7/31(水)

塾長は腕時計があまり好きでない。チェロを弾くときにいちいちはずすのが面倒 だし、腕に何か変なものが巻かれている状態が鬱陶しいからだ。
で、前にも書いたような気がするんだけど、じいちゃんにお願いして 十年前に提げ時計(ゼンマイ式)を買ってもらったと。大学入学祝いに 買ってもらう予定が、じいちゃんすっかり忘れてて大学院に入ってから 買ってもらったことも書いたような気がする。

それを先月の演奏会の日に壊してしまったのだ。
演奏会本番には必ず提げ時計を持って臨むことにしていて、その日も例外ではなかった。 いつも通り、スラックスの右ポケットに時計を入れて、鎖をベルトに止めておいた。 何もしなければ落とすはずがなかった。なのに、落としてしまった・・・

非常に初歩的なミスなのだが、トイレに入ってんこしようとしてスラックスを下げた ら、スラックスと一緒に時計も床に落ちたと。「カツン」という硬質な音が聞こえて、 何となくいやーな予感はしたのだが、ふたを開けてみると時計が三時過ぎで止まったままに なっていた。
リューズをちょこっといじったら動き始めたが、ふるとしゃかしゃか音がする。

仕方ないので、昨年の12月にオーバーホールしたばかりの時計を再びセイコーに 送ることに。

今日、修理終了のメールが来た。内部のねじが一本折れていたのでねじを交換して オーバーホールをもう一度し直した、ということだ。これからは上着の胸ポケット に提げ時計をしまうようにしよう。

7/29(火)

大分の教育委員会についての新聞の論説には「再発防止のため の体制強化が必要である」みたいなものがほとんどである。

違うな。問題なのは制度ではなくて人なんだよ。

だから塾長はこういう問題については非常に悲観的な考えを持っている。 おそらく何も変わらない。制度を運用している人々の弱さがなくなるわけじゃないから。

派遣労働についても同じこと。労働問題を派遣労働者の問題にすり替えてしまう 間抜けな新聞やテレビもアレだが、そもそも雇用者の皆様方の資質というか 心構えのようなものができていない状態では、制度をどのようにしたところで 何も変わらない。まあ、派遣労働している人々が失業しておしまい、ってところだろう。

教科書の分厚さ倍増計画にも同じ香りを感じる。指導要領という器を変えれば 何か変わると思っているのだろうか。ここでも問題なのは指導要領という 制度ではなくて、現場の先生方の問題意識と技量なんだよ。
何を生徒に伝えるべきか、生徒は卒業時にどのような知識とその運用能力を 身につけるべきか、教師一人一人に確固たる基準があれば指導要領や 教科書がどうなろうといちいちたじろぐこともなかろうに。

で、結局地方の進学校はクソ教科書を副読本にして問題演習ばかりやっている ということになる。
残念、それじゃあ勉強の面白さはわからないし、 基本を身につけないで演習ばかりやっていても自力で問題を解けるようにはならないよ。

塾長は仙人のような人間だと思われることが多いのだが、実は憂国の士だったりするのだ。 憂いているだけで特に何もする気はないけど。


相加・相乗平均の不等式のような絶対不等式を用いて 最大値や最小値を求めるとき、かなり多くの生徒が 次のような間違いをする。

f(x)>=g(x)
であることを証明したあと、g(x)の最小値を求めてそれをf(x)の最小値とする。

たまたま答えが一致することはあるが、上の解答には決定的な誤りがある。 一つめの不等式はすべてのxについてf(x)はg(x)以上であるということを 述べているだけで、実際にg(x)の最小値をf(x)がとるかどうかについては 何も言っていないのだ

例えばf(x)=5x^2とg(x)=4x^2+2x-1のグラフを考えてみるとよい。 常にf(x)>=g(x)が成立するのだが、f(x)の最小値は明らかに0で g(x)のそれは-5/4である。g(x)の最小値をf(x)がとることと、 f(x)>=g(x)が常に成立することとは全く別のことなのである。

7/27(日)

薫弦楽四重奏団のホームページに二年前のデビューコンサート から「ラズモフスキー第1番」をアップした。

過去の演奏動画をのせてどうするんだろう、と思わないでもないが、 「面白そうだから演奏会に行ってみるか」という人がいないとも限らない。 逆に「下手くそ。行く価値なし」と思う人の方が多いかもしれない。
でも、とりあえず更新を続けていかないと何もしてないみたいで 居心地が悪いんだよね。

石原学舎もそうなんだけど、見る人がどういう反応をするのかさっぱりわからない ところが難しい。何もしないよりは、とりあえず何かしてみて、 失敗だったら考え直せばいいや、というのが塾長のスタンス。テキトーで無策。


8月13日から15日まで、数III微積分の集中講座をやるよん。 受験生にお盆などないのだ(嘘。ちゃんと墓参りぐらいしてください)。 現役生にとって手薄になりがちな、不等式評価を用いた極限や、 積分の計算を楽にするための技巧の整理を重点的にやる予定。 立体の体積やら曲線の長さみたいな、部分的に指導要領の範囲外になる (でも京大は曲線の長さを出題すると公言している。大学にはこの程度の 矜恃を持ってお上の無策に立ち向かってほしいものだ)ことも扱う。3日間で あらゆることをこなすのは無理だけど、とりあえず秋以降の学習指針を与えることと、 ちょいとした喝を入れるのが目標。ガッツのある人を求む。


一昨日通帳の中身を調べたのだが、予想よりも数万円余分に入っている。 ラッキー。でも、 今月そんなに節約したっけ?

と思ったら、家賃をまだ払ってないんだった。ぬか喜びとはこのことだ。
明日振り込むぞ。


本日の最高気温は26度から27度ぐらい。
5月の26度はすごく暑く感じるけど、7月末の26度はとても涼しい。 ある程度の長期間同一環境に置かれた場合の 人間の感覚は相対的なものでしかないことを再確認した一日でした。
音感や時間感覚なんかもそうか。

7/26(土)

夜は、生徒からいただいたお中元のワインをちびりちびりと飲み、 ヴィラロボスを聴きながらアインシュタインの伝記("subtle is the Lord " by A.Pais) を読む。酔っぱらってぼんやりした頭にちょっと喝が入る感じ。

ヴィラロボスのブラジル風バッハ第1番を聴くたびに夏を感じる。 作曲者本人が指揮をしてる演奏なんだけど、パリ管のチェロセクションが 激しく下手くそで笑える。それなのに、ものすごい説得力。 自作自演がうまくいった数少ない例外と言える。

いつかチェロ弾きが10人以上そろったら、また挑戦してみたい曲だ。
無理かな。

7/25(金)

せっかくエアコン買ったのに、最近涼しくて まだ2,3回しか使ってない。
電気代が節約できていいんだけどさ、何か物足りないんだよな。 スタートラインに立ったはいいが、スターターがお休み、みたいな。全然違うか。

7/24(木)

塾長の昼間の職場のエレベーターが午前中止まった。 階段を使って上ったり下りたり、何往復しただろう。
あんまり疲れたので、午前最後の30分は有給をいただいて 外食しに行ったぞ。ついでに銀行で住所変更手続きと、 通帳の更新もした。やっぱ冷房はいい。

夜になってもまだ疲れてるので今日はもう早々と寝ます。明日は多分 筋肉痛。

7/23(水)

ああーー、びっくらこいた。これだけ揺れたのは初めてかも。 本格的に恐怖を感じたぞ。生きてて何よりだ。


銀行に住所変更届を出していなかったので(ATMで 金を下ろすとき、しょっちゅう住所変更をしろ、というメッセージが表示される)、 銀行に行ってきた。
ちゃんと印鑑も持ったし、と・・・あれれ、印鑑ケースの中に印鑑がない。 中学校の卒業式で学校から贈られた印鑑を使っているのだが、ケースの締まりが悪く、 中身が鞄の中かどこかに飛び出ちゃったみたい。 印鑑ケースを買わないとなあ、とずっと思っていたのに放っておいたツケが こんな形で回ってくるとは。

自分の間抜けさ加減に腹が立つ、今日この頃。


昨日の夜、複数の猫どもがうちの近く(あるいはうちの庭の藪の中)で ぎゃーぎゃー鳴いていた。
塾長は猫の鳴き声がどうも苦手だ。赤ん坊が泣いているみたいで 気味が悪い。

話は変わるが、猫ひろしって芸名はありゃ何だ? みんな「ネコ」のことは知っててあえて突っ込まないんだよね。「白と黒」とか。


近くのガソリンスタンドはレギュラーが169円だ。 少しだけお値打ち感がある。
そして、こっそり見えないところに 灯油1リットル125円の看板が。こちらはお値打ち感ゼロだ。
冬にならないとニュースで扱ってくれないんだけど、灯油を使う給湯器 がある塾長宅には結構な痛手だったりする。 そもそもテレビの向こう側にいる人たちは、こちら側のことなんて知らないか、 すっかり忘れてるんだから。生活感のない、日常生活についてのニュース。

大体、税制改革で増税されて困る、っていう趣旨のニュースの モデル世帯の設定がそもそも意味不明だ。年収700万円の四人家族で 増税分が年間数十万円って、あんた、そんだけ稼いでりゃ何とでもなるだろうよ。 年収700万円の四分の一でもとりあえず食っていけるぞ。
その程度の認識しかない人々は格差社会を語っちゃだめだ。

前にも書いたけど、塾長としては消費税20パーセントでもいいから、 基礎年金を全額税金でまかなってほしいね。

7/21(月)

先週、教室の掛け時計の電池が切れた。8時のはずなのに 3時半になってて、あれれ?
次の日見たら、4時15分になっていた。いつの間に動いたんだ。


9月に都響が盛岡に来る。

チラシを眺めてみて唖然。公開ゲネプロは親子対象で定員200名になってる。
何で親子対象なんだ?学生や大人はダメなの?
オイラの感覚だと、 1000人以上入るホールでゲネプロやるなら定員をそこまで絞る必要はないし、 対象もそこまで絞る必要はない。金がほしいなら入場料200円ぐらい とればいいじゃん。実際にゲネプロに興味を持つ人々は盛岡では 200人もいないかもしれないけど、それとこれとは全然話が別なんじゃないの。 プロの音楽作りの現場を見ることができる、数少ない機会だってのに。 おそらく、音楽に全く興味のない人々が仕事に携わってるんだろうな。 こういうのは市民にとってすごく不幸なことだ。

ええと、主催はどこだ?文化振興事業団と文化庁か。文化庁はとりあえずそんな細かい指示 をするとも思えない。ということは犯人は文化振興事業団か。
まったくもって馬鹿丸出し、素人丸出しですな。

「お役所仕事だから」って言う人もいるけど、ちょっと違うような気がする。 お役所仕事ってのは「最低限やることやってるんだから、文句言わないでよ」 みたいなものだと塾長は解釈しているのだが、今回のは 最低限のこともしてないよ。要するに職務怠慢であると。

どうでもいいけど、この文化振興事業団のチラシや宣伝パンフレット の紹介文はセンスゼロ、素人丸出しのものが結構ある。
鈴木秀美氏が「ガット弦の名手」ってのはありゃなんだ?テニスが上手なのか? 少なくとも弦楽器奏者を褒める表現で「ガット弦の名手」というのはまずあり得ない。 「バロックチェロの名手」「古楽器の名手」「ピリオド楽器の権威」ぐらいなものだろう。
オルガンコンサートの宣伝で、「ドイツの楽器をフランスのオルガニストが・・・」 と書いているのも意味不明。楽器の国籍と演奏者の国籍にいったい何の 関連があるってんだ?あるとしても複雑すぎてパンフレットには載せられないだろうよ。
大体、小山実稚恵氏がラフマニノフのスペシャリストだなんて聞いたことがないぞ。 以前ラジオで聴いたときは「おいおい、大丈夫?」ってな感想を持ったんだけど。 好きであることと得意であることの間には結構大きなクレバスがあるような気がする。
それにしても、ほんと馬鹿丸出しだぞ、文化振興事業団。

7/20(日)

薫弦楽四重奏団のページに今年2月に開いた演奏会の動画をアップしてみた。 うちのインターネット環境でダウンロードに2分ぐらい時間がかかる。 一応、IE7・Safariでの動作確認はしてある。
メンバーからの抗議がなければ、二年前のデビュー演奏会 から、先月の演奏会までの映像 も順次アップしてゆきたい。


鼻の穴の中にできものがある。痛がゆい。邪魔だ。

7/19(土)

うーん。チェロ教室の月謝について誤解をされている方がおられたようだ。
12000円(一ヶ月、毎週)というような書き方をしていたのだが、 これをワンレッスン12000円と読んでくれた人がいて、うちの教室が えらい高い月謝を取ると思いこんでいたらしいのだ。
んーな法外なレッスン料をとるはずがないじゃないか。塾長の経歴を見て くれ給え。

改めてはっきりさせておく。うちでは一ヶ月あたり12000円いただいている。 週1回を基本としているが、生徒さんの都合やその月にいくつ同じ曜日があるかによって 一ヶ月3回から5回ぐらいまで回数に変動はある。最低一ヶ月3回は保証している。
時間は1回1時間ぐらいを目安にしているが、よく練習してきてそれなりの課題を 与えている生徒さんだと1時間半ぐらいかかってしまうこともある。当然延長料金は なし。レベルによる差もなし。明朗会計、石原チェロ教室。

ちなみに石原学舎も明朗会計。こちらは賢い利用の仕方をしてもらえれば めちゃくちゃお得。
だけどあれだな、岩手の高校生は宿題や課外学習に 追われているから、授業に全くついて行けないか、授業が簡単すぎて退屈 な生徒さんぐらいしか学校の課題を捨ててうちのテキスト使ってくれそうもないんだよね。

宿題マシーンもやるけど、賢い利用法とは言えないな。

7/17(木)

ジンバブエのインフレ率が220万パーセントだって。
これは量の問題じゃなくて、質の問題だ。要するに、偉大なるムガベ殿下 の王国には貨幣経済などという堕落したものは存在しないということだ。

7/16(水)

石原学舎にエアコンがついた。下に証拠写真を貼っておくよ。

7/15(火)

明日、石原学舎にとうとうエアコンが導入される。 問題は今シーズンあと一ヶ月ぐらいしか使うことがなさそうなことぐらいか。

とりあえず今から頑張ってエアコンを設置する場所を空けなくては。今現在はスチールの棚が あるので、このままではいかんともしがたい。今夜中にやらないと、 明日やる時間はないぞ。


ベルリンフィル12人のチェリストたちの演奏会に行ってきた。

1曲目のクレンゲル「賛歌」は、京大オケ時代、演奏旅行中にチェロセクションの 紹介時に抜粋してしょっちゅう弾いていた曲だ。すごく懐かしい。
2曲目は、彼らのために書かれた曲らしく、いろんな音が出てきて面白かった。 楽器の側板を手でこすって「きゅっ」という音を出す場面があるのだが、 これまた演奏旅行中にしょっちゅう弾いたアンダーソンの曲に同じ テクニックが出てきていたのを思い出す。この「きゅっ」がやたらと上手な メンバーがいて、いつも賞賛されていたのだが、本人は 「きゅっ、だけで褒められてもなあ。何だか馬鹿にされてるみたいだ。」 と、あまり嬉しそうではなかった。

まあとにかく腕自慢の奏者ばかりで、どいつもこいつもソロが上手い上手い。 よそのオケなら確実に全員首席クラスだろうな。オールスターオケの 面目躍如と言ったところか。 ピチカートの音もでかい。ちょっと想像がつかないくらいでかい。 何か細工でもしているのだろうか。
こういうオケで首席を務めるというのはどんな感じなんだろう。 少なくともオケの曲をちゃんと弾く、というレベルならほとんどみんな差がない。 差があるとしたら、リーダーシップ・頭脳・耳、といった 外から見ているだけではよくわからないところなんだろう。 今回の首席は結構いい感じの人だった。ラフマニノフに顔が似てた。

チェロは音域が広くて今回のような弦楽アンサンブルもどきのようなこともできるのだが、 どうやらA線の第7ポジションぐらいまでの音が、音楽的には限界みたいだというのが 今回わかった。ハイポジションの音はどうしてもヴァイオリンのように豊かな音に なってくれない。ヴィブラートもあのポジションだとあまり自由がきかず、 ヴァイオリンのようなコントロールが難しい。結局今回のような編成だと、 親指のポジションを使うようなパッセージや旋律は、あくまでもワンポイントとして 使うような編曲にすべきなんだろうな。当たり前のことだがチェロはヴァイオリンの 代わりにはならないのだ。ヴァイオリンの音域の音も出せるけど。

ちなみに今回のメンバーの半分くらいはカラヤン・ベルリン時代に 第3首席奏者を務めていた ベルリン音大のウォルフガング・ベッチャー 教授に師事しているのだが、僕が初めに習った先生はベッチャーの弟子なのだ。 つまり、今回のメンバーの半分は塾長の叔父弟子?である。だからどうだというのだ。

もう一つついでに、今回の来日メンバーにイーゲルブリンクさんという人がいたのだが、 この人は12年前、塾長が京大オケでチェロを弾いていた頃、京大オケのチェロセクションの 客演トレーナーを一度だけやってくれた人である。大きなおにぎりみたいな人で、 当時定期演奏会に向けて練習していたラフマニノフの第2交響曲をみてもらった記憶がある。 どんなパッセージもメロディーも楽々弾いてお手本を見せてくれたな。 何であのときベルリンフィルのメンバーが二人もうちのオケを見てくれたのか、 よくわからない(トゥッティも指導してもらったのだ)。運がいいというか、恵まれていた というか。

思ってたよりもお客は多かった。チェロアンサンブルでこんなに人が入るとはね。

7/14(月)

居酒屋たむら営業中。何と、これまで見たことがない赤提灯がぶら下がっている。
今年はひと味違うぞ、居酒屋たむら。

と思ったら、9時に提灯が消えた。頑張れたむら!これからぢゃないか!

7/13(日)

演奏会情報
アンサンブル・アラカルト有志による演奏会

今週の金曜日7/18(金)、午後7時より東北銀行盛南プラザ支店ロビーにて、 アンサンブル・アラカルト有志による演奏会を開きます。定員40名 です。(申し込み締め切りは明日の 月曜日だったような)お問い合わせは東北銀行盛南プラザ支店019-635-9111(代) までお早めにどうぞ。

塾長もちょい役で弾きます。


今年も玄関に羽アリが大量発生している。解せないのは、 玄関にしか大量発生しないことだ。餌になりそうなものが思い浮かばない。 台所に行ってもたいしたものがないとわかってるのだろうか。


ぐがががががが。また入金を忘れてカードが使えなくなった。 たった数万円のことで凍結しないでください、天下のVISAカード様。 世の中にはたった数万円を出すことすら躊躇してしまうような貧民 (塾長もその中に入る)がいるのです。


カブを洗ってワックスをかけて、空気も入れた。 1280円で買った空気入れのゲージがおかしいからなのか、これまで 空気をちゃんと入れたことがないからなのか、タイヤがやたらと パンパンに張っているような気がして恐い。
だれか、適正な空気圧を測ってくれい。

7/12(土)

大分のニュースを見てると「猿どもが玉座を目指して登っていく。 玉座が泥の上にあるかもしれないのに。 いや、玉座が泥でできているかもしれないのに。」 というニーチェの言葉(引用極めて不正確)が頭に浮かぶ。

偉くならないとできない仕事があることは承知している。 何かをやり遂げたい人が、しゃにむに登っていこうという姿勢を持つのは自然なこと だ。今回の件は、やり遂げたいことがあまりにちっぽけだということが問題なのだ。 手段も、目的もちっぽけだ。たかだか数百万で昇進できる。 それで登った先が、たかだか小学校の校長だったり、 教育長だったり。

残念、その程度の玉座では子供にも大人にも夢を与えられないな。 顔洗って出直してらっしゃい。


チェロ教室の生徒が「チェロ演奏への道」(シュタルケル)という CDを持ってきてくれたので、さっそくパソコンにコピーして聴いてみた。

他の楽器でこういうCDがあるのか知らないが、チェロ界において存在だけは 割と知られているCDである。チェロの練習曲が延々と続く、かなり(当時としては)珍しい ものだ。20秒から30秒で終わるような、チェロを初めて一ヶ月か二ヶ月ぐらいの 生徒に与えられる練習曲から始まって、ポッパーやグリュツマッハーのような、 ほとんどの生徒はやらずにすむ難しい練習曲で終わる。チェロ道 を世界のチェロを弾く生徒たちに示した、怪演である。学生時代に ある上級生(チェロ弾き)が「シュタルケルってゲテモノ弾かせたらぴかいちなんだよね。」 と言っていたのを思い出した。

この人って、難しい曲を弾くだけじゃなく、軽々と弾くんだよね。それがすごい。 最近の若いチェロ弾きは上手い人が多いんだけど、シュタルケルみたいにアスリートとして 完璧な技術を持っている人は見ない。とにかく何でも弾けます、でも無駄な力は 一杯使っています、文句ある?ちゃんと弾けてるでしょ、というタイプの 奏者が増えているように思う。20世紀の中頃まではそういう、美しくない (無駄な力が入っている奏者はフォームが汚い)チェロ弾きは有名な人の中には ほとんどいなかった。塾長は動きが美しくない人は、音がきれいでも嫌い。 シュタルケルは、最短距離、最小仕事で最大効率を上げるという、 肉体労働者としての理想だと思う。自伝の中で「体の中にあるテンションを一つ一つ 取り除く人生だった」みたいなことを書いているが、まさにそれだ。 技術的な完成度の高さはシュタルケルに及ばないが、カザルスも自覚的に テンションを取り除くという作業をしたチェリストの一人だ。彼の演奏も 動きが美しい。音楽はどうしても好きになれないけど。 自覚的な努力って別にチェロに限ったことじゃない。 中高生って、ちょっとそういうことに注意するだけで学習効率がすごく上がる んだけど。こればっかりは塾長の能力の範囲外だわ。

先月の演奏会でご一緒させていただいたプロのチェリストの方が「堤先生 (堤剛氏、シュタルケルの高弟)は暇があるとポッパーとかグリュツマッハーとか 弾いてるのよね」と言っていた。それに影響を受けたわけではないが、 今日はずっとポッパーとグリュツマッハーを弾いていた。昔よりは楽に弾けるように なってきているけど、やっぱり難しいわ。親指の皮が真っ赤になってむけてきたよ。

自分が苦労したパッセージでシュタルケルも苦労しているのを聴いて、 なんだかほっとしている小市民、塾長。

7/9(水)

市政記者クラブ観察日記

今日の夕方行ってみたが、鍵がかかっていた。
お昼寝が終わって、帰っちゃったのかな

7/7(月)

落ち葉マーク付きのタクシーを発見。すごく不安だ。

車についているステッカーは意味不明なものが多い。
「子供が乗っています」で、どうしろというのだ。子供が乗っていようがいまいが こっちには関係ないことだ。
「踏切では停止します」当たり前だろ。
あとは落ち葉マーク。若葉マークの車ならこれから上達していく若い人が 乗っているのだろうと、ほほえましく見守るのだが、これから上達する 可能性が全くない人が乗っている車に対しては「高速道路逆走する前に とっととリタイアしたら」と思ってしまう。


サミットには、世界賢人会議並みのバカバカさを感じる。 わざわざ一カ所に集まって頭つきあわせなくてはならない必然性が全くわからない。 偉い人や賢い人は何が問題で、どういう解決策があるのかわかってるんじゃないの。
オリンピックの予行演習?


市政記者クラブ観察日記

今日も市政記者クラブを覗いてみた。三日連続で、のべ4人全員が爆睡なさっている。 今のところ爆睡率100パーセントだ。記者クラブに詰めている人々は 窓際族扱いなのかね。

7/6(日)

「地球温暖化防止のため、クールビズを実行しています」

そうじゃなくて、経費節減のためだろ。何でもかんでも 環境のせいにするんじゃねえ。全くもって無責任だ。塾長に 言われたら終わりだよ。


石油ヒーターに残った石油はシーズンを超える前に使い切らないと 劣化して、ヒーターに悪い。で、遅ればせながら教室にある石油ヒーター の残り油を使い切ったと。

室温36度!こんなの盛岡じゃない。

7/5(土)

「人生は、成熟ないし進歩というものが全く保証されていないところ におそろしさがある。」(三島由紀夫)

塾長に対する当てこすりか。


ジュンク堂で本を何冊か買ってきた。全部お仕事用のものばかり。

数学オリンピック事典(朝倉書店)18000円
速読速聴英単語Daily1500(Z会)1900円
速読速聴英単語Core1900(Z会)1900円
速読速聴英単語Advanced1000(Z会)2100円
09全国大学入試問題正解英語(旺文社)4600円
09全国大学入試問題正解物理(旺文社)4600円
09全国大学入試問題正解化学(旺文社)4600円

しめて4万円弱といったところか。必要経費だと自分に言い聞かせて、 何とか金をひねり出した。

それより、ジュンク堂の洋書コーナーがなくなっていたのがショック。 英語ネタを探すのにいい場所だったのに。それほど品揃えが 充実していたわけではないのだが、有名な作家の本がとりあえず立ち読み できるという場所は他にないのだ。「取り寄せもできますが・・・」 という店員の言葉もむなしい。中身がのぞけないなら、アマゾンで十分なの。
売れない、ってことなんだろうけど、このまま専門書コーナーの品揃えまで 貧弱になるならもうジュンク堂にはおさらばだな。近くのM's書店でいいや。 せっかく結構な銭を投資してきたのに非常に残念。盛岡は文化的な 街なんじゃなかったのか。学生がちゃんと本を買わないからいけないんだ。 何を書いても愚痴になる。

石原学舎の目的の一つは、ああいうちゃんとした本屋さんに喜んで通う (そして必要に応じてきちんと投資する)高校生や大学生 を育てることだ。文化ってのは若者が積極的に関わっていくような 土壌がないと育たないし維持できないものだ。
公立図書館がしっかりした蔵書をそろえていれば、雑誌書店 だけで十分なんだけどね。ちなみに高松図書館の蔵書は結構すごい。 誰が読むんだろう、というような専門書が(少なくとも物理に関しては) 置いてあるし、文学シリーズもしっかりそろっている。それに比べて アイーナはなんだ、アイーナは。あれで県立図書館だというのだから笑える。 普通の中・高校生に読める本しか置いてないじゃん。文化的、とはお世辞にも 言えませんな。

7/3(木)

お茶を入れたら、急須の中がきれいに泡立っていた。

どうやら、急須を洗った後すすぐのを忘れていたようだ。 危ない危ない。学生時代の石鹸カレーを思い出してしまった。


記者クラブってのはえらく暇そうだ。 こないだ覗いてみたら、二人の野郎どもがソファの上でトドみたいに 寝てたぞ。

全くいいご身分だよ。あの部屋にある エアコンやテレビの電気代が税金から支払われているってことは ないよね。ちゃんと新聞社が光熱費を払ってるんだよね。


信号待ちのときにウィンカーを出さない車を見ると蹴飛ばしたくなる。 曲がる瞬間にウィンカーを出しても意味ないだろ。塾長は何か 間違ったことを書いているのか?

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