6/30(火)

昼飯は元同僚のSSK先生に誘われてピザの食べ放題に行った。 「太りにいくぞー!」

すでに十分豊満なんですけど。


クソ高校のある日の光景。

職員(校長に向かって)「おはようございます」
校長「・・・(無視)」
N教頭(職員に向かって)「いや、申し訳ない(あんな校長で)」

どこの世界に校長の教育係をやる教頭がいるってんだ。 盲が盲を導くってか。


化学を教えてた時のこと。

塾長「水銀は常温で液体です。テーブルの上に 落とすと表面張力で丸い玉みたいになるでしょ。 元素記号はHg(エイチジー)です。」
生徒「フォー・・・」

真面目に勉強してください。

6/29(月)

スペシャルドリンクは給水が目的なので、 塩を混ぜてある。どのくらいの濃度であればいいのか よく知らずに、これまでは生理食塩水と同じくらいの 一パーセント弱のを作っていた。これだと、二リットルの水に 小さじ一杯以上塩を入れなくてはならない。質量にして10グラム以上だ。
高血圧の治療を受けている人は、一日の塩分摂取量を6グラム以内に抑える ように指導されると本で読んだ。その基準から考えると、 スペシャルドリンクだけで 一日10グラムの塩をとるのはいくら何でも多すぎるんじゃないかと、 ふと疑問に思った。

で、熱中症とか日射病情報が載っているホームページをいくつか調べたら、 推奨されている塩分濃度は0.1パーセントから0.2パーセントではないか!! 塾長塩分とり過ぎだったんですわ。明日からこれまでの五分の一の濃度 でスペシャルドリンクを作りますです。 どーりで最近血圧が高いと思った。測ったことないけど。


4kgスパゲティをようやく消費した。長かった。 海外生活が長い友人Yohによると、欧米の 貧乏人にはデブが多く、その理由はカロリー単価の安い 炭水化物によるものなんだそうな。要するに、 パスタは安いのだ。

また4kgスパゲティを買ってきてしまった。うふ。

6/28(日)

今年もアリの季節がやってきた。 去年までと違うのは、ちゃんと台所に来て砂糖や蜂蜜を なめてるとこだ。食べ物があるところなので、玄関みたいに スプレーをぶちまけて全滅させるという力技が使いにくい。
さーて、どうしたもんか。


生協で買ったらっきょうは、業務スーパーで買った 78円のらっきょうと違って味が濃厚だ。名古屋の実家でカレーが出る時 に同時に出されるらっきょうと同じ味。むほっ、て感じ。


来月9日に啄木賢治青春館で受ける、寺神戸氏の 公開レッスンに向けてカルテットの練習。結構久しぶり に会ったような気がする。

今回のに合わせて最新の原典版を使っているのに 「ん、これ弾きにくい」「モザイクカルテットは てきとーにスラーをつけていた」「他のバージョンの楽譜には こういうスラーがついていたので、ここはそれにしよう」 等と言いながら、 原典版の白い楽譜が恣意的なスラーまみれに。 自分たちに都合のいいところだけテキトーに切り貼りした、 変なバージョンになっている。

結局、なんぼ原典版を使っても、楽譜の読み方を知らなければ 意味がないんだよな。今度の公開レッスンのときは楽譜の読み方の 基本みたいなものを教わることができればええなあと思っている。 室内楽は楽しいです。

6/27(土)

こないだ小学生に貸したカラマーゾフ(上)は、 一週間で帰ってきて(まあ、順当なところだ)、 今は中学二年生のチェロ教室の生徒の所に行っている。 その子からは三冊の本を借りていて、ただいま読んでいる最中である。
石原学舍付属図書館みたいな。蔵書は少なくて偏っているけど。


プロのソリストは後ろでオケがなにやっててもちゃんと 弾いてる。何がしたいかすぐわかる。すごい。

寄せ集めのオケは難しい。上手いとか下手とかじゃなく(それもあるけど)、 お互い何をやらかすか全く予想できないのがこわい。不安を解消するため の丁寧なアンサンブル練習をする時間がないのがもっとこわい。 スコアを読んでる団員がほとんどいないと思われるのがもっともっとこわい。
アマオケは長期間にわたる丁寧な練習が生命線だと塾長は思う。 今回のオケは弦楽器の三分の二がアマチュアで(塾長含む)、 そういう観点から言うと準備が足らんのだよなあ。 プロレベルの人々が集っているアマオケ(新交響楽団みたいなやつ)を除いて、 アマオケで何とか演奏会が 成立してるのって、暇な連中が多い学生オケだけなんじゃないか。

それでも本番は通ってしまうんだから、不思議なもんだ。

6/26(金)

どこかの新聞に載ってたマイケルジャクソンの死亡記事は、 APやNTのそれとほとんど同じ。日本人名の記名記事なのに。 真面目に仕事をしろー。


オリンピックで経済効果とか、 脳みそが50年前で止まってるとしか思えんな。 大丈夫か、東京?

岩手では国体のメイン会場が北上になるか盛岡になるか でもめてたみたいだけど、こっちも下らねえ。 生まれたとこも、住んでるところも岩手じゃない 連中が県代表として出てるわけで(それはよそも同じこと) 、既に都道府県対抗の全国大会としての役割は終わってるじゃん。 金もかかるしまともにスポンサーをつかまえる努力をしている ようにも見えないし、やめちゃえよ。 税金がもったいないよ。税金なんて少ししか払ってないけど。


公務員試験対策講座に来ている生徒は、今、図形問題に取り組んでいる。 ちょっと前までやってた方程式の問題にはかなり苦しんでいたみたいだが、 図形問題は楽しいらしい。いろいろと工夫もできるし、見方を変えると 一気に解決することもあるから、新鮮なのかもしれない。 今日たまたま、彼が中学高校の頃に使っていた教科書を見てみたが、 使えない教科書だった。公務員試験対策にも、公立高校入試にも 不十分で、練習問題も足らない。概念の理解は、手と頭を動かして 初めて可能になる。

今の付属中の生徒が使っている教科書は さらに使えない。訓練なしで数学ができるようになるはずがない。 手を動かさずに数学ができるようになるはずがない。 教科書や指導要領があれほどまでに大きく変わるのも絶対に 許されることではない。生徒達に伝えなくてはならない事柄が、 数年単位で大きく変わるはずがないではないか。 教科内容の変更は、一回の改訂ごとに(社会や理科以外、 改訂の必要を全く感じない塾長。内容の配列は変えた方がいい ところが多々ある)最大でも1パーセントまでの変更にとどめる というようなことを制度化できないものか。

国の根幹に関わることを、見識のない一部の人間が、 あり得ないほど大幅に変更する権限を持っているのは どう考えてもおかしい。

6/25(木)

すまんがYC、締め切りを明日まで延ばしてくれ。


昨日の雑記帳を見た妹からメールが来た。 マーシャルは人名ではなく、マーシャル諸島のことなんだと。

謎はますます深まるばかり。


ここ数年は万年筆のキャップを尻軸につけずに書いてきた。 キャップの内側が削れてきて、筆記時に 若干がたつくようになったからだ。
今日久しぶりにキャップを尻軸につけて万年筆を使ったら、 バランスの素晴らしさにびっくりした。手と万年筆が一体化 したようなしっくり感とでも言おうか。すんげええ。

というわけで、キャップの内側に何らかの細工をしてぐらつかずに 使えないか、真剣に考え中。ペリカンのトレドタイプ のペンは塾長にとっては理想的なバランスですわ。


自習時間中に、来月のスケジュール調整のため、 小6の生徒とそのお母さんと妹さんが来た。 やることがなくて、そのへんをちょろちょろしていた 妹さん(小3)が床のあたりでごそごそしていたと思ったら一言。

妹さん「ネリ消しがいっぱい落ちてるよー」
塾長「あ、えっと、それはですね、、、ネリ消しではなくてですね、えーと、 ふつーの消しゴムのカスでして、えーと、 床は見ちゃいけないことになってるんです。」
お母さん「○○、そんなことしちゃだめでしょ!」

戸棚の骸骨、というか、戸棚にしまうこともしてない骸骨ってか。


あんまりに天気がいいので、薮川までカブで行って蕎麦食ってきた。 薮川涼しい。 極楽じゃー。

6/24(水)

算数を教えている小学生が、七月からは英語も受講することに 決定した。算数(数学)もそうだが、今からやり始めれば、 高校受験も大学受験も相当余裕を持って迎えられるはずだ。 おそらく、受験自体をほとんど意識しなくていいんじゃないかと 思っている。塾長が言うことでもないが、贅沢な環境だよなあ。


暑い。夏でっせ。夏。

午前の授業が終わってから、本宮の方へバイクを走らせた。 あの辺の山の脇を走ったら涼しいに違いないと思ったのだ。 道があるかどうか知らずに行ってみたんだが、県道281号 がほぼ塾長の希望に沿った道路だった。 夏の樹と草のにおいが心地よかった。そのまま志和稲荷(だったような そうでもなかったような)まで往復して帰ってきた。
暑いのは嫌いだけど、やっぱり夏は好きみたいだ。


母親から来たメールに、天馬の作った詩(??) が添付されてきた。かなり意味不明というかシュールなので、 本人の許可を得ずにコピーしておく。

[僕がいる]
僕がいるから〜
オレもわらう
やさしい人のは
ハイタッチ〜
やっぱ僕がいる〜
僕がわらうひなん日〜

評:天馬がいれば毎日笑えます。

[岩手の6日]
岩手はひろしのうた
6日のあさは4じにおきた
はなをみた6日に
ブルーなふくをきた
岩手岩手〜〜の6日がある
みんな岩手の6日

評:塾長(ひろし)は決してあさの四時には起きません。 それと「ひろし」と呼び捨てにしないでください。

[石ころりんこ]
石がながれるよ
ころりんと〜
はやく〜はやく〜
マーシャルだ〜
いすころりんこ
いすころ〜
石をたべると〜
おなかがいたい

評:マーシャルって誰?というか、石食べたんですか・・・

[ゆうの夕]
ゆ〜〜ゆうでございます
おならブーゆうは
夕がたのゆううううゆ
ふゆのねっこそれが
ゆうのゆう

評:デタラメな詩を書かないでください。

6/23(火)

水道局から去年11月と12月の分の督促状が来た。 わからん。記憶にない。少なくとも今年の水道料金は払っているし、 足らない分は次回にまわされるものだと思ってたからなあ。
領収書の山を調べなくちゃ。


また揺れたよ。地震は嫌いだ。


今日の生徒との会話。

生徒「先生さ、結婚した方がいいよ」
塾長「うーん、面倒くさいっす」
生徒「ふーん、じゃあ一人で死ぬんだ」
塾長「・・・」
生徒「婚活見て勉強しなきゃ」
塾長「何それ?」
生徒「テレビドラマですよ。勉強ばっかりしてないで、 社会勉強(?)もしてください」

どうも塾長は修行が足らん。

6/22(月)

米を買った。安い複数原料米は買わないつもりだったのだが、 値札につられて思わず買ってしまった。ほんの数百円のことなのに。
それで早速後悔している。やっぱまずいっす。ひとめぼれか あきたこまちにすればよかった。


数年ぶりにバッハがマイブームだ。こないだの演奏会前ぐらいから もぞもぞしはじめてたんだけど、さすがにそのタイミングでどっぷり はまることになると困るので知らんぷりを決め込んでいたのだ。

今日はジーグに隠されたベースラインを見つけたぞ。ふふふ。 楽しすぎ。


小学6年生の算数は、平均から速度のあたりまで。 単位量当たりの〜という考え方が理解できますように。 この生徒は学校で聞いたことのない話を聞くと喜ぶ。 ネタの収集には気を使うぜ。

使っている教科書には「ある市の人口は〜人で面積は...km^2です。 人口密度はいくらでしょう」みたいな練習問題があるのだが、 せっかくなので盛岡市の人口密度(スカスカですがな)を 計算させる問題を講義ノートにメモしておいた。
が、盛岡市の人口と面積を調べ忘れたので、 塾長のパソコンを使って授業中に本人に調べさせてしまいましたよと。 ついでに、電卓を使わずに済むように 概数計算の復習も。有効数字5桁で人口密度の 計算なんかしても仕方ないから。

6/21(日)

来月の演奏会の練習があった。とにかく疲れた。 ドヴォコンは先月よりは(オケを無視したので)マシだったが、 それでも音が出ないので力が入った。全然難しくないところで 力が入って指がもつれるのは悔しい。 (こっそり文句。コンチェルトの伴奏 は自分が弾いているときにソロが聴こえる音量で弾く のが鉄則っす。楽譜にあるダイナミクスはどーでもいいのです。 本番のソリストは音がでかいからある程度は大丈夫なんだけど。 カザルスはコンチェルトを弾くときにオケメンバーに向かって 「ピアノと書いてあったら、弾かなくていい。 フォルテと書いてあったら弓の毛三本だけ使ってもいい」と 言っていたそうな。)
ちなみに、シェヘラザードで僕の隣に座ったチェロの人は すごく上手だった。プロみたい。何で代弾きに立候補しなかったんだろ。

シェヘラザードはどの楽章を弾いても、どの楽章を聴いても同じに聴こえる。 ドヴォコンのオケパートもそうなんだけど、ああいう(自分にとって) 退屈な曲を 楽しく弾けるようになったら一人前だな。塾長は一生半人前で終わりそうだ。


甥っ子の天馬は、またちょっとはじけたことを してくれたようだ。以下、うちの妹からのメールを抜粋。

「やっぱ天馬おもろいわ〜 宿題で文章をまるまる書き写すってのがあったんだけどね、 それに句点や句読点ではない、1マス空けるだけの空白がいくつかあったの。 彼は空白というのが理解できなかったらしく、適当に2つ埋めてみたものの 文章の意味がわけわからん状態になってしまい「宿題がわからない」と 半泣きで訴えてきたのだ。
『 じゅうごやの ばんに…』が 『ごじゅうごやのかばんに…』と勝手に変えられていたのを見たときは…!!それは爆笑もん だったのだけど、彼の必死の工夫を笑ってはプライドを傷つけると思って 「1マス空いてるとこは同じように空けたらいいんだよ」と優しく諭しましたとさ」 (抜粋終わり)

子供ってのは本当に面白い。

6/20(土)

大家さんが来て、庭の草を刈ってくれた。 チェロ教室の生徒がそれを見て「業者に頼むと、 三万ぐらいとられるんだよね。うちにも来てほしいよ」

すみません、大家さん。だらしのない店子で。 草ぼうぼうなら、目隠しになっていいんじゃないか、とか 考えてる塾長は間違っていました。


高校一年生の数学は、別解の面白さがある問題を いくつか。図形やグラフを使う視覚的な方法と、 ごしごし計算する代数的な方法を行き来するようにしていると、 すごく見通しがよくなる。正しい道草を食うことが 結局は自力で近道を見つけるための唯一の方法と言えるのだ。 がむしゃらに問題を解くことも大事だけど、寄り道することも大事なんだよん。 一年生のうちは立ち止まる余裕があっていい。 二年生、三年生も立ち止まる勇気を持ってほしい。

6/19(金)

オロナミンCのCMで上戸彩が歌っている歌が頭から離れなくなった。 ちょっとやばい。「ま、いっか〜」全然よくない。


最近、チェロの練習に機械類を使うようになった。

一つ目はチューナー。4月のレッスンで、先生から 「石原さんさぁ、音程の精度低いよねぇ。 面倒かもしれないけどさぁ、チューナー使うといいんじゃなぃ。」 と言われたのがきっかけである。
耳でとれない音程は、機械を使ってもとれないと思っていたのだが、 やってみると効果覿面だった。音程のクセ(手のクセと言ってもいい) がはっきりしたし、クセが自覚できると、音程も 聞こえるようになる。
ただし、チューナーをつけっぱなしにすると心が折れそうになる ので、練習を始めてから10分だけ使うようにしている。

もう一つは、こないだの演奏会用に購入したICレコーダー。 とても真正直な音で録音できる。というか、内蔵マイクで これだけまともな録音ができるというのは驚異的だ。 中学生だか高校生の頃に、カセットデッキでピアノの音を録音 したときとは隔世の感がある。
プロの演奏家の中には、普段の練習でこのような録音機を使っている 人もいる。塾長もいつかやってみようと思いつつ やらずにいたんだが、いい機会なのでバッハを録音しながら 練習することにした。すると、音程もさることながら、右手の不自然な動き もよく聞こえるようになって、これも効果覿面であるのがわかった。 弓の速さが無意味に変わったり、変なアタックがついていたり、 いかに自分が自分の音に対して無自覚であったかがよくわかる。
でも、これだけ欠陥がはっきり聞こえると修正もしやすい。 実際、ちょっと気をつけて弾くと、次の録音のときには明らかに よくなっているのだ。ただし、別のところで変なことを していることも多々あるので、モグラたたきはなかなか終わりそうにない。
これも、一日の録音時間は10分以内と決めている。 自覚的に耳を鍛えることは大切だが、心が折れてしまっては意味がないのだ。


明日大家さんが来て草刈りをしてくれるそうだ。ダメな店子だ。

6/18(木)

高2女子生徒が自習時間に来て化学を勉強していった。 ほとんどゼロ状態から初めて、酸化還元分野は 酸化数の決定と半反応式の作り方、酸と塩基はpHの 計算まで。ほんの3時間ぐらいでこんだけできるんだから、 授業中にもちっと真面目にやればもっとできるはずや・・・

何でも「教科書の字が気に入らない」らしく、 教科書を読んでくれないのだ。教科書読めば、 授業聞かなくてもある程度わかるんだけど。 というか、教科書の字が気に入らないってどゆことよ。

6/17(水)

ジーンズの右前ポケットの上が破れた。 こんなところが破れたのは初めてだ。 ユニクロの安物だからだろうか。


三月までやってたバイト先にようやく作業着を 返してきた。顔を見るなりSGさんが「ちょっとぽっちゃりした?」

バイトが終わって最初の一ヶ月ぐらいは意識してちゃんと 散歩したり筋トレしたりしてたんだけど、段々面倒になっちゃいましてね。 そんなもんですわ。


今日うちにきた生徒が、電気ポットでないポットを見て 「コンセントがない!何これ?」と驚いていた。
塾長としては「え!?電気が通ってないポット見るの 初めてなの?」という感じなんだけど。 世代のギャップというか、家庭環境の違いというか、 経済力の違いというか。
ちなみに、石原学舍にも電気ポットはある。ただ、あんまりに 電気代が高くなるから最近は使ってないの。経費削減だがや。

6/16(火)

一昨日の演奏会本番中に、会場の女将OZKRさんが 盗撮した塾長の写真。


塾長のフォームは綺麗なのだ。それだけが 自慢なのだ。ちゃんと練習しろということなのだ。

6/15(月)

大学時代の友人から電話があった。 仕事が暇なんだと。窓際族みたいで つらいとか。暇で、金が入るなら いーじゃねーかというような無責任な話を して1時間強。塾長には珍しい長電話だった。 自分からかけた電話で長電話というのは絶対に ないんだけどね。

真面目な人の話を聞いていると、自分がいかにデタラメ な人間であるかを再認識する。自分の上司に対しては 容赦なく厳しい目で見ていたし、うまくいかないことは ほとんど彼らのせいにしていたからなあ。
実際、仕事が多すぎる、少なすぎるってのは管理職の問題で あって平社員には関係のないことなのだ。平社員と 管理職の仕事は質的に全く違うものだということを 認識していない管理職が少なからずいるみたいなんだよね。 人と金と時間の管理ができない人は管理職になっちゃダメ。


演奏会が終わってやれやれ。CDの作成も一気にやって しまった。最近の録音機器はファイルの分割も すぐできるし、パソコンへのデータ移行もすぐできて すごく便利。ノートパソコンでCDを焼くのも一枚あたり3分ぐらいで 終わる。すごい時代になったものだ。

今回の演奏会は予想に反してお客さんがすごく沢山入った。 100人を越えるとは思っていなかったのでちょっとびっくり。 重たいプログラムにも関わらず、子供たちが騒いだりしなかった のもびっくり。こういうこともあるんだなあと。

個人的にはこれまでにない程よく準備ができて、 万全の態勢で演奏会に臨むことができたと言える。 技術的に不安なところはほとんどなく、体調もよく、 舞台上でも全く緊張せずに落ち着いていた。
にもかかわらず、思ったような音は出なかった。 前日のリハーサルほど いい音が出なかったので「あれ、なんか違うなあ」 と思ってしまい、腕に力が入り、 それが後々まで尾を引いてしまったようだ。 ドヴォコンの代弾きでもそうなんだけど「自分の音が小さい」 と思うとどうしても力が入ってしまい、さらに音が出なくなる。
以前のように「弾けない、こわい、客が見てる」という緊張は 全くなくなり、冷静な状態を保って舞台に立てる(チェロは座るんだけどね) ようになった。あと一息の精神力があれば(本当にあと一息なんだろうか?)、 余計なことに気をとられずにいつも通りの力が出せるはずだ。

技術的なことは普段の練習でもっと丁寧にやらなくちゃ。

6/13(土)

明日の本番に向けて、会場でリハーサル。 今回はこれまでになく十分な準備ができたと思う。 新品の録音機もゲットしたし、明日が本当に楽しみだ。

6/12(金)

今日自習しにきた生徒(高2女子)に台所を覗かれた。
「整理整頓。まずはゴミを捨てることだな。」

黙って頭を下げることしかできない塾長でした。


床屋に行ってきた。演奏会前にセルフカットで失敗すると ちょっと残念だから。で、Cut Aという、1500円ぐらいで 髪を切ってくれる店に行った。大して期待もしていないかったんだが、 僕の髪を切ったお姉さんは顔そりがすげえ上手かった。 塾長はカミソリ負けをすることが多くて、毎回床屋を出ると 顔がひりひりするのだ。それが、今回はひりひりしない。 素晴らしい。

床屋に行くのが面倒なのは、いちいち髪型を指定しなくちゃならん ことだ。「前と同じで」がお得意さん以外は通じないから。 チェーン店なら、デジタルカルテみたいなものを作って 「前と同じで」が通じるようにしてほしいものだ。

6/11(木)

業務スーパーでは基本的にレトルト食品や、香辛料やお茶の類いしか 買ってこなかった。冷凍食品コーナーもでかいんだが、 冷凍食品てのは美味くもないくせに高いというイメージがあったのだ。

で、たまたま好奇心で冷凍食品コーナーを覗いてみたら、 冷凍野菜なるものが売っていて、例えばゴーヤ500グラムで100円 みたいな、べらぼうに安い(といっても500グラムの中には 冷凍用の水も含まれている)ものが色々あって、思わずごっそり買って しまった。しかし、家についてボー然としたのは、 うちの冷凍庫はそんなにでかくないので、全部は入りきらんということだ。 仕方なく、冷凍カット人参500グラムを一食で食べきっちゃいましたよと。
さすがにちょっと気持ち悪い。


床屋行かないとね。演奏会前ぐらいは。


右の肩甲骨のあたりが痛い。寝違えたのか、何か他の理由があるのか、 よくわからない。

6/10(水)

今週末の演奏会の練習。最終回。ピアノ三重奏は、 終了間際にやった一楽章がよし。何でも、これまで 二回の練習では緊張なさっていたそうで。 練習回数が少ないからか、今回はいつになく片桐の チェックが細かかったので、気にしていたのかもしれないな。

クラリネット三重奏は、ワシの基準だと大体合格なんだけど (他の二人はもっと厳しい基準を持っているに違いない)、 だるまの目玉がまだ書かれてない感じ。 大崩れはなく、しかし魂が抜けてるというか。 ファイト!一発!みたいな魂はいらんのだけど、 うん、あと一歩だ。あと一歩。大まかな構成を掴んで、 決めるところを決めたら、もっとはじけてもいい。 でも、羽目を外せるだけの蓄積がないっす。読譜に時間がかかりすぎた。


iPod をいじっていたら生徒に「ケータイ持ってないのに iPod 使えるのって変」と言われてしまった。

「テスト期間中なのに、遊びに行くのって変」と返しておこう。

ただね、テスト前に勉強するのって時間の無駄ではあるんだよね。 テスト終わったら忘れちゃうから。 継続的かつ集中的にある一つの分野を習得するのが一番 効率的で頭にも残るのだ。だから、一夜漬け、一週間漬けを推奨する ようなテスト期間制度はやめた方がよい。本当のことを言うと、 塾長はテスト前に勉強したことがほとんどない。たいていは、部活がない のをいいことにぶらぶら友達と遊んでいたorピアノを弾いていた。
文武両道が幻想だとわかったのは高校に入ってからだ。

6/8(月)

窓の外にハチが小さな巣を作った。ハチがうろうろしてるなあ と思ってから数日で傘ができてたのでちょっとびっくり。 公務員対策の生徒が「あれはスズメバチです!」と強く主張するので、 たたき落として、本人(?)もスプレーで処刑しておいた。
ほんとにスズメバチなのかどうかはわかんないけど、でかいハチが うろうろしてるのはあんまり気分よくないからなあ。


甥っ子の天馬は最近自動車にはまっているらしい。 外車なら国別に分類する、みたいな。不思議な子だ。


落ちた屋根の部品を、大工さんがくっつけていった。 うちの大家さんは行動がめちゃくちゃ早い。

6/7(日)

今日予定していたピアノ三重奏の練習は、 ヴァイオリンが急病のため中止。ピアノの交代も相まって、 これまでにないほど練習回数が少ない。 こーのがピアノ弾いて同じ曲をやったときも 一回しか練習しなかったけど、それにつぐ すごさだ。スリリング・・・そんなとこにスリルを求めてどうするよ。


青空文庫なるネット図書館みたいなものがある。 著作権の切れた作品をタダで見られるのだ。最近これにはまっていて、 毎日パソコンにかじりついている。興味を持ちつつも、読んでなかった本 がたくさんあって楽しい。
今日読んだのは、夢野久作「少女地獄」という 面妖なタイトルの短編集だが、これが変なお話ばかりで 訳が分からん。頭のイカれた嘘つき女に振り回される 耳鼻科医の家族の話とか、内縁の妻を何人も殺す バスの運転手の話とか。何というか、分類不能 なお話ばっかりだ。オチもないし。その割に全部読んでしまう、 貧乏性な塾長。タダで読んでるくせに。

こないだは、生まれて初めて「我が輩は猫である」 を読んだ。意外と荒っぽいというか、整理されていない 文章を書く人だったんだなあと(猫の話ということだから、 とりとめがなくてもいいのか)妙な感心をしたりしたのであった。

6/6(土)

こないだの強風で落ちた、屋根の一部とおぼしき物体を 大家さんが発見して「何ですか?これ?」とびっくりしていた。 「屋根の部品らしいが、 特に外見に異常はないようで、よくわからない」という話をしたら、 夕方、大工のおじちゃんが来て屋根の上を歩いていった。 結局なんだったんだろう。


明日は、チェロを習ってる先生の演奏会なんだが、 仕事で行けねえ。ところが、演奏会が終わった頃に、同じ場所で来週の 演奏会の練習があるのぢゃ。駅近辺で顔を合わせたらちょっと気まずいかも。
貧乏暇なし。

6/5(金)

台所を片付けていたら、半年ぐらい前に実家から送られてきた みかんの入った段ボールが出てきた。10個ぐらい残ってたのが、 白いカビに覆われて崩壊してエラいことになってる。結構におうので、段ボールの ふたをして、さて、どうしようか思案中。

6/4(木)

盛岡に来た頃買ったゼンマイ時計の竜頭が重くなってきた ので、分解掃除をしようと購入した大通りの時計店Mに持っていった。
ねえちゃんに「お見積もりをいたしますか?」と聞かれて、 「??」と思いながら(いや、見積もりをしてもしなくても、粉砕してなきゃ 値段は大して変わらんはずなのだ) 「あ、じゃあお願いします」と言うと 「お見積もりを見てキャンセルなさると3150円かかってしまいますが、 よろしいですか」ときた。立派な店構えの綺麗な店のくせにケチ臭いことを言う。 見積もりには二週間ほどかかる(なんでだ?ふた開けて中見るだけだぞ)そうなので、 しばらく待つことに。

で、今日の夕方に見積もりの結果を知らせる電話が入った。 「お見積もりの結果が出まして、分解掃除で34000円でございます」

おめえはアホか! ワシの時計のオーバーホール料金は、国内正規販売店購入 なら(ワシが買った店、つまり今回オーバーホールに持っていった店) 4割引なの。だから、税抜きで18000円ぐらいにしかならんのだ。 オーバーホールなどのアフターサービスで優遇措置がなければ、 どうしてわざわざ正規販売店なんかで買うものか。 それに、見積もりというからには、具体的に何がおかしくて (竜頭が重いということは、軸がダメになっていることが考えられる) どこを交換するからいくら、という形で出してもらわなければ意味がない。 その点、セイコーの対応は完璧だったぞ。
というような話を姉ちゃんに話したら「調べてもう一度お電話します」 だとさ。まだ電話はない。調べるまでもないことなのに。

要するに、そこの店が専門店らしからぬ素人店員を配置しているか、 最初からワシをかつごうとしているか、どちらかであることになる。 いずれにせよ、この時計屋はクソだ。立派ななりをしているが、クソだ。 盛岡では、儲かっている企業がクソだらけで、それが 盛岡という素晴らしい町の足枷になっている。

追記。さっきねえちゃんから電話があって「22000円です」 だとさ。保証書なしの見積もりを出していたのだと。 素人丸出しだ。あるいは、やっぱりかつがれたのかもしれない。 分解掃除だけなら18000円のはずなのに、 4000円分は何だ?と聞いたら「送料、手数料です」 だとさ。それなら、直接輸入代理店に送った方が 安いじゃん。どこまでもケチ臭い。道又時計店で買うぐらいなら、 通販をやってる正規販売店で買った方がずっと良心的 だし、アフターケアも含めて安くつくよ。


小学生の生徒が、先週うちの机の上に「カラマーゾフの兄弟」が置いてあった のを覚えていたらしく「あの、兄弟が何とかっていう本が読みたい」 と持っていった。小学生が、カラマーゾフを読むのか・・・ 塾長は、恥ずかしながら、登場人物の名前を覚えるのが大変で、 ロシアの本は有名なのも読んでない。
小学生のくせに塾長に対抗するとは、見上げた根性だ。

6/3(水)

演奏会のプログラムは、ギリギリ間に合った。 やればできるじゃん、塾長。いつもこのぐらい集中して やるべきことをやってれば、もっと偉くなれるよ。
そうじゃなくて、いつも頑張っているわけではないから いつまでたっても偉くなれないんです。早速誤字が見つかったし。


生徒にわかる説明は、割と場当たり的で不正確なことが多い。 で、論理的に隙のない説明をしても、生徒はわかってくれない。
まだまだ塾長は未熟者だ。

6/2(火)

ああああああああ!!!演奏会のプログラムの 締め切りが明日じゃんかあ!まだ一文字も書いてない。ないないない。 どうする????


賞味期限内の「おいしい牛乳」で、再びココアを 作ってみた。今日は魚臭くない。多分、昨日の犯人は 古くなった牛乳なんだろう。


日報の夕刊に、今月の演奏会の紹介が載っていた。 テキトーにしゃべったことがそのまんま書いてあり、 こういうときに言葉の重みというのを痛感する。 しゃべるときも言葉を選ばなくちゃダメだ。


小学6年生は比の値についての、ちょっとだけ突っ込んだ話。 慣れれば大丈夫。

高校二年生は熱化学方程式について。 二時間弱で理解できてしまったみたいだ。
学校の授業だけでも理解できたんじゃないかと思う。 まあ、でも、わかったわかったと喜んでいる姿を見るのは こちらもうれしいものだ。あとは、酸と塩基か・・・ これは二時間でやるのは絶対無理。時間かかるべな。

6/1(月)

久しぶりにココアを作ってみた。のはいいんだが、 なんだか魚臭いんだよな。この一週間は魚を食っていない。 半分ぐらい飲んでから、もしかしたら牛乳が腐ってた のかもしれないと思って残りを捨てた。
魚がよくわからない。


昨日の生徒には積分法の初歩を教えた。 教科書には不定積分が最初に書いてあって、そのあとに 定積分がかいてあるんだけど、論理的に正しい順序は 定積分が先で不定積分が後。厳密な扱いは高校レベルでは必要ないが、 もうちょっと筋を通した記述が欲しい。で、 グラフとx軸の囲む面積が定積分であると定義した上で、 どうやって微積分学の基本定理(微分と積分が逆演算であること) が出てくるのかをかなり丁寧に説明してみた。 (面積を定積分で定義するねん、というツッコミはしないでけろ。 高校レベルでの筋の通し方が問題なの)
どうもそういう概念的な話には興味がないらしく、 計算の仕方の説明をし始めてからの方が反応がいい。 高校の微積分は(いんや、数学や理科全般だ)計算したり 問題を解いたりするだけなら、内容の理解が ほとんどなくてもできるようになる。 でも、少し基本的なことを聞かれると(区分求積法みたいなの) とたんに積分が全然わかってないのが明らかになることが多い。 基本的ということは初歩的ということとは全然違う。 身につけるのに時間がかかる、大切なことなのだ。

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