1/31(土)

昨日から雪が降ってる。うちの屋根はトタンで出来ているので 雪が落ちるとすごい音がする。屋根が抜けるかと思うぐらいのすごい音。 聞いたところによると、瓦でできた屋根は、雪の落ち方がもう一つ スムーズじゃなく、業者に雪下ろしを頼まなくてはならない ケースがあるのだとか。盛岡あたりだとそんなことにはならないような 気がするんだが、よーく思い出してみると、以前管理人をしていた 学生寮の屋根につもった氷の固まりが落下したことがあって、そのとき 塾長の自転車がつぶれたんだった。カブとの出会いはここから始まる んだな。


今日でひとまず浪人生は卒業。明日から東京でたくさん試験を 受けてくるのさ。私大文系を受ける一般的な生徒さんと違って、 きちんとした数学をやったんだから自信を持って受験に臨んでほしい。 あ、英語ももちろんちゃんとやったよ。
まー、しかし一年なんてあっという間だわ。「やる事いっぱいありすぎて 退屈しない一年だった」 「意識ががらっと変わった(実際がらっと変わった)」 「浪人してよかった」と言ってもらえたのが、 まず最低限の収穫だと言えるだろう。あとは結果が出る事を お天道様にお任せするだけ。

1/28(水)

生徒(高一女子)から「般若」というお笑い芸人が面白いから、 ぜひ観るように、と言われてYouTubeで観てみた。
検索かけると出るわ出るわ般若心経。あんな動きのないものを 録画・録音してどうするんだ?で、肝心の般若は、 もう一つよくわからん。

もう一人の生徒(中一女子)からは、最近ニュースで テレビ放映が韓国からの抗議によって中止になったと伝えられた 「ヘタリアVol.2」を借りた。こちらはバカバカしくてまあ、面白い。 しかし、わざわざ抗議するほどのものかね、これが。

若者文化(死語)について、生徒からいろいろと教えてもらっているが、 世の中のスピードについていけていない自分がいとおしくて仕方ない。


今日、うちで預かっている浪人生がぼそっと言った。 「石原学舍ね、べらぼうに安いんすよ」
え、そうなの?と思って、よくよく話を聞くと、 盛岡にある予備校では、4月に一括して百万ほど支払わなくては ならないらしく、講習の類いはプラスαになるんだと。 仙台の予備校に通うと、寮の費用も含めて年間二百万は下らないとも。
それだと確かにきついよな。現役指向になるのもやむを得ないか。 しかし、盛岡の低レベル予備校が仙台の駿台や代々木と 同じレベルの授業料を取っているというのが悲しい。

こっそり宣伝。うちだと三分の一ですみます。

1/25(日)

英文読解問題の得手不得手は、背景知識の量や 読書量に大きく依存する。
business class とeconomy class のどちら が庶民用なのかを知らずに 正反対の答えを選んだり、Freudが精神分析医であることを 知らずに迷子になったり。

「そんなの、英語力と全然関係ないじゃん」と言う人には、 「じゃあ、純粋な英語力って何よ?」と反論しておく。 英語を学ぶのは、あくまでも道具として使えるようになることが (言語学に特別な興味を持っている人以外)目的のはず。 それであれば、高校生としての、大人としてのある程度の 教養(そんな高尚なものじゃないんだけど)を身につけている 、あるいは身につけようと努力するのは当然なんじゃないか。 結局それは英語に関係なく言えることだ。英語力と関係ない、 という発言は、学習における科目の分離は恣意的なものにすぎない、 という意味において正しい。

背景知識を体系的にインプットする方法はない。ただ、ある程度の 好奇心を持って読書や学習に取り組んでいれば、大学入試や 英語検定程度の英文で困ることはない、ということだけは言える。
僕が直接間接に関わった高校生で、高校生として まあ十分だろうと思われる背景知識を持っている子は 残念ながらいない(いなかった)。 「宿題をこなすので精一杯。読書する時間なんてない」 という子がほとんどなんだが、むしろ「宿題やってる暇 なんてあるの?」というのが塾長の感想。
小学校の高学年から宿題をいっさいやらなくなった塾長 からすると、律儀に宿題に取り組む高校生は真面目なんだか 怠惰なんだかよくわからん。

1/24(土)

オイル交換した。たったそれだけのことなのに エンジン音が明らかに違うし、ギヤの入りもやたらとスムーズに なる。カブのメンテナンスは楽だ。


卵焼きを作ろうとして、卵を割って、そのまま流しに捨ててしまった。
こういうのってボケの前兆なんだろうか。


面庁ができた。この間鼻毛を引っこ抜いたところから ばい菌が入ったらしい。鼻の頭が痛いよ。このまま 収まらないようなら医者に行って抗生物質もらうか、 切ってもらうかしなくちゃならん。面倒くさい。
鼻毛は抜いちゃダメだ。

1/22(木)

カブにハイオクを入れた。一年半ぶりぐらいだろうか。 気のせいか、エンジンの掛かりがよくなったような。

1/21(水)

昨夜はネットラジオでオバマ大統領の演説を聞きながらうとうと した。まるで、どこかの宗教団体の集会みたいな感じだ。スティーヴジョブズ の基調講演もそんな雰囲気がある。

日本やヨーロッパみたいに歴史のある(と自分たちでは思っている) 国の元首ではなかなかうまく表現できないような、前向きな言葉に あふれたいい演説だったと思う。現在進行形で歴史を作っているという 認識は、少なくとも今日の日本やヨーロッパの人々にはないものである ような気がする。新しい歴史や伝統は(ごく一部の先進的な人以外)、 意識的に作り上げてゆくようなものではないからだ。
(ヨーロッパ的な) 歴史の短さを逆手に取った、うまいネタ選びだったのではないか。

翻って日本を見てみると・・・麻生はアホで、福田は狸で、安倍は 半死人で、小泉は狐で、森はイノブタで、小沢は豚で・・・ 人間がおらんでないか。隣の芝生、だと思って諦めよう。

日本は偉い人々や 経営者には住みやすい国である。労働者は自分の仕事を 黙々と責任感を持ってやるし(やってたし)、官僚は優秀で トップがアホでも十分カバーしてるし(してたし)、国民の平均 レベルが高くて、その上おとなしいなんて、よそのどの国でもあり得ない ことだと思う。これがアジアの小国が経済水準において世界のトップ クラスにのぼりつめることができ た理由だ。決して親分が立派だった訳じゃない。 庶民が勤勉で優秀だったという、すごい幸運のおかげ。
で、日本の凋落は間違いなく庶民のレベルが落ちていることによるものだ。 理由はたくさんありすぎて塾長には列挙するだけの能力も気力も 残ってない。

話がまとまらない。まあ、歴史的なスピーチをほぼリアルタイムで 聞けたのはよかった。


今日、東警察署の横で事故があった。市役所に向かって走っていた 車が、突き当たりで右折したところ、レーンを間違えてトラックと正面 衝突しそうになって、よけたら右側にある、東警察署の花壇を壊して 歩道上で止まったと。

「キー」「ファン、ファーン」「がががっ」「キュイーン」 みたいな音がしたので外を見たらあり得ない位置に車が 止まっていた。高そうな車だから運転手は多分生きてる。 歩道や横断歩道に人がいなくて本当によかった。人がはねられてても おかしくないシチュエーションだったぞ。

塾長はああいうドライバーには全然同情しない。 運転が下手なやつは、スピードを出すな、ケータイをいじりながら 運転するな、カブをあおるな。
何度も書くが、盛岡のドライバーの平均運転技術は低い。 ヘタクソで、傲慢だ。下手なのは仕方がない。公共交通機関が 糞だから、本来であれば免許を取ってはいけない人、車を持っては いけない人が車を運転している。それはもう、仕方がない。 でも、そういうヘタクソな人は、スピードを出してはいけない、 ケータイをいじってはいけない、無理な車線変更をしてはいけない、 4号線に右折で出るなんてもってのほかだ。へたくそは仕方がないが、 自分の技術を認識し、歩行者や自転車やカブを思いやることぐらいは できるはずだ。それができないなら、免許を返上したまえ。以上。

1/19(月)

季節外れの雨が降ってるなあと思ったら、 夜は吹雪だ。断続的な停電もある。変な天気。
明日は早起きした方がいいかも。カブで通勤するのは 無理っぽい。


昼間のバイトで一緒のお姉さんは、塾長が携帯を持っていない のが信じられないらしい。
塾長は携帯の必要性を全く感じない人間だ。それに、携帯を使っている 大人って何だか格好悪い。十年ぐらい前に、女子高生がたまごっち とかいうおもちゃで遊んでたけど、携帯をいじっている人々は その子たちにすごくよく似ている。
いい年こいて恥ずかしくないのかね、 というようなことを言ったら、すごく軽蔑したような目で見られてしまった。 まあ、ひとそれぞれ価値基準は違いますからね、と大人の対応を しておきましたよ、と。

1/18(日)

今年も数学IIBは分量が多かったなあ。 どの設問も、難しい訳じゃないんだけど、一カ所で計算ミス をしたりするととたんに辻褄が合わなくなって 先に進めなくなる。こういう、ミスをしちゃいけない 試験は塾長は苦手だし嫌いだ。

他の科目については特に言うことなし。あんなもんぢゃないか。 英語とか国語は、難しくても簡単でもかかる時間はあんまり変わらない し。

さ、気持ちを切り替えて個別試験に臨みましょうや。

1/16(金)

明日からセンター試験が始まる。4月からうちで 一緒に勉強してきた浪人生のS君も受験する。
大学受験で人生が決まるとは全然思わないが、 二十年足らずの彼の人生の中で、最も大きなイベントの一つ であることだけは確かだ。緊張することは当然で、 むしろ全然緊張しないと生徒の方がおかしい。 緊張せずに、リラックスして、ということは難しく 「緊張するのが当たり前なので、そういうもんだと思って 全部受け入れてください」というようなアドバイスしかできない。

体がしびれるような緊張感を味わうことができるのは、 力一杯勉強に取り組んだ生徒だけだ。そういう立場にいることは 悪いことではない。一年間、余分に勉強させてもらえる 環境を作ってくれたご両親や家族に感謝して、 精一杯やってきてくれればいい。

彼の場合、この一年間で出来ることはほとんどやりきったので、 あとはお天道様にお任せすればいいと思っている。そういう意味では、 塾長は全然心配していない。

良い問題が出題されること、新聞社がちゃんと問題を載せることを 期待する。解答だけじゃなくて。

1/14(水)

夜になって雪が降ってきた。明日の朝の通勤がどうなるのか、 ちょっと不安だ。4号線は大体において除雪がなされるんだが、 一本入るとぐちゃぐちゃorつるつるだったりするからなあ。 スパイク履いてるとはいえ、緊張する。


鼻の穴が痛い。ときどきこういうことがあって、何が 原因なんだろうと不思議に思っていた。なんかの栄養が足らなくて おできが鼻の中に出来ているのかと。

今日、その謎がほぼ解けたような気がする。昨日、塾長は鼻の穴 に対して、どういう仕打ちをしたか。
ざっくりと鼻毛を抜いたのである。そして、その部分の粘膜が傷つき、 触るだけでひりひりするようになったのだ。医者に見せたわけではない ので、医学的根拠はゼロだが、塾長は確信を持っている。
これからは鼻毛カッターを使おう。

1/13(火)

生徒(高一女子)から「木村了に似ている」と言われた。
誰、それ?

ネットで調べてみたら、その人は俳優さんらしいとわかった。 写真も載っている。

精一杯のお世辞を言ってくれたのか、けなされているのかが よくわからない。


夜こしらえたおにぎりが、朝凍っている。堪忍してくれ。


今朝、ゴミ出しに行こうとして家の前でまたすべって転んだ。
まあその、生徒の身代わりになって ワシがすべったということにしておこう。

1/11(日)

TOEICを受験しに行って、氷の上で思いっきりこけた。 膝をひねったみたいで、なんだかぐらぐらするよ。 靭帯がもしかしたら伸びちゃったかもしれない。いやいや、 晴れているからって油断しちゃあダメだ。

肝心の出来だが、まあ、あんなもんじゃないの、って感じ。 元同僚のS先生にも会ったぞ。盛岡は小さい町だから、 少しでも自分が関わったことのあるコミュニティ関連の イベントに顔を出すと、必ず知った顔がある。 Sさんとは特に仲が悪くないから(良くもないけど)いいんだけど、 元教頭とか校長とかに会ったら間違いなく「よお!相変わらず頭 悪いの?」とか言っちゃうだろうな。
いや、塾長は人間関係においては全く持って執念深くないんだけど、 ボンクラ高校の管理職に対してだけは、自分でも信じられないぐらいの 悪意を持ってるんだよね。どれくらいの悪意かと言うと、 連中が死んだら一週間ぐらい祝杯をあげたいぐらいの。 ろくでもない死に方をしたら、さらに一ヶ月ぐらい祝日にしてもいいぐらい の。

人を呪わば穴二つ、と言うが、塾長の場合すでに穴に入ってるから そのことわざは全然抑止力にならんです。


雑記帳の英語バージョンを作った。トップページに リンクが貼ってあるので、興味のある人はどうぞ。 日本語バージョンとは基本的に内容が違うので、 まあ、それなりに時間つぶしにはなるかと。何の役にも立たない けど。

目的は二つあって、一つは英語を書く練習のため(今のところ アメリカ人の友人が文法や語法の間違いを訂正してくれる といいなあと、勝手に期待している)、もうひとつは 日本語バージョンでは書けないようなきわどいこと(例えば 昼間の仕事について)を書くためである。英語バージョンを読む 日本人はおそらく少ないし、英語バージョンを読む盛岡人は さらに少ないはずだからだ。
乞うご期待。

1/10(土)

明日TOEICを受けてくる。あんだかんだで忙しく、 全くと言っていいほど準備はできなかった。模試を 一回分やっただけだ。三年前に受けたときとは 少し出題形式が変わっているのだが、昔の出題形式 を覚えている訳ではないので、ハンデにはならんな。

予想としては、最悪で900点、920—930点ぐらいが妥当、 うまくいけば950点前後、といったところか。
模試の予想スコアは945点だったので、まあ気分よく 試験に臨めるというものだ。点数とれても、塾長には 直接のメリットがないんだよね。それだけが残念。

1/5(月)

普段買っている納豆は、四つ一パック48円のものなんだが、 豆の大きさや目方がちょくちょく変わる。包装自体は全く同じで、 製造業者も何もかも同じなんだけど、なんだか気持ち悪いや。


久しぶりに通帳記入をしてみたら、思ってたよりもずっと 残高が少なくてどきっとした。今月は節約モードで頑張ろう。
一体、何にそんなお金を使ったんだろう。


大掃除をしようと思っていたのに、 毎日朝っぱらから酒をかっくらっていた おかげで、ますます汚くしてしまった不愉快な塾長様であった。

1/4(日)

正月の間一歩も外に出ないという目標を達成することが できた。
わかったことは、一日中石油ストーブをつけたままでも、 三日間以上給油は必要ない(タンクは9リットル。ポリタンク半分相当) ということだ。
だから何?とかいう人は嫌いです。


派遣労働者八万人が解雇されることじゃなくて、 労働者八万人が解雇されることが問題なんじゃないの?

1/3(土)

厚生省の講堂を失業者に開放してるんだそうな。 大丈夫なんだろうか?暴動が起きたら職員の皆様は 仕事ができないぞ。というか、生命の危険にさらされる ことになるんじゃないか。

どこぞのボンクラ宰相が、職安で「仕事を選んでちゃだめだ」 みたいな説教をしたらしいが、それはそれで 命知らずだよな。危機感ゼロってのはこのことだ。

1/2(金)

ジェロは上手い。

1/1(木)

あけましておめでとうございます

朝から酒を食らって、本を読んで、酒を食らって、 飯を食って、生きている。堕落した生活がここにある。

夕方からGyaoで映画やら何やら観ていたのだが、 いわゆるB級映画やマニアックな番組だけじゃなくて、 それなりに名の知れた(名の知れたB級作品の方が多い、 という突っ込みはとりあえずおいといて)番組や ドラマや映画があることに少なからず驚いた。 ニュースもある。テレビと違って、好きなときに好きな番組 (あんまりないのは事実だけど、テレビでもそれは同じ)が 観られるというのは便利だ。というか、これから光回線やら ADSLやら、他の接続手段が整備されたら、電波を飛ばすテレビ に存在価値が残るのかどうか、すごく疑問だ。 地上デジタル放送ははテレビの延長っぽいけど、これからの 映像メディアは、実はネットの延長を考えた方が よかったんじゃないかと思ったりする。結局は両者が 合体したような形、あるいは本当に革命的な(いかん、 Revolutionary Wealth の影響が)メディアが出現する のかもしれない。

Gyao みたいな金の取り方は、出版業界にも波及する と想像することができる。原稿料収入・印税という、本を買う人から もらうお金じゃなくて、スポンサーから収入を得る、みたいな。 本という形での出版はなくなって、デジタル出版がメインストリームに なったりして。
まず大きな衝撃を受けるのは、新聞だろうな。新聞は ネットで見る方が速いし、読み捨てにされやすい媒体だからなあ。 NY Times とかWJ とか見てると、彼らは紙に印刷されているものの かなり多くの割合をネットで読めるようにしているのがわかる。 媒体と収入源をシフトしつつあるということなんだろうと勝手に 解釈している。
日本の新聞はそれほどでもなく、まだしばらくは定期購読者を 当てにし続けるんだろうなあと、こちらも勝手に解釈している。 朝日でも読売でも、ネットに出ている記事はおそろしく 短く、掘りも浅い。外国の新聞のネット版と違って、 高校生の勉強用にも使えない。

話がまとまらない。そろそろつぶれそう・・・

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