために勉強をするわけではないが(ま、塾に 通う子のほとんどはテストの点数を上げたいという 目的を持っていると思うのだが)、無駄な失点をするのも あほらしい。
今の話とは直接関係ないのだが、今日来た生徒が 「三人の得点がそれぞれa,b,cのときの平均を求めよ」 という問題に対して「(a+b+c)÷3」と書いて×をもらった のには脱力した。確かに「文字式の書式にしたがって」 という条件がついてはいたのだが、×にするようなものでも ないと思うんだよな。わからん。

こないだ本屋で、東大生のノートを陳列した本を見た。 いやー、キレーなノートですな。カラフルすぎて どこがポイントなのかよくわからんかったよ。
うっすらと軽蔑の念を持ってしまった塾長は歪んでる?

8/28(金)

ようやく石原学舍の教室にカーテンがついた。 これで外から丸見えの状態が解消された。 さっき外に出て確認したけど、電気がついていること自体 わからないぐらいちゃんとカーテンの役割を果たしている。 ついでに、教室部分の電灯も交換した。十二帖まで カバーできる電灯で、やたらと明るい。普段は、二段階あるうちの 暗い方を使っているが、それでも以前よりはずっと明るい。 素晴らしい。
部屋の模様替えも終わり、奥の和室が自習室として フル稼働できる状態になった。リクライニングチェアもあるので、 勉強に疲れたらダラダラとすることもできる。 少しずつではあるが、見かけも塾っぽくなってきたように思う。

電灯やカーテンや机を買いにいくのに、公務員対策の生徒である TRT君にワゴンで来てもらって、ブツを運ぶ予定だった。 そこへたまたま都合良く、SSK先生が現れたので、これ幸いと 買い物と模様替えの手伝いをしてもらったのであった。 ちゃんと昼飯は焼き肉をごちそうさせていただきましたがな。
ちなみに、机とカーテンを買いにいったニトリで、 仕事中のはずのY崎先生(情報科教諭)がカーテンを探していた。 私用で仕事を抜け出すのはいいんですかね。こーゆー 正社員がいると思うと、アルバイトの先生は心穏やかでは なくなるわ。山Z先生みたいなのこそ、まずクビ切らんとあかんがね。


うちの前の4号線で、また右折に失敗してぶつかった奴がいる。 ごつん、という音が聞こえて外を見たら、側面のへこんだ軽自動車が。 どっちもけがはなかったようだが、ああいう難しいところを右折しては いかん。むしろ右折禁止にしてほしいよ。


Snow Leopard が3300円なので、とりあえず買って サブマシンにインストールしてみた。しかしながらTeXが使えないことが判明し、 メインマシンはしばらくLeopardのままにすると決定。
それにしてもSnow Leopard は速い。サブマシンは 初期型のMacBookにもかかわらず、かなりさくさく動く。 Webの表示もすげえ速くなった。ブラウジングの速さって、パソコンというよりは 回線の問題だと思っていたのだが、それだけではないのだな。

8/27(木)

10月の演奏会の練習があった。弦楽合奏部門ね。 バイクで転んで以来、一番長い時間チェロを弾いた気がする。 結構疲れて、家に帰ってから一時間ほど横になってしまった。
お昼にはおむすびが出された。塾長は食欲を抑えられないタイプなので、 一気に五ついただいてしまい、昼休憩後の練習はずーっと頭 がぼんやりしたままであった。疲れたというよりも、 胃に血流が集中して体が重くなったということなのかもししれない。
技術的にも、アンサンブル的にもそれほど難しい曲ではないので、 本番は楽しんで弾くことができそうだ。


改革とか、政権交代とか威勢がいいですな。 それはつまり、普段からきちんと頭を使って微調整をするという 作業をしていないからだと思うんだが。試験前に一夜漬けをするみたいな 姿勢で政治をしないでくれ。出来の悪い大学生じゃあるまいし。

選挙公報の社民党部分に「政権交代」と書いている候補者がいた。 あんた、政権に入り込むつもりなんだ。堪忍してよ・・・

8/25(火)

メタボが新型インフルエンザに弱いと聞いて 真面目にダイエットをしようと思った人間は塾長だけではないはずだ。


4kgスパゲティに飽きた。さすがに飽きた。 三食カレーだけで一週間生活できる塾長も、さすがに飽きた。

で、今日は1kgそばを買ってきた。400円が高いのか安いのか、 もう一つわからない。4kg1000円のスパゲティよりは少し高いけど、 店でざるそばを食べれば400円ぐらいは軽く飛んでいくことを考えれば、 なんだかんだ言ってお買い得なのに違いない。
これからしばらくは、そば時代が続く。

8/24(月)

中京は強かったなあ。中盤で六点差ついた時点で「勝った」 と思って外に出たのだが、買い物先のK'sデンキ でテレビをふらっと覗いてみたら一点差じゃありませんか。
中京みたいな百戦錬磨の連中でも全国優勝が目の前にぶら下がる と動揺するんだな。塾長が高校生だった頃の中京 なんて、選手全員びしっとソリ込みを入れてるような おそろしい学校だったのに、テレビに映ってる彼らは 普通の高校生に見えたぞ。月日が経つのは早いものだ。


K'sデンキなんかに行ったのは、教室の 電気がちょっと暗いので新たに電灯を買うべく偵察をするため。 石原学舍の設備投資の歩みはきわめて鈍く、一年目はホワイトボードを買っただけ、 二年目は大きな勉強机兼仕事机を買っただけ、三年目はエアコン、 と、ケチ道そのものであった。書籍に関しては毎年(使うかどうかもわからないのに) 十万円以上は使っていたんだが、その他のことにかけてはほとんど何もしていなかった のだ。

この間の夏期講座で初めて同時に二人の生徒に教えたら、 大きい机にもかかわらず若干窮屈そうだったので、近いうちに 机と椅子も買わなくてはと思っている。それでついでにニトリを覗いてきた。 まあ、そんなに高くないことが判明したので、こちらも 早めに決める予定。


みうらじゅんが「大きな不幸がなくて不幸」というようなことを インタビューで言っていた。結構なことだと思うんだが、 その気持ちすごくわかる。

8/22(土)

景気の善し悪しと生活水準の間には何の関係もない。
だから、景気対策が重要とか言ってる人が一体何を目指しているのかが さっぱりわからない。


のりピーの「碧いうさぎ」をiTunesで購入してしまった。 なんてミーハーな塾長。

8/21(金)

花巻東はえらいなあ。今年を逃したら、あと50年ぐらい 岩手に甲子園優勝のチャンスはないような気がする。


小学6年生は負の数の加減法。足し算は問題なくできるのだが、 引き算は「マイナス引くマイナス」の計算で悶絶中。 数直線を持ち出してきて図解するか、計算のルールを 示すか迷ったあげく、とりあえず計算ルールを教えて 機械的に計算できるようにして、そのあとで数直線 を見せることにした。ダラダラ説明すると 混乱するし、機械的な計算ルールを教えると わかった気がしない。教科書には折衷案のような 説明が載っている。
自分が計算する時は、数直線をほんの一瞬だけ見て (数字を見ると数直線が見える体質なのだ)から 絶対値を足したり引いたりしている。基礎的なことを 上手に説明するのは本当に難しい。


国旗を切り貼りしたとかどうとか、お前らお互い悪口を 言い合う他に議論することはないのか。


疲れてます。

8/20(木)

ホワイトボードマーカーのリフィルがなくなったので、平金 で二箱注文した。しめて六千円なり。多分一年近く持つはず。
しかし「前金で」と言われたのには驚いた。これまで、 何かを取り寄せてもらったときに前金で払った記憶が 全然ないのだ。ケチ臭い文房具屋だわ、ホント。


あまりフレンドリーにしゃべってくれなかった 生徒さんが、しゃべってくれるようになると嬉しい。
まずは塾長がもっとフレンドリーっぽく振る舞わなきゃだな。

8/19(水)

秋ですわ・・・


二週間ぶりのチェロが、楽しい。指先ぶよぶよで 全然押さえられないけど楽しい。

8/18(火)

カブ復活!
転んでから二週間以上経った今日、ようやく警察に行ってきた。 北山で放置されたカブ、というだけで話が通じた。 放置場所の近くの民家の人が、邪魔だからなんとかしろと 警察に通報したのだと。 防犯登録の記録から塾長を割り出そうとしたそうなのであるが、 購入時の住所がみたけだったため連絡ができなかったようだ。 結局、カブに「小原サイクル」のシールが貼ってあったので、 塾長カブは小原サイクルの倉庫へ行くことに。警察の連絡で バイク屋が引き取りに来るということもあるんだね。 おかげさまで放置バイクの手数料も取られることなく、 小原サイクルの倉庫に置きっぱなしにしておいた手数料を とられることもなく、有り難いことだ。

二週間ぶりに見るカブは、ほとんど無傷で、エンジンも 普通にかかった。いや、よかったよかった。これからは、 もっと丁寧に走るぞ。五体満足であることがいかに有り難いことか よーくわかった。


迷惑メールのタイトルは支離滅裂なものが多い。

「家出四日目。お金が底をつきました」
うちに帰れよ。

「副業で年収三千万」
全然副業じゃない。

一体どういう人がこんなのに引っかかるんだろう。


衆議院選挙の投票券が届いた。
どいつもこいつもクソばかりで気が重たい。
もっと気が重いのは、誰が当選しても、どこの党が勝っても、 これから四年間このクソどもに対して責任を持たなければならん ということだ。実際やっとれんよ。

8/17(月)

小学6年生用に準備していた教材は、ちょっと難しすぎる らしいことが判明したので、つなぎのための初歩的教材を 作ってみたら、こちらの出来が思ったよりもずっとよくなって しまった。というわけで、つなぎの予定だった教材を 拡張して中学英語用の教材に作りかえることに決定。 ちょっと時間がかかりそうだが、まあ、一度作ってしまえば 中学三年間使えるから、よしとしよう。
来週までに覚えてくるように言った単語は22個。 小学生ならそのぐらい覚えられるでしょ。


石原学舍では高校レベルを超えたことも 雑談や特別講座で話すことがある。そのときのネタが どうしても物理と数学と音楽に偏ってしまうことに 、石原学舍を開いてから三年間悩んできた。 化学や生物を真面目に学んでいないため、 周辺知識が不足していて、その方面の話を広げられない のだ。

塾長のルーツはなんだかんだ言って物理なんだなあということを 再認識している。たとえ、最新の?物理の話が面白いとは 思っていなくても(実のところ、よくわからんのだ)。
だから、微積分やベクトルを教えるときには速度や加速度が 脳裏にあるし、英語の長文問題も物理や数学がテーマだと 周辺の話題についても色々話せるし、 化学の話をしている時は(自由)エネルギーの ことを考えている。
これだと、教え方が偏りすぎるんではないかと ずっと心苦しかったのであるが、最近は これも一つの特色ということで許してもらえないかと 考えている。
ただし、偏っているのは雑談のネタ だけで、教える内容が偏っている わけではない。念のため。

8/16(日)

今日で岩手の子供たちの夏休みは終わり。夏が短い。短すぎる。 その上、宿題が多すぎる。だめだこりゃ。

夜、暇があったので今年の京大物理の問題を解いてみた。 いつの間にか理科が二科目で三時間と、以前よりさらに 長くなっていた。しかも問題はかなりヘヴィーだ。 京大の理科は基本的に長文穴埋め問題になっており、 問題文自体が普通の学校に比べると三倍ぐらいの長さである。 つまり、ささっと問題文を読めるだけの読解スピードが 必要なのだ。英語と国語がどちらかというとじっくり 取り組ませる問題なのに対して、理科は すばやく題意を掴むことが要求されている。
東大のように英語と国語が事務処理能力試験となっていて 数学と理科がじっくり系なのとは 対照的だ(もちろん年度によって問題の重さは変わるけど)。

で、今年の京大物理であるが、素晴らしい問題であったと思う。 加速器の原理について授業で丁寧に解説されることは あまりないのだが、この問題ではサイクロトロンとベータトロン 両方の原理について初歩的なことがわかるようになっている。 それに波動分野の問題では、位相速度と群速度の違いが解説されていて、 確かに高校レベルは超えているものの、極めて教育的である。
時間制限を設けて解くことは普通の受験生には無理かも しれないが、余興の授業かなんかでこういうのを取り上げると すごく面白いと思う。入試問題には受験生に対する大学側の (一方的な)要望が現れている。ここ何年かの京大の数学や理科の問題は、 ゆとり教育に対するかなり強烈なアンチテーゼになっている。

8/15(土)

この一ヶ月、冷房をつけている時間が長くて電気代が心配 だったのだが、今日来た請求書によると180kWhで4000円ぐらい だった。二年前の冬に、電気ポットをつけっぱなしにして 240kWh使ったのに比べるとかわいいものだ。

今日は珍しく生徒が来ない日だったので冷房なしでパソコンをいじっていたら、 本体が猛烈に熱くなってきて作業を何度か中断した。パソコンを使う時はやっぱ 冷房を入れた方がいいのかもしれない。


「塾長には盆休みがないのか」という質問をいただいた。
自営業者である塾長は、世間様と休日を合わせる必要が全くない。 休日や仕事量を自分の裁量で決める自由がないなら 自営業をやるメリットがひとかけらもなくなってしまう。

というわけで今日は生徒が一人も来ない日であったが、 テキストの見直しとデジタル化の作業を黙々と続けていたのさ。 明日は生徒が三人か四人ぐらい来る予定。

8/14(金)

昨夜、散歩にいこうと外に出たら足下で「ぱりっ」
ああ、でんでん虫。合掌。


生協のココアは140g298円だったのだが、 今日見てみたら110g298円になっていた。 ヴァンホーテンとか森永よりは安いけど、生協にも 値上げの波がきたようだ。


夏期集中講座「論証の基礎1」第二回目。 背理法の説明をしていたら「否定が偽であることと、 元の命題が真であることの関係が自明ではない」 との指摘を受けた。
その感覚はまっとうなものだと思う。 実を言うと背理法というのは、ある命題が真であるか 偽であるかが(証明の有無にかかわらず) はっきり決まっているということを 信じる、という立場をとらないと成り立たない論法なのだ。 信じる、という言い方が数学にはなじまないと思う方も いるだろうが、何事も一番基礎的なところはある種の 信念というか、信仰のようなものでできているものだ。 ただし、ここで言う信念や信仰は、日常的な意味で使う 「信念」よりも遥かに堅固なものである。

百年ぐらい前までは、数学のなかでのイデオロギーの 戦いがあり、ブラウアー率いる直観論理とヒルベルトの 間で激しい(代理?)戦争が起きていた。直観論理 (高校で学ぶのは古典述語論理の一部)においては 排中律「pまたは非pはトートロジーである」が 成り立たず、したがって背理法も成り立たない。 しかし、数学としては(かなり不自由であるが) きちんとした体系であり、直観論理を使って 微積分を再構築するようなやり方もあるようだ。 ただ、選択公理を使わなくてはならないような定理は 証明不能であるようだが。

生徒が混乱しない程度にこのような話をしてみたが、 実感はないに違いない。論理が一つだと思っている 高校生(大人もそうか)がほとんどだろうから、 直観論理とか量子論理のような非古典論理の話をしても しょうがなかったかも。


「安易な政権交代が日本を崩壊に!!」
全くそのとおりだよ。

惰性による政権維持も日本を崩壊に導くんですけどね。 どっちを見ても絶望しかありませんな。

8/13(木)

今日は夏期集中講座「論証の基礎1」の第一回目。 集合と論理について、基礎的な事項を一通り伝えた。 講義型の授業は久しぶりでちょっと新鮮。三時間たっぷり しゃべりまくり、書きまくりで、生徒二人は若干グロッキー気味だった。 当たり前か。今回の講座で全部わかってもらおうとは思っていなくて、 今後の授業で論理的なことをしゃべったときに「それ何ですか?」みたいな ことにならないようにというのが目的。
学校の授業も、ふつーの 塾の授業も、問題を解くことに特化しすぎで、 数学を学びながら身につけるべき論理の基礎が おろそかになっているというのが塾長の考えである。 なかなか理解してもらえないのであるが、問題を解くことは、 内容を理解するよりもずっと簡単なのだ。理解してなくても 問題は解ける、ということがわかっていない生徒や先生が多すぎる。 問題演習に特化するというのは、数学や論理を理解して楽しむという 本来の目的を放棄した、怠惰なやり方だ。点数だけを求めるのは、 教える方にとっても教わる方にとっても危険な自己満足なのである。

明日は今日学んだ知識を実際の問題で確認する予定。多分、今日より大変。


涼しいです。秋が来たー。


のだめカンタービレの最新刊がアマゾンから届いた。 漫画って、一冊読んでも全然満腹にならない。 カラマーゾフなら上中下の三冊でしばらくは動けなくなる ぐらい腹一杯になるんだが、漫画だと同じ満腹感を得るのに数十冊必要なのだ。 何とも家計に優しくない読み物だこと。


こないだ来た中学生が「学校の先生がひたちに行きたいと 言っている」とのたもうた。日立?常陸?そんなとこ(失礼) 行ってどうすんの、と思ったらタヒチだった。

地理の勉強もしましょう。

8/12(水)

実家からみかんが一箱届いた。
昨年届いたみかんがまだ台所に二三個あるのを思い出した。


三月にうちを卒業したS君が遊びにきた。夏休みなんだと。 夜の十二時半頃まで学校生活やら、バイトやら、政治やらについて だべってしまった。将来ある若者というのは羨ましい。

8/11(火)

おとといの雑記帳に「やっとれん」と書いたら、 Yさん(この方は塾長と同じ高校出身!北の果てにも 名古屋人が)から「それは名古屋弁ではないか」 と指摘された。

え?そうなんですか。「やっとれんが」と「が」まで 入れば立派な名古屋弁になると思うんですけど。 自覚症状なし。ちなみに、 こないだ岩大に益川教授(この人も同じ高校出身!) が来たとき「自分は横着いもんで」と言ったところ、 学生さんは「?」。「おうちゃくい」(横着であるの意)が名古屋弁 であることは塾長にもわかる。


風呂場で10センチ四方ぐらいのぶよぶよした 白い物体を発見した。新種のカビかナメクジかと思って よく調べてみたら、背中からはがれた湿布だった。 水分をたっぷりすって、ババロアみたいな手触り (触ったことはない)になっていた。

病院で背中に貼ってもらったんだけど、背中に手が届かない もんだからそのまんま放っておいて、風呂に入ってる時に いつの間にかはがれたということなんだろう。 鈍感にもほどがある。


うちの生徒の一人が、ただ今家族で京都にいる。 親御さんは「京大を見せるのだ」と 意気込んでいる。子供の方は「京大?行きたいですねぇ・・・ 行ければねえ・・・へへ」 と若干頼りなし。

親の心子知らずか。頑張るだけのことはあると思うよ。


"popular"を「ぽぷりゃー」と発音する子を発見! こんなところにも名古屋人が。
英語は口の周りをたくさん動かさなくてはならない ので、それらしい発音ができるようになるまでに訓練が 必要なのだ。

8/10(月)

一日中、夏期集中講座「論証の基礎1」の準備をしていた。 ようやく三分の一が片付いたというところか。
もともとは、学校できちんと扱わないタイプの重要な論証 問題を取り上げて、基本的な考え方と論証の進め方 をしゃべるつもりだったんだが、 今の教科書では論理の初歩的なことすらきちんとやってない ことに気づいて、1から丁寧に論理の説明を することにした。おかげで、準備していた演習問題に 到達するまで数時間かかるだろうと思われる構成に。 そのかわり、数学の基礎としての論理については、 今回の講座のノートを見直せば必要なことはすべて書いてある というかたちにした。
高1の生徒さんにはちょっと上り坂がきつく、高2の生徒さん は曖昧なところや抜けてるところをとりあえず確認するような 導入になりそう。数学や理科ってのは問題解くだけなら 簡単なんだけど(難しいのもあるか)、話の流れを きちんと理解することは結構難しくてやりがいのある ことなんだよね。生徒の皆さんの健闘を祈る。


今日は12月の演奏会の練習だったが、 塾長は肋骨痛のため欠席。車に乗ると左折右折と加速が 痛い。必要な時しか動かない塾長。何だかますます太ってきたような。

8/9(日)

選挙には興味があるが、マニフェストは難しいので 読まない、というのが昨今の学生の姿なのだと 読売新聞に書いてあった。同時に行われたアンケート では、消費税増税の必要があると考える学生が 三十数パーセント、必要ないと考える学生が同じくらいいると。

マニフェストを読むこともできねえ学生が 消費税増税の是非を論じるんですか。


寝違えて肋骨が痛い。やっとれん。

8/8(土)

の、の、の、のりピーが!!!


肋骨痛めてからは柔らかいところに寝転がるのが痛くて、 椅子の上や床の上で寝てきたんだが、ようやく 痛みが少し治まってきたので一週間ぶりに布団で寝た。
やっぱ布団の上はいいですなあ。7年ぶりに新しい枕に 替えて、こちらもいい感じ。古くなった枕はどうしても形が 崩れてしまうのだ。

8/7(金)

のりピーが・・・


小学6年生は、今日から中学数学に突入。 新しい教科書でやる気満々だったぞ。 中学一年の最初はプラスとマイナスの計算が延々と続く のだが、この子は苦にするでもなく喜々として取り組んでくれる。 結構難しいかと思った絶対値の応用問題も 「なんだ、そんなに難しくないですね」 と言いながらあっさりとクリアしてしまった。
ふふふ、何とも鍛えがいのある生徒さんですこと。

ちなみにうちで中学生用に使っている教科書は、 数研出版から出ている中高一貫校用の体系数学シリーズである。 指導要領の無茶な要求に縛られずに書かれているので、 論理の筋が通っていてよろしい。別冊の問題集も充実していて 公立高校の受験ぐらいならこれと過去問ぐらいでおつりがくる と思われる。高校用の授業にも十分使える。
めっちゃおすすめ。というか、公立学校用のクソ教科書 と見比べてあまりの違いに愕然とする。これが普通だと思いたいのだが、 検定教科書がダメすぎる。 良心的な学校なら 検定教科書なんて使っちゃダメだ。よりよい選択があるんだから。


顔面打撲の生徒が一人。どうも最近塾長のまわりは当たってる。

8/6(木)

自習時間に国語の宿題をやりにきた 中二の子とともに、文法問題に頭を悩ませた。

連用形とか連体形とか上一段活用とかなんとか、 すぱっと忘れてる。英文法との関連がある品詞の判別は ほぼ完璧なんだが(ほぼ、というのは「小さな」 の品詞が連体詞であることを知らなかった、というか 全く覚えていなかったということ。こういう分類は 英文法にはないのだ。てっきり形容詞だと思っていた) 、それ以上の細かい形についての知識は抜けてる。

とりあえず、国文法は守備範囲外ですから、と言い訳をしておく。 だけど、今日一日で少しだけ国文法の知識が復活した。 こういうのはちょっと嬉しい。石原学舍で 国語を教えることにするとか、そういうことにはならないんだけど。

この生徒さんは、これまでに読んだ小説をかなり克明に 覚えている。同じ小説を何度も読んで脳みそに刷り込んで いるらしい。それこそが、何かを覚えたり身につけたりするための 唯一の方法なのだ。熱中できるって素晴らしい。
塾長は昨日読んだ本のタイトルすら覚えてない・・・

8/5(水)

親切な元同僚のSSKさんとIMさんが、塾長のバイクを 探しに行ってくれた。が、バイクは見当たらず。どうやら 盗まれちゃったみたいだ。
本当ならばショックを受けるところなんだろうが、とりあえず 肋骨の痛みがひどくてカブどころじゃない。被害届 やら何やらは歩けるようになってから出すだ。


「のりピーはどこへ行ってしまったんだろう」 という話をしたが、最近の高校生はのりピーを知らん。 実のところ、塾長も名前と顔しか知らん。
結局ジャニーズの男の子の顔と名前が一致しているか どうかをテストされてしまい、またも塾長は劣等生 のレッテルを貼られてしまったのだった。

8/3(月)

今週末の宮古演奏会は断念。先ほど先方に連絡を入れた。 すごく楽しみにしていたので残念なんだが、 右腕が全く上がらずどうしようもない。 平謝りですわ。


今日うちにきた小学生は、落語が好きだという。 渋い。渋すぎる。だけど塾長も落語が好きだ。毎晩 落語を聞きながら寝ているぐらいだ。 こういう子がいるうちは、日本の古典芸能もなんとか 生きていけるに違いない。

結局、授業が終わってから落語やらドリフターズについての 雑談モードに入ってしまい、彼が帰ったのは九時・・・ 何やってんだか。


ようやく横になって眠れるようになった。 この数日間の寝不足を補うべく、昼寝もしてやったぞ。

8/2(日)

今日来た高校生には、久々に学習の指針というか、 心構えのようなものを話した。

1.同じ問題を繰り返すこと。
一高に入るような生徒さんは、中学校までは反復練習 などしなくても、一回授業で話を聞いたり 問題を解いたりすれば頭に入っていた子が多いと思う。 残念ながら、高校レベルでそれができるのは学年で上位10番ぐらいまで である。自分が秀才だという自覚を持った子以外は、地道に 同じ問題を解いてください。

2. 優先順位をつけて、捨てるものはばっさり捨てる
理系進学志望の子で、数学が怪しいなら、国語や社会の 予習・復習なんて時間の無駄である。授業時間内でがっつり 理解できるようにしてくださいな。 複数科目の新しい教科内容を同時進行で学ぶというのは、 かなり非効率的 なのだ。演習ができるぐらいのレベルになれば、 演習を同時進行で行うこともできるんだけど。特別によくできる 生徒さん以外は、自分の能力をしっかり把握した上で、 確実にできることを、地道に増やしていかなくては。 ただし、捨てるとは言っても興味まで捨ててしまってくれと 言っているのではない。家庭での学習時間を 考える上で最低の優先度を与えてくれ、という意味である。

3.長期休暇中の学校の課外授業に出てる暇はない。特に受験生
長期休暇というのは、遊ぶためのものであると同時に、 自分に足りないところを集中的に点検して補修する 期間である。課外授業なんぞに出てる暇があったら、 自習しなさい。反復練習を集中的にやるのにも 長期休暇は便利である。だから、宿題のような新しい 問題を与えること自体、塾長的には意味不明なんだよね。 これまでにやった問題集や、模試を解き直すだけでも それなりに時間はかかるはずなのだ。 あと、もう一つ、三年生で課外授業に出てもいいのは、 何もしなくてもできる子と、たまたま課外授業でやる テーマが自分の弱点や集中的に学びたい内容と合致している 子だけである。何をやっていいかわからないから講習に出る、 という受験生はその時点で限りなくアウトに近いと 思ってほしい。明確な自己認識がすべての出発点です。

というようなことを、折に触れて話してはいるんだが、 いかんせん塾長は信用がなく、そのようにはしてもらえない。 学校の先生じゃないといかんのかなあ、と思うことがときどきある。

8/1(土)

肋骨が痛くて、昨夜はほとんど眠れなかった。 六時前にぱっちり目が覚めるなんて滅多にないことだ。 布団に横になることが非常に困難で、寝返りも打てないし、 姿勢がちょっとでもずれると激痛が走るし。

塾長は子供の頃からよくけがをしていて、痛みには 割と鈍感な方だと思うんだが、今回のは ちょっとこたえますわ。

チェロを弾こうにも、楽器ケースを持ち上げられないし、弓を持って 動かすことなんか想像もできない。練習しない言い訳ができたのは 結構なことだが、練習しないわけにもいかないんだよなあ。 どーしたものか。


今日の英語の授業は、右手が使えないために左手で アルファベットを書くという手段をとることになった。 ただでさえ汚い文字が、さらに汚くなって、ひどいものだ。

休憩時間中にぼーっと考えていたら、PowerPoint やKeynote の ようなプレゼンソフトを使ったらどうかと思いついた。 そうすりゃ汚い文字を、時間をかけてホワイトボードに書く必要もなくなる。 結構簡単に、構文分析の記号を入れることもできるし、場合によっては 音声による説明を乗っけることもできる。 あとはプロジェクタかモニタがあればいいじゃん。
というか、双方向の議論が必要ない講義なら(基礎的な内容 については、そのような方法の方が効率的である)全部 そんな感じでスライドショーにしてしまうのも手かもしれない。 基礎講座についてはパソコンにかじりつきながらパワポの授業を聞く、 みたいな。説明の音声は塾長の声なので、完全なデジタル化 とは言えないが、これは結構いいんじゃないか。

んー、しかしこれが簡単な仕事なら、予備校のビデオ講座も パワポ使えばよりすっきりするだろうし、すでによそでも やってるはずなんだよなあ。何か、うまくいかない理由か、 教育効果が上がらない原因があるんだろうか。 うちは零細塾であるが、マス授業を否定するものではない。 ルーチンワークに属する作業は対面である必要はないと考えている。 ある程度レベルの高い内容を扱う場合には、双方向のやり取り があった方が楽しいと思うが。

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