10/31(金)

明日、一戸の小学校でチェロを弾いてくる。相方のピアノの人から 「練習しとけ」というメールが来た。塾長がこういうことを言われる のはすごく珍しい。基本的に練習の虫なのだ。
今回は少し見込みが甘くて、実際少し練習不足気味だ。 いつもながら不安な舞台を迎えることになりそう。


英検一級一次試験の結果が発表された。塾長は合格。 得点は以下のようだ。

語彙・文法・・・19/25
読解・・・26/26
聴解・・・28/34
作文・・・20/28
総合・・・93/113

今回の合格最低点は79点だった。割と余裕を持って通過できたなあ と。作文はかなり適当に書いたのだが、 三年ぐらい前に受験したときも良くなっている。前回の方がずっと 時間をかけていい作文が書けたはずなんだけど。基準がわからない。

これで11月16日に仙台入りしなくてはならなくなった。どうやって仙台に 行こうか?前日から行くか、当日にするか。二次試験の受験票が届かないと、 午前か午後かもわかんないんだよな。

もっと大きな問題は、一次試験の受験票が見あたらないということだ。 面接試験には両方必要なんだよなあ。

10/30(木)

百年に一度かもしれない大恐慌だとさ。麻生とか 小沢とか、自民とか民主とかいうレベルの話じゃないんだよな。 緊張感のなさに脱力感を覚える。
選挙の時期がわからないことによって影響を受けるのは選管の人々ぐらいだ。 あんだかえらく小せえ話になってる。終わってるよ。
それにもかかわらず、毎日頑張るのが庶民としての矜恃さ。

金融・経済については明るくない塾長なのだが、「公的資金導入」「日銀(or FRB) 介入」というニュースを目にすると「本当に大丈夫なのか」と思う。 政府が介入することによって現状を打開する、というアイデアは、安定状態 あるいは定常状態の存在を仮定した上で、摂動としての政治介入をする ということだと塾長は理解している。
しかし、そもそもこれほどにまで相互依存が大きくなっている現代社会 において果たして安定な状態が存在すると言っていいものなのか、 摂動としての政治介入が予定された効果を生むものなのかどうか、 すごく疑問だ。

経済学者の皆様はどういう風に現状を分析しておられるのだろう。


抱えきれないほどの荷物を抱えてしまって、ボロボロと荷物を落としている 最近の塾長。何か大事なものを落としていないかが心配だ。

10/28(火)

先週の土曜日から昨日まで学生時代の友人が盛岡に来たので、 岩点県内をぶらぶらしていた。塾長は車を運転できないので ずっと助手席で楽ちんに過ごしていた。こういうときは 免許がないのもいいなあと思ったりする。長時間の運転は相当疲れるはずだ。

観光地の土産物屋はどうにかならんもんだろうかと思う。 観光地そのものはそれぞれに特徴があって面白いんだが、 土産物屋はどこに行っても似たような顔をしている。 きれいな景色の横に薄汚れた、あるいはその場にそぐわない 建物があるのはもう一つだ。せめて、建物のデザインをそろえるとか してほしい。
スキー場にあるような建物ばかりでは残念すぎる。

今回は念願かなって中尊寺にも行ってきた。 平日の昼間だというのに人が多くてちょっとびっくり。ツアーの おじちゃんおばちゃんやら修学旅行生やらでごった返してたよ。
世界遺産なんかに登録された日にゃ、どうなることやら。 雰囲気を守りたいなら、世界遺産に値するような環境を守りたいなら、 絶対に登録なんてされない方がいいと思うな。
すでに下らない土産物屋や飯やが並んでたりするので手遅れと言えなくもないんだけど。 ああいうもので観光客を呼び込んで儲けてやろうなんてことを考えてはいかん。 金が必要なら、国がちゃんと金を出せばいいだけのことだ。

10/22(水)

鈴木秀美氏のチェロリサイタルに行ってきた。 ダンピングチケットが出るかと思ってずっと待っていたのだが、 結局出なかったので当日券を買う羽目に。ハイリスクハイリターンって感じ。
バロックチェロを聴くのははじめてだし、ピアノフォルテを聴くのもはじめてで すごく新鮮だった。

特にピアノフォルテが面白い。音量はフルコンの三分の一ぐらいで、 残響時間は二分の一ぐらい。だから低音が残りすぎず、チェロの音もよく聞こえる。 フルコン相手にチェロを弾くと、でかい鐘のなかで弾いているみたいで 全然自分の音が聞こえないし、客席にもチェロの音なんて届かない。
今日の鍵盤奏者はペダルのコントロールも絶妙で、音階が濁るようなことも ほとんどなく、滑舌のいいベートーヴェンを聴かせていた。

ガット弦は「柔らかい音」と形容されることが多いが、僕の聴いた印象は エッジの効いたはっきりした音という感じ。自分で弾いていて思うのだが、 エッジが効きすぎると音が裏返るようだ。滑舌が良すぎると舌を噛むみたいな。

ピアノフォルテがあの時代の曲を弾くのに最適であるかはさておき、 現代のピアノでモーツァルトやベートーヴェンを聴くときの違和感が 根拠のないものでないことがわかったような気がする。 すべての音符にヴィブラートをかけた演奏が気持ち悪いのとよく似ているのだ。 どの音符もそんなにきらきらしていていいわけがない。
そうは言っても、現代のピアノ以外に選択肢がある訳じゃないしね。 ソナタが好きな塾長としては悩ましい。

10/20(月)

昨日の続き。
英検1級筆記試験の公式解答が発表されたので、自己採点してみた。こんな感じ。

語彙・・・19/25
読解・・・26/26
聴解・・・28/34
合計(英作文除く)・・・73/85

英作文も含めた合格点が大体80/113ぐらいなので、一次試験は通った とみていい。二次試験は仙台なんだよなあ。行くのが面倒くさい。
でも、Gerryに勉強を手伝ってもらえる最後のチャンスっぽいので、 一発で合格するよ(一次試験の合格は一年間有効なのだ)。

10/19(日)

宣言通り(?)英検一級を受けてきた。
「自動車やバイクで来ちゃダメです」と受験票に書いてあった けど、カブで行ったぞ。カブはバイクじゃなくて原動機付き 自転車なのです。大体、 あんな交通の便の悪いところで試験やるのに 車で来るな、もないもんだ。車やバイクで来てほしくなけりゃ TOEICみたいに会場と駅を結ぶ特別バスでも走らせろよ。

まあ、相変わらず白百合は広くてきれいな学校で、本当に羨ましい。 僕が勤めていたクソ高校とはえらい違いだ。やっぱ選択を誤ったなあ。

試験終了後、アメリカ人の友達のうちに行って、飯を食いがてら 自己採点(アメリカ人と辞書を使っての自己採点だから割と信頼できる、はず) をした(まだ公式解答は出ていない)ら、語彙と読解で 45/51ということで、ここまではまずまずだ。残念ながら 準一級を受けたときと同じでリスニングが全然ダメだったので、 まだどうなるかわかんない。とりあえず聞こえてはいるんだけど、 30秒前に聞いた内容をさっぱり覚えていないんだよね。緊張感が 足らないんだろうか。

10/18(土)

ジーンズのチャックを開けたまま午前中過ごしてしまった。


今朝、ガソリンスタンドの料金表示を見たらリッター145円だった。
さっき、ガソリンスタンドの料金表示を見たらリッター144円だった。

こないだも一日のうちに値下げされてたなあ。ちなみに灯油がようやく リッター97円まで下がった。これはちょっとだけいいニュースだ。 それでも去年に比べるとリッター十五円ぐらい高いんだよな。

10/12(日)

行方不明になっていた青いスリッパのうちの片方がサンルームから 発見された。
先月遊びに来た悪ガキのKZね君か、HRき君の仕業に違いない。


業務スーパーに置いてある、野菜ミックスの袋にこんなコピーが。

安全!国内製造!安心!

でも原産国は中国なんだよな。中国国内製造ってこと?


カブの師匠I本さんとカブでぶらっとしてきた。 岩山展望台にはじめて登った。この季節は空気が秋だ。 爽快。

岩大の中にこんな建物があるとは知らなんだ。

10/11(土)

岩手医大眼球銀行というのがあるらしい。鬼太郎のオヤジが 金庫の中につまっている光景が頭に浮かんだ。

塾長はやたらとカタカナを使う昨今の日本語事情を憂えている人間の一人であるが、 ここは普通にアイバンクを使った方がいいんじゃないかと思う。


大家さんが来て、うちの庭を占領している雑草と、一部の木を切っていった。 いくら何でも荒れ放題がひどすぎるということなのか。

二年続けて人に草を刈ってもらった。ワンルームに住んでいたときでさえ 自分の部屋をきれいにできなかった塾長が、5LDK庭付きの 家を管理できるはずがないのだ。
と開き直ってみる。

追記・・さっき外に出てみて驚いた。見事までに刈り込まれている。
床屋で「短めにお願いします」と言ったら、つるっぱげにされたときのような 衝撃だ。

10/9(木)

チェロ教室の生徒から、"ヘタリア"という漫画を貸してもらった。

もっと歴史の勉強しろってこと?

10/8(水)

昨日の続き。
実は塾長と益川教授は同じ高校出身なのだ。 名古屋市立向陽高等学校なんて、愛知出身の人以外は 聞いたこともない無名校のはずだ。これまで輩出した 有名人は故岡田有希子ぐらいだ。
あんな三流校からノーベル賞受賞者が出たことは、 地方の公立高校に通っている生徒達にも勇気を与えるんではないか。 高校はダメダメでも、大学以降頑張れば何とかなる、みたいな。

彼らの業績については色んなところで(いい加減な)解説(もどき) が書かれているので、わざわざまた不正確なことを書くこともないと 思う。とりあえず、京大に塾長がいた頃の益川教授のお話などを書いてみよう。
益川教授の講義は難解であることで有名だった。特に物理数学特論の 講義は大学院生が聴講してもちょっときついかも、というぐらいのレベルだった。 小柄な教授が早口で90分間まくしたてながら、黒板の前を10往復ぐらいして 一回の講義が終わったものだ。相対論的量子力学と、連続群論の話を、 割と数学寄りの論法で、一直線にしていたように記憶している。 途中の計算を省くことはほとんどせず、そのため板書の量は膨大で 書くのも読み返すのも大変だった。内容が理解できるようになったのは 大学院に入ってからだ。今となってはあの辺りの計算はスラスラできない。 筋トレみたいに毎日触れていないとだめなんだよな。
益川教授の講義には試験がなく、単位の認定はレポートでされた。 15問ほどの課題から1問選んで解答するという、極めてシンプルなものだ。 塾長が単位をもらうちょっと前までは正解が出せれば確実に単位を もらえていたのだが、塾長の頃は「同文のレポートは0点とする」 という但し書きが課題プリントに書かれるようになっていた。
なぜそうなったか。ある日、教授が北部食堂で飯を食っていると、 目の前に座っている学生が一生懸命に何かを写している。 よーく見てみると、自分が出した課題ではないか。 じーっとその学生を見つめると、その学生も教授の顔を見たのだが、 それ以上の反応はない・・・そこで教授は思った。 「担当教官の顔も知らない奴に単位をやっていいものだろうか?」
というわけで前述の但し書きがレポート課題にくっつくようになったと。

そんなわけで(?)、塾長の出身高校、出身大学、出身大学院からは すべてノーベル賞受賞者が出ていることになった。塾長の功績では 全然ないが、ちょっと自慢したくなる。北島康介が金メダルを取ったとき、 何となく「エヘン」と言いたくなったような感じか。

で、こういうときのインタビューとか新聞記事には必ずと言っていいほど 「子供の理科離れ云々」ということが書かれているのだが、 ガキどもを見ている塾長からするとちゃんちゃらおかしいや、 というのが正直なところだ。 ガキどもは基本的に理科が好きだ。理科と意識せずに取り組んでるのかも しれないが。
数学や理科を嫌っているのは、いや正確に言うと丁寧な論証をする ことを面倒くさがって楽なことばかりしているのは、我々大人 なのだ。一番大きな問題は大人の理数離れ 、思考停止なんだよ。
子供は大人の影響をものすごく受ける。数学、と聞くだけで顔をしかめる ような親の元では子供も数学や算数を嫌いになる確率がぐんと上がる。 親は、自分の苦手な(苦手だった)科目についても、それを子供の前では顔に出さない ようにすべきなのだ。 嫌いは伝染する。好きも伝染する。親は自分の好みを、たとえ無意識的にであっても、 強制するようなことをしてはいかん。

大体、中教審の曾野綾子が「自分の人生において二次方程式の公式を 使ったことなどない」と堂々と発言するような雰囲気自体がおかしい。 この発言は人類の成し遂げてきた大きな建造物を、一言でぶちこわすようなもので とても文化人、教育を論ずるような人間のものとは思えない。 塾長が「ホメロス長すぎるから役に立たん」と言ったらどうだろう。 曾野氏の発言はそれと同じくらい低レベルで、想像力と思慮に欠ける ものだぞ。
こういう人々が教育行政を動かす力を持っていたということが 本当に嘆かわしい。
子供は泣いている。

10/7(火)

ノーベル物理学賞は日本人三人。 抜群の結果を出して、取るべくして取った人々だ。 近いうちに雑記帳にも何か書こう。

10/6(月)

チェロを入院させた。指板をがっつり削ってもらって、ナットの溝を若干広げて もらって、ペグの弦を通す穴を若干広げてもらって、ペグを回しやすく してもらうのだ。

これで二三日はチェロを弾かずにすむ。


一高の数学はチャートきそを使っているので、 ちょっと興味がわいて買ってみた。
うーん、相変わらず面白くも何ともない参考書だな。 著者名すら出てないじゃん。学校でやるには丁度いいのかな。 解説がいい加減なので、教師の出番がある、みたいな。

塾長は受験生時代、研文書院の大学への数学シリーズを 使っていた。序文に書いてある「どのような大学の入試問題にもたじろぐことの ない実力がつくことと、大学における進歩とその後の専門分野の発展につながる ことを目指した」というふれこみにやられてしまったのだ。
当時、 このような志を持って書かれた参考書は他になかった。今でもない。 少なくとも普通の本屋に置いてあるようなものには。
参考書やテキスト の類はまず序文を読むべきである。志のない本はいくら問題の解き方が鮮やか であっても読む価値はない。わかりやすさに重きを置きすぎる傾向は 非常に危険である。そもそもそんなにすらすら理解できるほど簡単なことを やっているわけではないのだから。わかったつもり、というのが一番困る。
石原学舎の方針はこのシリーズから大きな影響を受けている。
その後、新しい指導要領が実施されてカリキュラムが新たになる度に 新しいバージョンを買い続けてきている。ゆとり教育用の現行バージョン が三シリーズ目だ。この参考書は、塾長が使っていたものの、次のバージョン が塾長の知る限り一番優れている。基本的な事柄についての説明と 問題演習のバランス、題材の配列が絶妙である。難しい参考書だという 評判が一人歩きしているようだが、チャートきそレベルの問題も 入っているし、解説もしっかりしているし、なぜ学校でこれを使わないのか がよくわからない。

もう一つ、最近結構面白いと思っているのが東京出版の「一対一対応シリーズ」 だ。こちらは薄っぺらいが極限まで無駄を省いていて、これはこれで 一つの見識であると思う。一を聞いて十を知るようなタイプの受験生に おすすめ。

分厚い参考書を全部やろうとするのは挫折率が高くお薦めできない、という 人もいるが、塾長はその分厚い参考書を受験生時代に二回以上やってるよ。 二回目は解く時間も短くなるし、一目でやり方がわかって、計算ミスも おそらくしないだろうという問題はとばすようにすれば、そんなに時間は かからないはず。最初から無理だと思っていてはいつまでたっても 何もできるようにならんよ。

10/5(日)

夜、ジュンク堂に行って帰ってきたら、丁度車庫の中でカブの走行距離 が10,000kmに到達した。地味だ。すごく地味だ。
本当は先週か先々週の土日に、ちょっと遠出をして10,000km突破 する予定だったのに。人生ってこんなもんだ。


昨日、昼間の職場のフットサル大会があった。 筋肉痛になる前に、太もも内側が痛くなった。 玉が蹴れなくなった。走れなくなった。 全然疲れてないのに役立たずだ。

自分の身体がよくわかんない。

10/2(木)

「英検1級プラス英単語」は結構いい。 過去五年分の語彙問題(単文の空所に単語を入れる問題) が全部と、それを模した練習問題が1.5倍ぐらいの分量入っている のだが、過去問に出てきた単語が練習問題の方に (おそらく意図的に)出てきて、復習がしやすい。

こういう形で単語の復習ができると効率的なのだが、 長文でそれをやろうとすると、重複する単語のある 文章を探すのがすごく大変なのだ。「プラス英単語」は 単文の寄せ集めなので、人為的に復習ができるような例文を 作ることができたんだろうな。
単語用のオリジナルテキストを作るのは時間がかかりそうだ。


ガット弦はようやく少し安定してきた。よくよく見てみると、 駒が曲がっている。ペグを使うことによって弦が大きく伸び縮みをするので、 どうしても駒に負担がかかるのだ。

ガット弦は発音が悪いと聞いていたが、むしろレスポンスは良い。 調弦が難しいのと、高価であることが問題だ。

10/1(水)

スペシャルドリンクを入れている水筒のパッキン付近に カビが生えてきた。洗剤で洗っても落ちないので ワイドハイターをかけてみたら、カビはきれいに落ちた。

ワイドハイターの臭いが落ちない。


パソコンのメモリを4GBにしてみた。
何の変化もなし。もともと机一つで十分な作業しか してないのに机を四つ持ち出してきても作業効率が 変わるはずもないんだよな。

どうも最近頭が悪い。


うちの近くのガソリンスタンドはレギュラーが155円になった。 確かに安くはなってるんだけど・・・

馬鹿みたいに値上がりして、そのあとちょっと値下げすると「値下げされました」 ってあんた、半年前は120円ぐらいだったんだよ。生活必需品の価格が 乱高下すると感覚がおかしくなっちゃうね。


チャリに乗ってるときも、バックミラーがあるはずのところに目がいってしまう、 すっかりカブ主の塾長であった。

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