2/28(土)

フォーレのレクイエムを弾いて、今帰ってきた。
大きな収穫は、アンコールでやったフォーレのラ・シーヌ讃歌 という曲が超名曲だったことだ。そして、この曲はオケのチェロ弾きとして 初めてソロを弾いた記念すべき曲にもなった。幸せだ。 学生オケや社会人オケで首席をやってた頃は、一度もソロがまわってこなくて 非常に残念な思いをした。オケとのつきあい方は色々ある と思うんだが、トップをやる理由はソロを弾くこと以外あり得ないだろう、 というのが塾長のスタンス。

もうひとつわかったことがある。ここ二三ヶ月、A線にナイロンを使って いた(ガットだと調弦が狂いすぎるので)んだが、こりゃダメだ。 どうにもペラペラした音で、使い物にならん。明日、もう一度ガット弦を 張り直さなくては。

海の幸も楽しんで、しばらくは思い残すことなく粗食に耐えることができそう だ。今度宮古に行ったら、ベーゼンドルファーを弾かせてもらうことに決めている。こちらも楽しみだ。

(追加)もう一つの収穫。コンミスの人妻とハープのお姉さんが別嬪で すごくよかった。目の保養になった。

2/27(金)

今から宮古に出発。明日の演奏会のリハーサルのため。 フォーレのレクイエムをやる機会なんてあんまりないし、 超名曲なんですごく楽しみ。
もちろん、宮古の海の幸も楽しみ。時間的経済的余裕が あるかどうかが疑問なんだけど。

2/26(木)

鍋大会の日。一年近く前の演奏会の反省会をかねていた のだが、なにせ昔の話で、自分が一体何をやらかしたのか も全然覚えていない。アルコールも入っていて誰も反省なんかせずに 宴会は終わったのであった。

カレンダーの変更が遅れた。こちらは猛烈に反省。

2/25(水)

「今日、お休みなんですよね」というメールが入っていた。 はい、石原学舍は本日休講です。
で、あなたはどなた?塾長のパソコンのアドレス帳に入っていない アドレスからのメールは、基本的に迷惑メールに振り分けられる ようになっている。迷惑な人でなければ、その場でアドレス帳に登録する。 名乗らないでメールを出されても、こちらが相手を確認できなければ 塾長は返信しない。
今日のメールは誰からだったんだろう。と思っても、 名無しメールの差出人を確認する気は全然ない。

ちなみに明日も臨時休講です。鍋大会開催のため。


今朝はカブのエンジンがかからなかった。チョークを引き忘れて いたので、かぶっちゃった(この用法は正しいのか?)のかもしれない。 キックでも、押し掛けでも掛からなかったので、結局徒歩で 仕事に行ったのさ。帰りも徒歩。疲れたのなんのって。

2/24(火)

四月から、もうちょっと給料の高いバイトが欲しいなあと思って探してたら、 通訳と翻訳の仕事を見つけた。さっさと履歴書送ったんだが、 一人の募集に集まったのが二十人ぐらいなんだとさ。 いやあ、厳しいね。英検準一級、TOEIC730が条件なので、 普通に書類だけ見れば塾長は通るはず。なんだが、 仕事が仕事だけに、通訳や翻訳の実務経験のある 人が来たらちょっと勝ち目がない。んー、微妙なとこだ。

2/22(日)

合格を決めた浪人生が遊びにきた。充実した一年を 過ごすことができたのが最大の成果だったと言える。 前途洋々の若者を送り出せるのはこの上ない喜びである。 塾長でよかった。


アメリカに帰国したGerryの就職用に人物照会書を 書いた。本当はね、推薦書も人物照会も上司が 書くもんなんだと思うんだがね。残念ながらクソ高校 の彼の上司にはそれを書ける人がいないんだよね。 彼の能力を知らない人がほとんどだし、英語を書ける管理職は いないし。しかしこれって国際交流を前面に出してる学校としては 致命的なんぢゃない?
そんなわけで、元同僚で友人のワシがそのようなものを書くことになったと。 「ワシは彼のSupervisorではない。それでいいのか?」 と向こうの大学の代理人に聞いたら「ん。大丈夫。条件は満たしてる」 ということだった。就職プロセスがちょっと日本と違うんだな。 日本なら間違いなく自営業の塾長の推薦書や人物照会書なんて 受け付けないはずだから。


iTunes Store をうろうろしていたら、中島みゆき のアルバムがあったので思わず二枚買ってしまった。 こんな、日本ローカルかつ古いやつもあるのね。

子供の頃、日曜日に家族でドライブに行ったり、 家でゴロゴロしていたとき、親父の好きな中島みゆき の曲がずっとかかっていたのを思い出す。 金髪の、奇麗なねえちゃんが大好きだった親父が なぜ(失礼ながら)それほど奇麗でもない中島みゆき のファンだったのか、未だによくわからん。

こういう昔流れてた曲を聞くと、その当時のことが 今でも割とはっきりと頭に浮かんでくる。 小学校の担任の先生(四年間も続けやがった) に嫌われていて、子供ながらに 理不尽な大人にうんざりしていた塾長だったが、 うちの両親はワシの味方だった。学校が終わると心底 ほっとしたものだ。オサムちゃん(幼なじみの友達) と遊んで、うち帰って晩飯食べて、 土日には出かけたり野球をして、そんな幸福な生活が 今でも時々夢に出てくる。
どこかの雑誌かニュースで見たんだが、幼少時の幸福感は その後の人生観に大きく影響するんだという。 塾長が、こういう状況でも根拠のない自信と、不思議な安心感 を持ち続けているのは、それと関係があるのかもしれない。

中島みゆきが特に好きだという訳ではないのだが、「雪」は 小学生のときから好きだった。吉幾三の北国系演歌が好きなのも 同じ嗜好なのか。

2/21(土)

除雪してくれるのはいい。 ただ、玄関前に砕いた氷を捨てていくのはやめてほしい。


今日はレッスン。ウィスペルウェイの話題で盛り上がってしまった。 盛岡人は(いや日本人も)ウィスペルウェイ知らなすぎ。 もっともっと有名でしかるべき人だよ。

2/20(金)

今朝の通勤は命がけだった。あんだけ雪がざんざん降ってると、 スパイクタイヤがどうこうより、前が見えなくて危険だ。

家に着いたら、玄関が40cmほどの積雪で埋まっていた。 明日の朝、元気があったら雪かきをしよう。


六月の演奏会について打ち合わせ。 ブラームスのトリオ二曲なんて挑戦的なプログラム はなかなかないぞ。「弾けそうな曲」ではなく「弾きたい曲」 を選ぶ傾向の強い、今回の面々。アマチュアの特権 とも言える。

それはそうと、今回のチラシデザインは塾長がやることになったので、 ネタを探すか、でっち上げなくてはならぬ。 誰か、ドイツの暗ーい写真を持っていたら、塾長にください。


明日は10年ぶりにチェロの個人レッスンを受ける。 弦楽四重奏団としてのレッスンは、割と継続的に受けてきた んだが、チェロはあまり相手にされていない (教師はどうしても得意な分野、優秀な生徒に注目しがちだ)のと、 技術的な指導の必要性を感じるようになったのが久々のレッスン を受けることにした理由だ。左手、右手についていくつか つまづいている技術ポイントがあるので、そのあたりを 見てもらえればなあと思っている。

心配しているのは、構え方やら弓の持ち方を大きく変えられることだ。 前に習っていた先生には、オーバーホールと言っていいほどの 大幅な変更を強制された。それやると、しばらく何もできなくなる んだよな。んでもって、結局のところはうまくいかなかったりして・・・
自分で教えていて思うのだが、構え方を教えるのは非常に難しく、 実際に完全に思ったような構え方に導けることは滅多にない。 それぞれの体格にあった落としどころというのは、必ずしも 理想的な構え方には通じないものだ。ある一定以上の体格を もっていれば、原理的にはほぼ理想的な構えにもっていけるんだが、 日本人でそれだけの体格を持っている人はほとんどいない。 結局、チェロってのは西洋人の体格に合わせて作られたもの なんだよな。

2/19(木)

今年も近づいてまいりました、花粉症の季節が。

ということで、三年ぶりに耳鼻科に行ってきた。症状は まだ全然出ていないのだが、早めに薬を飲み始めると ピーク時の症状が軽くなるのだ。
今日行った耳鼻科はIT化が進んでいて、 医者が言ったことを隣のブースにいる姉ちゃんが パソコンに打ち込んで、診察が終わると塾長が 到達する前に 受付には処方箋と請求書が準備されている。

ベルトコンベヤーに乗ってるような気分だ。


内閣支持率があと一息で一桁になる(通信社によっては すでにそうなってるみたい)。いやあ、何だかわくわくするね。 滅多にないことだから。

自民党が次の選挙で負けることはほぼ明らかなんだが、 よりマシな政党や候補者が全然見当たらないのがおそろしい。
塾長は「選挙に行かないのは無責任である。国民の義務を果たさなければ ならぬ」 というようなことを子供の頃から言われてきた。 しかし、その当時から「でも、誰も入れたい人いないときはどうすんの?」 という疑問が拭えない 。非常にもどかしい思いをずっとしてきたのだが、 自分で立候補する気にはならないんだよな。金ないし、人徳ないし。

例えばさ、投票率に応じて議席数を決めるなんてのはどう? 投票率が50パーセントだったら、半分の議席だけあげる、みたいな。 議員のセンセイ方は失職するのがいやだから、多少は真面目に仕事 するようになるんじゃない?んなはずないか。落胆。

2/18(水)

昼間の仕事でちょくちょく立ち話をしたことのある Nさんと飲みにいった。正確に言うと、お酒と食事を ごちそうになった。

京大出身で県立高校校長をされた方で、塾長とは違って立派な方だ。 話の中で京都の通りの名前が出てくると、十年以上前の懐かしい 風景が頭の中に浮かんでくる。Nさんの頭の中にある 京都と塾長の頭の中にある京都は違うんだろうが、 それもまたよし。

当然のことながら、塾長のつとめていたクソ高校 で要職にあるクソ管理職の皆様とも顔なじみだったりして 「あそこの校長、アホですよね。お友達だったらすみません」 という会話がちょっとスリリングだった。
Nさんみたいに大らかな、そして自分のスタンダードを きちんと持った人が上司だったら、おいらはもっと のびのびとできたんだろうな。今更嘆いても遅いわ。

2/15(日)

今年うちに来ていた浪人生が駒沢大学に合格した。 まだ合格発表が始まったばかりなので、最終的にどこに入学 するのかは確定していない。10校(学部)ほど出願しており、 すべて不合格になることは考えにくかったのだが、それでも 実際に合格しているのがわかるとほっとする。

敗因を考えるほど有意義ではないと思うが、勝因について いくつか考えられることを挙げてみる。
1. 本人が「こんなに勉強したことがない」というぐらい 勉強してもらった。四月の段階では講義やテストゼミをやれる レベルになかったので、こちらが指定した(作った)教材を 何回も繰り返しやらせた。ほとんどの受験生が、受験勉強以前に、 初歩的な反復練習を全くやっていない。 反復練習を十分にやるだけで、とりあえず勝負が出来るところまで 来ることができる。もちろん、課題の与え方には工夫が必要である。 結果として、夏休み頃までに英語も数学も何とか勝負できそうな 所まで持ってくることができた。
2. 要求レベルを最後まで下げなかった。私大文系で中堅レベル、 というと数学でも英語でも「まあ、これぐらいで」と してしまうことが多い。うちでは、数学も英語も「東大や京大 を目指す生徒が一年生、二年生でやっておくべきこと」を やらせた。つまり、あと一息高度な演習やひねった問題 をやれば、東北大学を狙えるレベルの課題を出していたのだ。 今年の生徒は「このぐらいの問題は見た瞬間に解けるように」 という塾長の命令を忠実に守り、入試直前期には ほとんどの問題を覚えてしまうぐらい繰り返しやってくれた。

そんなわけで、合格はある意味当たり前の結果だったのだ。 ちなみに、東大や京大を目指す生徒さんは、上述の反復練習 だけではいろいろな意味で足らないことがある。東大京大を目指すなら 反復練習はあくまでも出発点で、受験勉強以外にも もっと積極的な学習が求められる。
石原学舍ならそういうプラスαの指導も出来ますよ(とPRしておく)。

2/11(水)

2月28日に宮古でフォーレのレクイエムを弾く。
で、今日は合唱団との初合わせのために宮古まで行ってきた。 往復するだけで四時間近くかかるので、一日仕事だ。 練習時間も、思ったより長くてばてた。最近は三時間座って チェロを弾くということがほとんどないのだ。時間がないというのも あるし、辛抱が出来なくなっているというのもある。
チェロはたった二人で、違う楽譜を弾かなくてはならない。 つまり、二人ともソロってこと。しかも、普通は楽譜が違っても ある程度ユニゾンがあるもんなのだが、この曲は全くユニゾンがない。 結構難しいソロがいくつかあるけど、まあ、二人で弾くんだろうから ごまかせるか、と思っていたのに当てが外れた。 ソロモードで練習をしなくてはならない。

で、今日の収穫は、これまで一度も乗ったことがなかった山田線に 乗ったということだ。証拠写真を載せておく。

区界峠を登るのがかなり苦しそうで、途中の駅にはほとんど止まらない 快速にも関わらず、たっぷり二時間かかった。雪がなければ、カブ の方が早く着くかもしれない。
休みの日だったせいか、結構お客さんがたくさん乗っていた。 たまにはこんなゆったりとした電車もいいもんだ。帰りは 矢巾在住の合唱団員の方に送っていただいた。途中で 酔っぱらい運転っぽい、ゆらゆらした車がいた。 106号線で酔っぱらい運転するって、度胸あるなあ。

2/8(日)

天気がいいと思ってカブを洗って走り回ってたら、 雪が降ってきてカブはドロドロ。
人生ってこんなもの。

2/5(木)

こないだ、高松の交差点をカブで通過していたら 上から、白い水平方向に伸びた棒が落ちてきた。 とっさのことで何のことやらわからず、 路面が凍っていてブレーキを踏むのも危険なので そのまま通り過ぎた。バックミラーには ブレーキをかけて止まりかけた車が見えていた。
電線に積もった雪が、そのまんまの形で落ちてきた だけなんだけど、一瞬「死んだ」と思ったね。 二十秒ぐらいドキドキしながら運転したぞ。

2/4(水)

うちの生徒の一人が、幽霊を見たと言う。

夜寝てたら、部屋の扉ががちゃっと開いて、誰かが入ってきたと。 お母さんかと思ったが様子が違う。一緒に寝ていた(!!) 犬が吠える。白い服を着た女の人が枕元に・・・ 「こええ!」と思って目を合わせずにいたら、しばらくして 窓から出て行ったと。

素朴な疑問なんだけど、窓をすり抜ける能力のある人(?)が なんで扉をちゃんと開けて入ってきたんだろう。

塾長はそういう生き物は見たことがない。でも、もしかしたら そうかも、と思う生き物には出会ったことがある。

大学二年生の頃だった。塾長は大学オケのチェロパートに 在籍していたのだが、同じ学年のチェロ弾き四人は 仲がよく、しょっちゅう 一緒に飲みに行ったり、出かけたりしていた。 夜の大文字山登山も恒例のイベントだった。大文字山の大の字の あたりから見る京都の夜景はすごくきれいで、季節を問わず 山の上で夜景を肴に宴会をしていたものだ。
そんなあるとき、銀閣寺脇の登山口から少し上ったあたりのほこら の横を通ったら、ほこらの上の斜面からばばあがろうそくを持って降りてきた。 「なんだ、このばばあ?」と思ったけど、みんな何も言わずに登山を し続けた。山の上に登って、アルコールが少し回り始めた頃、 ようやく誰かが「あのばばあ、どっから出てきたんや?」 と口を開き、どうやら全員がそのばばあを見ていて、しかも不審に思って いたのがわかった。 しこたま飲んでから(といっても、下山できるぐらいだけど)、 下山したのだが、例のほこらのまわりをちゃんと調べてみると、 ほこらの上のあたりには斜面なんかなくて数メートルの 高さの岩というか垂直な壁があるだけだった。
一気に酔いがさめた僕らは、塾長の下宿でがっつり飲み直しましたとさ。

2/2(月)

三週間前に受けたTOEICの結果が今頃返ってきた。

うーん、予想していた範囲とはいえ、その中の最低点だったなあ。 直前にやった模試の感じでは、リーディングはほとんどミスなく495点 だった(この試験はパーフェクトでなくても満点が出る)んだが、 どうもリーディングの採点は辛いみたいだ。三年前に初めて受けた ときもリスニング425、リーディング410で何だこりゃ?と思った記憶が あるもんな。もし今度受ける機会があったら、今度はリーディングセクション で斜め読みをせずに端から端までちゃんと読むようにしよう。 それで何か変わるんだろうか。

2/1(日)

今年の冬は灯油が安くて助かる。だから家にいるときはずっと暖房 つけてる。去年なんて、暖房は朝晩の3時間だけで、 それ以外の時間は寒くなったらエアロバイクを30分こいであったまって、 それからデスクワークをして、寒くなったらエアロバイク・・・ みたいな生活をしていたから、まあ隔世の感がある。 世間様は不況らしいが、今年の石原学舍はリッチだ。
生活水準が低すぎるとか言っちゃだめだよ。


毎日頭を洗うと、頭皮の脂質が取れちゃって、フケが出やすくなる らしい。そんな情報を生徒から仕入れた塾長は、この何週間か、 一日おきに頭を洗うようにしてみた。これまでは(信じられないかもしれないが) 毎日洗髪していたのだ。
こころなしかフケが減ったように思うので、これからもこのサイクルを守る ことにするぞ。シャンプーの減り方も半分になるし(ケチ臭いとか 言わないでくれ)。

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